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2024/11/21 (Thu)
梅とおかかに牡蠣チャウダー
おむす人にておむすびひとつ、テイクアウトする。
梅とおかかのおむすび一個。
それにおかずセットを付けて下さい、とそうお願いすると鳥の唐揚げとコロッケがつく。
透明パックのその中が、たちまちお弁当みたいになってにぎやかになる。
ニンニク使わず醤油と生姜の風味でキッチリ味を作ったここの唐揚げ。
冷えてもおいしい。
ガッシリとした歯ごたえたのしく、香ばしくって揚げたて風味が長持ちするのに関心します。
それにコロッケ。
ジャガイモの中に味を強めにほどこした豚挽き肉がタップリ入った、だからそのまま食べておいしい。
お店の人が「ソースをかけておきましょうか?」って聞いてくれるけど、ソースをかけるとサクサク衣が台無しになる。
だからそのまま、サックリ食べる。
テイクアウトして持ってく先はスープストック。
信号一個分の本当に小さな小旅行。
通勤の人が駅からどんどん吐き出されてくる、その人波に逆行するよに右に左に人かきわけつつ、一直線にお店を目指す。
右の手元でカサカサ、おむすび入れた袋が擦れる音がする。
冷え込む朝。
プラスティックの袋も乾燥肌となる。
季節のスープをもらって食べます。
牡蠣のチャウダー。
とろみの少ないサラっとタイプで、牡蠣を含めて具材がみんなスープの中にとけ込んでいる。
だからサラサラ。
おなかの中にスッキリ、やさしく流れ込む。
牡蠣の鉄分が乳脂肪分にいたずらをして、灰色っぽいくすんだ色にスープがなってる。
冬の栄養、美味の色。
しっとりご飯のおむすび食べて、そしてスープで口一杯を温かくする。
体がほんわか、潤った。
ところで、さてさて、朝の頭の体操、いかがでせう。
左の画像。
一体、なににみえますでしょう。
猫の顔?
太古の地球の大陸図?
それともただの汚れジミ?
謎を解くのに、実はこのボク、かなりの時間を要しました。
必死になって考えつめてもなかなか答えが思いつかぬモノ。
一日おいて、頭をリセット。
ボンヤリ眺めていたらばなるほど、なるほど。
最近、はやりの「アハ体験」のごとく突然答えがひらめいて、一度見えたらもうそのようにしか見えぬ不思議ににんまりしました。
是非、みなさんにもそのにんまりのオスソワケをしてみたくって、なぞかけします。
答えのヒントは、「つづきはこちら」のところに貼っておきましょう。
やわらか頭の朝ごはん。
[0回]
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つづきはこちら
2009/12/16 (Wed)
朝食 : 和食
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めだかの学校、泡ミルク
神保町で朝から仕事。
それでひさびさ、
「おむすび茶屋」
で朝にする。
「メダカのがっこう」っていう農業生産者のNPO法人が経営しているおむすび屋さん。
生産者の顔が見える…、っていうお店が最近、増えては来たけど、生産者と完全に「直結」しているお店はこの東京には珍しい。
駿河台下の路地に面して、朝早くから営業してる。
田んぼを作ることからはじめる米作り。
当たり前のことなんだけど、なかなかそれが難しい「農業の基本」を守って出来た素性正しいお米を使ったおむすび屋さんをするにあたって、東京という街の「田」のつく街を探してそれでここに出店。
千代田区神田。
千代続く「田」でもあり、神の「田」であり。
なんともめでたい。
水道橋にいたころは、ここでおむすびを食べてテクテク、一駅散歩でむかえる朝で体のリセット、ときおりしてた。
場所が移ってここしばらくは、「おむす人」にておむすび買う人。
おむす人の大きくできてて「頬張る」ことをたのしむおむすびもいいけれど、ご飯の粒のひとつひとつを「味わう」ようなここのおむすびもまた趣き深い、おごちそう。
一本釣りの鰹をつかった鰹節。
