三希房でランチにします。
九段下の中国料理の専門店。
実は先日、ここでランチをしようと思って、やってきた。
お店に入ったら、サービスの女性スタッフが青い顔をしてやってきて、「現在大混雑中でもしかしたら1時間近く商品提供するのに時間がかかるかも」って言うので、食べるの我慢した。
今までもかなりの繁盛店ではあった。
けれど最近、その繁盛に拍車がかかっているようで、今日もちょっと遅目の時間なのにほとんど満席で、スゴい賑わい。
近所に中国系の会社が最近できたのでしょうか。
中国語が客席のそこここから聞こえてくる。
商圏の性格がユックリ変わっていくコトは悪行おこる。
けれどこれほど急速に、街の性格が変わることってそんなになくてしかもこの店にとっては追い風。
その風の強さとスピードにちょっと振り回されてるみたいな雰囲気がある。
さてさて今日の昼ご飯。
今週の麺と料理を組み合わせて食べることができるセット。
それにサラダとご飯、漬物がつき1200円というちょっと贅沢、けれど値段に絶対みあう価値あるいつものオキニイリ。
麺は焼きそばと汁そばのどちらか一つでいつもは焼きそばを選ぶのだけど、今日の麺がなんと排骨麺というので汁そば選ぶ…、だって本当に好きなんだもん(笑)。
今日の料理は牛肉炒め。
薄切りにした牛肉を玉子の白身と一緒に揉んで、柔らかくして油通しをしたモノを、オイスターソースでコッテリ味に整え今日の主役を果たす。
キュッキュと歯ごたえ鮮やかなにんにくの茎と、かぼちゃの甘みでアクセントつけ季節の味に仕上げられてる。
肉を容赦なくやわらかくする術の見事で素晴らしきコト。
肉を顎で味わうために適度な歯ごたえ残して仕上げる西洋料理と、まるで真逆のなめらかに、これはこれにておいしい料理とウットリします。
ココの料理のステキなところが、サラダといえども妥協せぬとこ。
必ず魚介類か肉を細工してトッピングする。
今日は蒸し鶏。
細かく裂いてワンタンの皮と一緒に揚げて水菜と一緒にピリ辛ドレッシングであえて供する。
水菜の苦味と、パリパリ奥歯で何かが壊れる音と歯ごたえにぎやかで、ひと噛みごとに食欲が増す、オモシロイ。
それにしても排骨麺のおいしいこと。
熟成きいた細く縮れた卵麺。
ちょっとモサモサした食感で、ツルツルとした喉越しはない。
けれど上等、上品なスープがしっかりしがみつき、時間が経っても伸びぬところが、セットの一品。
つまり汁の代わりもなしてる汁そばの麺にはピッタリ。
メインの牛肉と同じくムッチリやわらかに仕上げられた豚肉に、カレーの香りがほんのり漂う。
カタクリ衣もトロンとなめらか…、スープを吸ってネットリ肉にまとわりついて、スープのうま味と肉の風味がひとつになってく。
茹でた玉子にチンゲンサイ。
量もほどよく、昼のお腹をたのしく満たす。
さすがに窓から入る日差しも弱々しくて、お店の中は涼しくはある。
けれどテーブルの上に置かれた急須には冷たいお茶がタップリ入り、白い陶器の肌にポツポツ、無数の汗をかいている。
四川料理のお店であるココ…、たまたま今日のボクのランチは辛味の少ない料理ばかりでけれど売れ筋料理は辛い麻婆豆腐や担々麺。
だから冷たいお茶はウレシイサービスとなる…、涼しい景色にニコリとなった、さてさて移動で仕事とす。
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