昼、どうにもこうにも魚が食べたくてしょうがなかった。
水道橋の会社に出る前、ならば九段下にあるこのお店。
「魚鐵」さんで魚の定食たべましょうと。
ちょうど開店直後の時間で、お店に入るとそれでもすでに10名ほど。
開店を待ちかねて、やってきた人たちでにぎわっている…、繁盛店。
街の角っこ、二階以上が住居になってて、ここから動かずずっと商売してきたんだろうって思わせるとこがまずステキです。
カウンターの奥に厨房。
そこで焼き物や煮物が仕上がっているのだけれど、カウンターにはネタケース。
その内側にまな板があり、そこでずっと刺身をひいてる。
それがおじぃちゃんとおばぁちゃんなのですね。
ずっと体を動かして。
いっときたりとも休むことなくリズムにのって魚を刺身にしていく姿。
ニコニコ笑顔を見ているだけで、あぁ、いいなぁ…。
今日はおいしい魚を食べるコトができるに違いないって確信できる、オゴチソウ。
当然、自慢は刺身で全部で10種類ほど定食がある。
今日のおすすめはイワシの刺身…、と。
そうおじぃちゃんは言うのだけれど、実は生の魚はそれほど好きではないのです。
寿司は好き。
文句なく、寿司ならいくらでも食べられるんだけど、刺身はたくさん食べれない。
水っぽいとでもいいますか。
ある程度まではおいしく感じるのだけれど、ある分量を過ぎると突然、生臭さを感じてしまって魚が嫌いになってしまう。
ココの刺身はすごい量。
ボクの許容量をはるかに超える量だから、それで焼いた魚か煮た魚。
どちらかメインでたのしもう…。
オススメは?っておじぃちゃんに聞いたらば「それなら、ナメタガレイの煮付けにしときな!」って。
ならばそれ。
即答しまして、やってきたのがこの料理。
一番手前に刺身の盛り合わせがやってまいります(笑)。
とは言えこれはサービス品。
一品料理の刺身にならない、端材をあれこれ盛り合わせてる。
その分量と種類の豊富でタップリなコト…、安い居酒屋ならこれにご飯に味噌汁で刺身定食にしてしまうほどの充実ぶり。
マグロの赤身にこはだにサバ、軽く炙ったサワラにホタテにイカにタコと、多彩で多様でしかもどれもがキトキト、新鮮…、ご飯がモリモリ進んでく。
そしてメインのナメタガレイの煮付けでござい。
お腹の部分の分厚い切り身…、こんもり盛り上がってプリッと肉がせり上がる。
箸を当てるとホロッとほぐれる身離れのよさ…、魚の皮で唯一パリッとしていなくとも食べることができるのがカレイの煮つけのトロンとなめらかな皮でござって、それも一緒にご飯にのせて、フルッと食べるとネチッと肉が奥歯で潰れる。
お腹に大きな玉子を抱いて、それがプチプチ、こわれて崩れてうま味を発する。
甘さ控えめの江戸前の味、煮汁をご飯にかけながら、ザブザブ食べてお腹を満たす…、コレにおいしいひじきの煮つけと自家製白菜の浅漬ついて1400円という剛毅な値段。
魚を食べた!と満足します…、ブリの塩焼きも旨そうだったとまたこなくっちゃって思う昼。
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ちょっと体がお疲れ気味で、ビタミンCを供給しようと、エクセルシオール。
ブラッドオレンジジュースを飲んだ。
オレンジなのにオレンジの色をしていないコレ。
オレンジなのにオレンジのような味をしてない不思議な飲み物…、はじめてみたときにはドキドキしながら飲んだものでありました。
酸味がやさしく、甘みがスキッと後をひかない、スッキリとした飲み口でしかもサラッと後味もよい…、体がゴクゴク、栄養飲み込み明るくなっていくような気持ちがします。
そして仕事にレッツラゴ!
[3回]
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