「一本釣りの」とわざわざ唄うところにひかれて食べてみる。
昔、こだわりのうどん屋さんが出汁をひくのに一本釣りの鰹節指定で仕入れてた。
地引き網でとられた鰹は、鰹同士がこすれたり網で傷がついてしまってそのストレスが体に酸味やエグミを蓄えてしまう。
一本一本、釣り上げた物とはまるで別物の味なんですよ…、ってそう言う理由。
なるほど同じようなことにこだわる人がいるんだって、ちょっと感心。
一緒にシンプルの極みのおむすび、塩むすび。
塩の旨味をたよりに、だからご飯の味がそのままドッシリ、口の中に広がってくる。
それから味噌汁。
これも豆からこだわった自家製味噌を使った手作り。
出汁をあまり使わない。
具材の野菜と味噌の旨味で味わうとても素朴な汁で、最初はちょっと物足りない。
けれど一口、一口ごとにじんわり野菜の味が主張しはじめ、甘味がどんどん強くなる。
しみじみ味わうありがたさ。
ガツガツ食べて勢いづけるような料理じゃないけれど、お腹の底から力がジンワリ湧いてくる。
やさしいごちそう、朝とした。
打ち合わせ前の待ち合わせをかね、近所のスタバでお茶を飲む。
やさしい朝のご飯に続いて、やさしい飲み物いただこう…、と。
それでスティームミルクを飲んだ。
ミルクをエスプレッソのスティーマーで温めただけ。
泡が立ってる。
だから普通のホットミルクにつきものの、膜が出来ない。
乳脂肪の膜がネロンと唇に貼り付くかわりに、フンワリとしたミルクの泡が髭にフワッとつくのがたのしい飲み物。
キャップをとると、モワンとお乳の匂いが鼻を撫で回す。
ボクらの体を作ってくれるタンパク質のこの匂い。
実は昔、好きじゃなかった。
ロンパールームのお昼寝タイムのその前に、うつみみどり先生がみんな配って飲ませてくれるご褒美ドリンク。
それがホットミルクで、それをゴクゴク、口の周りに白い髭をつけながら飲んでるみんながとても大人に思えた。
今も一口目だけはちょっとウェってなるのだけれど、それを我慢できるとゴクゴク。
やさしい力がお腹の中に流れ込むのを、たのしむことができるようになりました。
大人になったネ…、って、自分を褒めてあげられる。
そんなご馳走。
お腹あったか、寒い朝。
[0回]
2009/12/15 (Tue)
朝食 : 和食
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回転朝食、有楽町
有楽町駅前の高架下。
JRの身内だからこその好ロケーションに出店している回転寿司。
駅の中やら周りやらに続々、出店している
「うず潮」ってチェーン店
のココがなんと、回転朝食をはじめてた。
東京駅構内にある系列店がずっと前からやっていた。
出張前のまるで時間のないときなんかに、重宝してた。
結構人気もあるようで、たまにウェイティングの行列ができていたりもするちょっと話題のコンセプト。
お店の外のポスターみると、11月1日から朝食時間の営業はじめた…、って書いてある。
同じ家賃を払うなら、ちょっとでも営業時間を延ばして売り上げ増やしましょう。
…、っていうのがチェーンストアの原理原則。
その際、人件費が余分にかかるということは棚上げしちゃう。
それが企業経営の残酷なとこ。
まぁ、しょうがない。
お店に入ると、20席ほどの小さなお店。
驚くほどに短いベルトが健気にまわるまるで回転寿司屋のミニチュアみたいなかわいらしさに、思わずニッコリ。
朝ということもあるのでしょう。
ベルトの中もレジの前にも女性が立ってる。
やわらかい。
座るとご飯と味噌汁と海苔がまずはやってきて、あとは3皿。
ベルトの上を流れてくるおかずの中から好みを選んで500円。
東京駅のお店とおんなじシステム。
料理はほどほど。
クルクル廻る20種類ほどの料理の中から選んだ、鮭の塩焼き、ぶり大根に冷奴。
悪くはない。
びっくりしたのがぶり大根に手を伸ばしたら、レジにたってた人がそっと近づいてきて、温めましょうか?って聞いてくる。
小さいお店ならではの、こうした気遣い。
