グッドモーニングカフェで朝をとろうと散歩をしました。
四谷四丁目から外苑通りをテクテク歩き、千駄ヶ谷の駅前抜けて30分もかからず到着。
お店の前の東京体育館は工事中にていささか道路が混雑してる。
緑に囲まれ、背の高い建物がほとんど無いからまるで郊外みたいな景色。
都心にあって、このロケーションを発見したというのもスゴい。
けれどそれ以上に、このロケーションで飲食店をしようと思った勇気がスゴいと感心します…、だって夜になると真っ暗になり、お店の周辺のほぼ半分は体育館や運動場でつまり飲食店のお客様がいつかぬ空間。
体育館で催し物があったとしても、そこに来る人がお店を利用するとは限らないですし…。
なによりそうしたところに集まる人がお店のおなじみさんになってくれるコトも無し。
だからこうした場所はなるべく避けるようにと。
飲食店の立地選びのそれが定石。
けれどここ。
ワザワザここを狙ってやってくるお客様がほとんどなのです。
都心にあってこれほど「気持ちのよい空間」はなかなか無いから。
立地がまずは気持ち良い。
お店の奥にテラスがあって、どこにいても外の気配を味わえる。
マンション・ビルの一階にあって、なのにまるで一戸建てみたいな感じがするのが得難い感覚。
すわり心地のよい椅子がある。
しかもソファがあったり、書斎風のワークデスクもあったりもしていろんな気持ちにピッタリとくる。
ご婦人方の遅い朝…、私服で仕事をする人たちが、朝食兼ねたミーティングにとオモシロイほど多彩な人が多様な顔でやってくる。
料理も良いのでありまして…。
スーパーエッグモーニングなる、ココの一番売り物の朝食セットが今日の注文。
一番人気のようでもあって、周りの人もコレをたのんでニッコリしてる。
健康的に飼われた鶏の健康的な玉子を2個。
目玉焼きか、スクランブルエッグにしてもらえ、ボクは迷わずスクランブルエッグをえらんでたのむ。
アイスコーヒー飲みながら、ユックリ待つとやってくるのがこのひと皿。
ツヤツヤかがやくうつくしき様…、朝日を受けて玉子が輝くごとくであります。
トロンとしてはいるのだけれど、生なところはどこにもない。
すべてキレイに熱が入って焼けている。
…、んだけど、その焼け具合が絶妙。
鍋の上にバターと溶いた玉子を注ぎ、あまりゆすらずやさしく焼いているのでしょう。
鍋に触れたところはフッカリ。
フワッと焼けて、スフレのようになっている。
けれど鍋に直接ふれてないとこは、トロンとなめらか。
口に含むとフルンと揺れて、舌の上で踊るようなたのしき食感。
好きだなぁ…、ボクが玉子に生まれたら、ココのスクランブルエッグになりたいって思ったりする、オキニイリ。
塩がほどよくほどこされていて、そのまま食べても十分おいしい。
玉子のうま味がトロンとにじみだす美味で、けれどそこにケチャップをプチュっ。
酸味と甘みがほどよく馴染み、お腹の中に朝がくる。
パンがこれまたおいしくて、若干きめが粗めに焼けて仕上がっている。
それを強めのトーストにする…、すると表面サクッと歯切れ、噛むとモッチリ、ほどよく粘って小麦の風味が鼻から抜ける。
食感豊かで噛みごたえがあり、けれどネトネト、あとをひかないところがステキ。
無塩バターも上等で、舌の上でサラッと溶けて乳の香りがうま味に変わる。
ココでこのまま一日仕事ができたらどれほどステキだろう…、って思ってニッコリ、さてさて移動で朝の仕事に向かいます。
関連ランキング:カフェ | 千駄ケ谷駅、国立競技場駅、北参道駅
[3回]
PR