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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    年齢:
    64
    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    映画を觀ます…、今年に入ってなんと2本目。
    その一本目はタンタンの冒険でありましてこれが見事に不完全燃焼…、最近、娯楽大作と言われる映画に感心することがなくなって、やっぱりヘンテコ映画を観なくちゃ。
    ef9d9ed0.jpgそれでホラー映画にします。
    ダークフェアリー。
    アメリカで去年の夏に公開されてかなりの評判をとった映画がやっと日本にやってきた。
    日本で昔、ヒュードロ怪談映画といえば夏の風物詩であったように、アメリカでもホラー映画は夏が旬…、旬を外した冬のホラーもまぁ、よかろうかと。
    それにしても「ダークフェアリー=暗い妖精」ってこの邦題。
    原題が「Don't be afraid of the Dark」。
    「暗がりをおそれちゃダメ」って直接的なタイトルとあまりに違ったファンタジー調にさてさてどちらを信じりゃいいかと気の置きどころにちと迷う。

    dfj.jpg当然ながらポスターのテイストもまるで異なる。
    上のバナー状のモノがアメリカ版。
    イマジネーションかりたてる、「OMEN」時代から脈々と流れるゴチックホラー的なる雰囲気が格調高い。
    一方、左が日本版。
    怯える子役をメインにすえて、「奴らは暗くなるまで待っている!」だとか「背筋も凍るおとぎ話」だとかベラベラ情報たれながし。
    饒舌すぎてなにがなんだかわからない。
    これがもしギレルモ・デルトロのプロデュース作品でなかったら多分、観なかったんじゃないのかなぁ。
    実はデル・トロ好きでありまして。
    ミミック、ヘルボーイ、パンズ・ラビリンスと、異形のモノがうごめく世界を描かせたらば天下一品な個性的なる映画人。
    人のココロの暗闇が持つホラー性をえぐる作品群がボク好みでもありまして…。
    だからとりあえず観ておかなくちゃと…。

    暗闇の生き物が子供を奪いに来る話。
    古い豪邸、謎めいた隠し扉に、謎の死を遂げた以前の住人。
    子供の悩みに関心を持たぬ父親。
    離婚した母から突き放されて、たよれるモノは父の恋人。
    おどろおどろしいコトがおこりそうなお膳立ては全て揃ってて話がグイグイ進んでいきます…、だから「何かがいるかも?」ってそんなドキドキはありません。

    007d1322.jpgだっていきなり何かが出てくる。
    しかもひと目でこいつら邪悪な奴だぞ…、とすぐわかる。
    奴ら、目当てのモノに近づいてくる。
    「友だちになりたいんだ、君の役に立ちたいんだ」と甘い言葉をかけながらジワリジワリと近づいてきて、そして突然、牙を向く。
    悪いヤツラの常套手段ではあるけれど、その牙のむき方が堂に入っててしかも狡くて、姑息で、そして執拗で。

    すべては主演の女の子。
    彼女がコトのキッカケをつくり、彼女がコトを大きくし、彼女が彼等の目的であり。
    子供の奴ってまったくもぉ…、ってくらいにドタバタ。
    ツボを抑えた演出とテキパキ、力技で話しをグイグイひっぱっていく。
    時にビクッと椅子から飛び上がるほどにビックリさせる演出もあったりしますが、やはり驚くべきが子役の女の子。
    おそろしいほど可愛くないのです。
    まるで80歳の老婆のようなたるんだ頬に生気にかける表情に…、おどろおどろしさのすべてが彼女に凝縮されてる、ほどよき映画でありました。

    トレイラーを2枚貼っておきましょう。
    一本は日本で作られ流されているモノ、もう一本はアメリカで作成されてインターナショナル版として使われていたモノで、そのテーストの違いに呆気にとられます。
    まずは我らがジャパニーズバージョン。



    ホラー映画の予告編の王道といえば王道で、情報量が多くて観ていて怖さというより鬱陶しさの一歩手前まで作り込んでる。
    見終わって頭の中に強烈に残るフレーズが、前売り券が1300円で買えるんだって情報だったりするのが切ない。
    そしてこれがインターナショナルバージョンです。



    これです、これ。
    ホラー映画とはイマジネーションをフル動員して「自分で自分をこわがらせる」からたのしいわけで、みる前から説明ばかりされると気持ちが白んでしまう。
    日本の映画業界の人が、いかに映画を台無しにしてしまっているか…、このトレーラーを見比べるだけでハッキリわかる、情けない。
    それにしても…。
    いつから日本人って、必要以上のおせっかいを求めるようになったんだろう。
    それにいつから日本の人って、自分の頭を使って考え想像することを捨ててしまったのだろう。
    テレビ画面の下にずっと字幕よろしくキャプションが流れ続ける今のテレビや、電車の中の車内放送、構内アナウンスにエレベーターまでが喋って注意喚起する。
    猛省すべきコトがあるようなそんな気がした、映画の日。
     

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    ■ コメント一覧
    程の良いおせっかいは
    いいんだけど 最近のシネコンでやってる予告番宣って 全部ネタばれ承知の助野郎ばっかりですね。本編のダイジェストなら要りませんよね、確かに過ぎたるお節介には、字幕好きTVディレクターを筆頭に今のマスコミ若手の取り説好き気性があるかもですね。
    ジッサ大臣さん / 2012/02/06(Mon) /
    親切とおせっかいの狭間
    > ジッサ大臣さん
    テレビのシリーズなんかでも最終回のさわり映像を平気で見せる。
    あぁ、あの人、死なないんだ…、なんてそれまでの話の展開がすべてまるわかりのようなコトってありますよね。
    親切が過ぎるとおせっかいになる。
    人間味のあるお節介ならまだいいのですど、人を小馬鹿にしたようなお節介はもう沢山って思いますね。
    サカキシンイチロウさん / 2012/02/06(Mon) /
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