食べ手としてはとてもうれしい。
電子レンジでチンしてホカッと湯気立てる大根、口に含むとクチャっとぶりの旨みをたたえた出汁が口一杯に広がっていく。
結構、いける。
ところでこの店、場所が目立たず苦戦してる…、ように思える。
回転朝食ってお客様がどんどん回転しなくちゃ儲からない。
限りなく出来立てのおいしい料理を回すためには、お客様が多く集まる場所じゃなきゃ駄目。
けれど、ここだと料理を廻せどお客様が回ってこない。
ちとかわいそうかなぁ…、ってそんなことを思ったりした。
電車を乗り換え千石につき、ビーズコーヒーでコーヒーを買う。
今朝は思いのほか暖かかった。
それにちょっと喉に潤いが欲しくって、それで冷たいコーヒーにする。
冷たいクセして香りが豊か。
深くてとても芳醇で、ゴクゴク飲むのが勿体ないほど。
空気と一緒に一口、含む。
ユックリ舌の上ころがしつつ、冷たい香りをまずは味わい、ゴクンと飲んでお腹の中から香りが戻ってくるのをたのしむ。
そして再び一口啜り、今度はジックリ。
口の温度にコーヒーが馴染んでくるのを待って味わう。
香りの変化。
舌のいろんなところに残ってしがみつく、渋味や苦みや甘味を感じる。
ちょうどワインをたのしむような、そんなそんな気持ちで味わうと水筒一杯のコーヒーで、丸半日が上等になる。
さてさて、仕事とまいりましょう。
[0回]
2009/12/08 (Tue)
朝食 : 和食
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Comment(2)
味付け海苔にジンジャーティー
喉の腫れぼったさがちょっと辛くて、それでなめらかなモノで朝をスタートすることとする。
新宿天金の朝朝食。
冷や奴としらすおろしという、一番スタンダードな組み合わせ。
今日はちょっと忙しかったのでありましょうか?
豆腐の角が崩れてて、とっちらかった様子が少々痛々しい。
その分、ネギと生姜がいつも以上にタップリで、醤油をかけてフルっと食べます。
ピトっと喉に豆腐がやさしく貼り付く感じ。
おいしい湿布。
しらすおろしの大根おろしがみずみずしくて、これまた喉の潤いとなる。
ご飯少なめ。
熱々の汁。
疲れた朝にはやっぱり和食が一番ですな。
ご飯を半分、汁かけにしてザブザブ食べた。
あったまる。
ところで先日、けんみんショーでおむすびに巻くのは味付け海苔か?焼き海苔か?って特集をやっていた。
おむすびに関してはうちは不思議と焼き海苔派。
塩で握ったご飯の味わいを引き立てるには、味付け海苔より焼き海苔よねぇ…、ってそんな感じで作ってた。
けれどおむすびじゃなく、ご飯をくるんで食べるための海苔。
それは絶対味付け海苔。
だからずっと家には海苔が二種類あった。
おむすび用の焼き海苔と、お茶碗ご飯用の味付け海苔の二種類で、それぞれが他の領域を侵すこと無く規律を守って共存していた。
なつかしい。
ここの海苔は味付け海苔で、もしかしたらそれがここを好きな理由のひとつかも…、って思ったりもした。
ありがたい。
それにしてもけんみんショーの節回し。
最近ますます、東京の食文化が標準で大阪って変わってるよね…、ってそんな方向性が顕著になってて、うんざりしちゃう。
多様であることはすばらしいコト。
…、であるはずなのに、「変わってることはへんてこりん」ってそう受け止めるあの人たちの感性が嫌。
いい番組なんだけどね。
テレビ番組全部がお笑い方向に向かっていかないと気が済まないのかもしれないなぁ…、ってなんだかちょっとなやましい。
それから移動。
新宿発、巣鴨経由の出勤の旅。
いつもはJRの駅からいきなりそのまま地下鉄ホームに行くところ、巣鴨の商店街をちょっと散策。
お散歩途中のおじいさまやら、おばあさまと挨拶しながらブラブラしてみる。
のどかな街ののどかな通りに「上島珈琲店」を見つけて、一休み。
ジンジャー紅茶なる季節の商品を発見し、それをたのんで、コクっと飲んだ。
なかなかおいしい。
程よい甘さ。
程よい苦み。
