池袋から次の目的地の秋葉原に向かう途中に、ちょっと目当てのモノがあってそれで御茶ノ水で途中下車する。
神田明神さんの鳥居の脇にある甘酒茶屋「天野屋」なる茶店。
民家をそのまま使ったようなひなびた風情が都心にいることを忘れさせてくれる名店。
冷房なんか聞いてないのに、周りの木々で冷やされた空気がとても気持ちよく、チリンチリンと風鈴の音が流れてくるたび、体感温度が下がってく。
そこの甘酒氷を食べたくて、それでわざわざ途中下車。
テクテク歩いて汗かいて、なのにお休み。
年中無休のはずの神様も暑さに負けて、しばし休憩というコトでしょうか。
ご自愛ください。
残暑お見舞い申し上げますでございます。
もともとココは年中甘酒がおいしいお店。
冬は熱々、夏はひんやり冷やして飲む。
やさしい甘み。
ほんのり香る麹の風味が自然な美味を口にごちそうしてくれる。
それをタップリ、フワフワ氷にかけてシャリシャリ、スプーンで味わう。
早く食べないと溶けて冷たい甘酒ジュースになっちゃうから、急いで食べても不思議と頭がキンとならない、それを目当てに歩いてけれど今日は残念ありつけず、次の機会をと近いながら、またまた汗ふきテクテク歩く。
秋葉原にて少々野暮用…、友人がそろそろリンゴ世界にデビューしたいというのでそれでMacBookの購入からセットアップにインストラクションをいたしましょう…、と。
行動の前に傾向と対策たてるためにと喫茶店で汗をぬぐった。
カフェモコという店…、間口の狭い小さく見える、けれど何層構造にもなったウナギの寝床のようなお店でスタバみたいなセルフのコーヒー専門店。
半地下になったところにお気に入りのソファ席があり、そこにいると時間が経つのも忘れる秋葉原一オキニイリのカフェであります。
そのオキニイリに座ってちょっと小腹満たしにとホットドッグを頼んで分ける。
何種類かあるホットドッグの中でも一番好きな「ピザドッグ」。
たのむと、一言。
10分ほどお時間頂戴いたします。
注文してからきっちりひとつひとつを作り上げる、ココのホットドッグはファストフードのお凌ぎじゃなく、わざわざ来るにふさわしい料理であります。
大きなお皿の端から端。
しかも一番長い対角線上に身を横たえる、ソフトバゲット風のパン。
表面パリパリ。
さっくりしてて、中はムッチリ、歯ごたえたのしい。
真ん中に一本すすっと切れ目を入れて、中にタップリピーマン、玉ねぎ、ソーセージ。
ピザソースを塗り、タップリチーズを入れて焼く。
四角いテフロン加工の天板でオーブンの中でやくのだろうけど、天板一杯に溶けるチーズを盛ってやき、それがパリパリ、おせんべいみたいに焼き上がってる。
サイドについてるビスケット…、ちょっと小さめのモノではあるけど、それとの対比でわかるようにかなりの大きさ。
けれど飽きずに最後まで、もぐもぐパリパリ食べられる。
実はコレ、海外の旅行雑誌や秋葉原系のニュースサイトでよく取り上げられるお店のようで、外人観光客が次々やってきてたのんで写真をうれしそうに撮ってる姿をよくみます。
今日もそうした人たちに、混じってパクパク、やめられない。
方針決まって、それから買い物。
ベストプライスで無事手に入れて、もしこの店のあの席が空いていたらばもう一度、ここで設定いたしましょうって恐る恐る覗いてみたら、空いていました!
お店の人がボクらの恐る恐るを見て、「何かお忘れ物でらっしゃいますか?」。
って、聞くからいえいえ戻って来ましたって言ったらニッコリ。
お待ちいたしておりました…、って。
なんだかたのしい。
たのしいついでに甘いサンドイッチをたのんで食べる。
ホットドッグ用のソフトバゲット。
それをカリッとまず焼いて、バターをタップリ。
トロンとはちみつ。
サイドにホイップクリームとチョコシロップをタップリ添える。
はちみつでツヤツヤしているパンを掴んでそこにクリームをのっけてパクリ。
サクッと歯切れてジュワッとバターがしみだしてくる。
バターの塩味が口に広がり、それをおいかけ、はちみつの甘みがゆっくりおいかけてきてトロンとクリームがとろけてきえる。
体の疲れがほぐれるような甘いゴチソウ。
そこですかさずポテトチップスを口に含むと、油と塩のうま味が甘みに混じってなんともおいしい大人なオヤツでござる。
たのしい時間があっという間に過ぎていく。
関連ランキング:カフェ | 秋葉原駅、末広町駅、岩本町駅
[3回]
PR