やさしく素直な紅茶の香りに、生姜の風味がスキッとさわやか。
口から鼻にふわっと抜けるやさしい香り。
喉に効きそうな風味もステキ。
体もポワンとあったまる、そういや、風邪を引きそうになったら熱々うどんに生姜をタップリすり込んでズルズルやるのが一番だよ…、っておばあちゃんが昔言ってたこと、思い出す。
今の季節にピッタリだよなぁ…、ってウットリとなる。
セルフサービスの今のはやりのファストフードを装っている。
けれど店先には挽き売り豆の売り場があって、サンドイッチやトースト類が充実してる。
これは街場の喫茶店。
それも昭和の喫茶店の平成版の正しい姿…、って思ったりもする。
おもしろい。
[0回]
2009/11/30 (Mon)
朝食 : 和食
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スタバドッピオ、オムスビト
昼、珍しく、おむす人。
ココは朝…、とずっと決めてて、けれど今日。
ちょうどお店の近所で昼のちょっと前。
それで昼をとやってくる。
着々とお店を増やしてはいるけれど、ほとんどの店がテイクアウトの専門店。
こうしてお店で、むすんだばかりを食べられるところは少ない。
お店の中で食べるおむすびと、お持ち帰り用のを器用に作り分けるのがステキなところ。
イートイン用はフンワリしてて、口にいれるとハラっとほどける。
塩の加減もほどよくて、当然、あったか。
正真正銘の手作り、出来立て、むすび立て。
鮭といくらの親子むすびと、おかか沢庵、それにウィンナーを付けてもらう。
おむすびの中のいくらがプチっと壊れて、ご飯をスベスベスルスルさせる。
魚の旨味と魚卵の風味がお米にからまり贅沢至極。
ポリポリとした沢庵の、素朴な味わい。
プチュンと歯切れる揚げウィンナさんのたのしい食感。
昼のお腹がよろこんだ。
仕事こなして、次の仕事のその間。
ちょっとした時間の隙間を、スターバックスのエスプレッソで埋めてやる。
喉がかわいた訳じゃない。
ちょっと気分転換できるものを…、とそれでエスプレッソ。
陶器のカップに注いでもらって一緒に冷たいお水をねだる。
氷をお入れしましょうか?
当たり前のコトかもしれず、でもこうして一言。
ほんの一言、言葉を交わすというのがとてもうれしくて、氷をタップリ入れてください…、再びちょっとおねだりをしてカップをもらう。
ネスカフェゴールドブレンドをたのしむ「違いのわかる男」のように、湯気を鼻下くゆらせて、香りを味わう。
それからそっと、ひと啜り。
ほろ苦い。
そして不思議と甘くって、ほんの少しのコーヒーが舌の上にドッシリのっかる。
香ばしいカカオの匂いが口から鼻に駆け抜ける。
お水を飲みます。
するとススっと、みずみずしくておだやかなアイスコーヒーが口の中にて、出来上がる。
時間をかけてちょっとづつ。
吸い込むように、舐めるようにほんの少々、ちょっとづつ。
喉を潤すのでなくて、心を潤す…、そんな飲み方。
大人風。
ユッタリ飲んで楽しんだあと、カップに層なす泡の跡。
なんでこんなにステキな模様ができるんだろう?
ワザワザこうして模様を付けようと、思って飲んだ訳でもないのに。
濃い茶色。
淡いコーヒー色の縞。
間を埋める黄色いシミと、泡が潰れてポツンと残した白い水玉。
乳白色の陶器の生地に、地層をなすごと模様が残る。
ボクにもし、占い師としての鬼才があれば、これで未来を見通すことができるやも…、ってそんな戯言、ボンヤリ思う。
気づけばのんびり、小一時間。
そもそもコーヒー、紅茶に緑茶といったモノ。
こうして時間をたのしくのんびり無駄遣いする、ために生まれて発達をした、おだやかにしてやさしい嗜好品であったのでしょう。
ゴクゴク飲める飲み物もいい。
けれどこうして、時間にそっと寄り添うような飲み物もヨシ。
焦る気持ちもおだやかになる、心のご馳走。
おゴチソウ。
[0回]
2009/11/19 (Thu)
朝食 : 和食
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