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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    映画を観ます…、封切りになったばかりの「ロック・オブ・エイジズ」。

    rockofages.jpg1980年代のアメリカンロックのヒット曲で綴る物語っていうのが売りで、全部で30曲ほどもが使われている。
    REOスピードワゴンとかフォリーナーとか思い出深い曲もあるけど基本的にこの時代。
    ボクはアメリカのロック系より、ブリティッシュプログレッシブとかAOR系、あるいはブラコンと経路の違う音に夢中で、ある意味ロックは新鮮。
    あぁ、こんな時代だったんだなぁって感慨あらた。
    舞台になってるライブハウスも、あぁ、こんな感じだったんだ…、って。
    ボクの遊びの舞台はディスコで、ライブハウスの密閉感というか汗臭さというかが当時は苦手。
    でもこれはこれでたのしそう…、って思ったりした。
    オモシロイ。

    舞台は当時のロサンゼルス。
    ウェストハリウッドを中心とした小さなエリアで、ボクが同時期、うろちょろしていた場所でもある。
    そこのタワーレコードが重要な舞台の一つにもなっていて、なんだかスゴくナツカシイ。
    音楽も、ハマったわけではないけれど当時、ラジオをかけると必ずかかってきた曲ばかりで当時のコトを思い出す。
    レコードにウォークマン。
    それにラジオと、たった20年ほど前のコトなのに今となっては大昔のコトのようで、時代の流れの残酷なコトになんだかボクも年取ったなぁ…、って思ったりする(笑)。
    1e9e3a95.jpeg物語としてはミュージカルがベースになっているから、ハッピー・エンディングの先を読みやすい単純なモノ。
    それにしてもストーリーによくもこれだけピッタリとした、楽曲を探してつけるモノだよねぇ…、ってこうしたマッシュアップ系ミュージカルをみるたび感心します。
    マンマ・ミーアもそうだったし、こうしてドラマを作るためにもしかしたら彼ら曲を作っていたのか?って思うほどの自然さで、オリジナルを歌をもいちど聞き直したいって思いもしました…、オモシロイ。

    b6a3d242.jpegこの物語を癖のある、けれどビッグネームがたのしみながら演じてる。
    主役級のゴージャスロッカーの役どころでトム・クルーズが出てるんだけど、これがかなりのはまり役。
    コンプレックスのカタマリ転じた、ナルシスト。
    愛を探して果たせないセックスシンボルの役柄で、トム・クルーズ自身がこうなりたいって思ってやっているんでしょう。
    かなりノリノリ。
    ほとんど上半身裸状態で出てくるんで、体を作り込んでいるのだけれど残念。
    背が低くって手足が短いキューピーちゃん体型のくせしてマッチョという、なんだか不思議な造形でずっと着ぐるみきているみたいな不自然さにて、それも味わい。

    素人くささバリバリの主演のおにぃちゃんにおねぇちゃんも歌は上手でがんばっている。
    でもボクとしてはライブハウスのオーナーを演じてるアレック・ボールドウィンのウッカリ具合にウットリしました(笑)。
    ムッチリ太って首をなくした中年体型。
    なのにピチピチジーンズ穿いて、ロン毛をヒラヒラたなびかせ、たのしそうに演じているさま。
    しかも途中で役柄上のひっくり返るようなサプライズが用意されてて、もういっときも目が離せなくなる。
    物語の重要な鍵をにぎっている役柄でもあったりもする…、いい感じ。



    ちなみにキャサリン・ゼタ=ジョーンズの見事なハジケっぷりにビックリしました。
    柄にもなく禁欲主義にどっぷり浸かって、アンチロックを叫びつつ、ヒステリックに怒り踊って歌いまくる…、「シカゴ的」なる彼女を一層ふっきれさせてやりたい放題させたらこんなのできちゃいましたって感じでかなりのオキニイリ。


    この映画、楽曲のオリジナル歌詞をサブタイトルにしてスタンディングで上映会なんかしてくれたらば、ずっと歌って一緒に踊りながら見れるのにって思ったりした。
    六本木ヒルズの映画館あたりですれば絶対…、強烈キボンヌでございます!
     

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    土曜日の朝…、サンドイッチを作るシアワセ。

    40f60b1e.jpeg昨日、卵サラダを作っておいた。
    ゆで卵。
    ザクザク刻んで晒したオニオン、それからニンジン。
    マカロニくわえて芥子マヨネーズ。
    一晩、冷蔵庫の中でなじませトロントロンにさせたもの。
    それを今日の味のメインにすることにする。

    ローストビーフが昨日安くて、それをハムの代わりに使う。
    ちょっと贅沢。
    赤身の肉でだからそれだけだと、バスバス乾いた感じで仕上がる。
    そこに卵サラダの出番でありまして、それをタップリ。
    ほんの少しのタバスコで辛みと風味をつけてクレソン。
    ピリッと苦味と辛味をくわえ、ローストビーフをおいしくさせる工夫をほどこしあとは蓋して切り分けるだけ。
    けれどそのままザクッと切ると卵サラダがトロンとはみ出す恐れあり…、だから蓋するパンをまずは2つに切り分けて切り目にそってナイフを入れる。
    するとザクッとキレイな断面に真っ二つ。
    バッサリとしたローストビーフの食感をトロンと卵サラダがささえて、シャキッとクレソンが緑の香りを吐き出し歯ぎれる…、贅沢な朝のできあがり。

    やっとDVDのレンタルがはじまった海外ドラマは昨日はじめて。

    panam.jpg「パンナム」って言うアメリカのヒットドラマシリーズで、タイトル通りパン・アメリカン航空の太平洋路線を舞台にしたモノ。
    トレーラーをみて、ずっとみたくてしょうがなかった。

    1963年という時代感。
    まだ飛行機で旅するコトが贅沢だった時代のエレガンス。
    スチュワーデスがおしゃれな職業でもあった時代で、背筋がスラッと伸びたブロンド女性の職場で起こるあんなコトやらこんなコト。
    ちょっとゴージャスでお洒落なスチュワーデス物語みたいな内容かしらと思って、気軽に観てたらなんのなんの。
    かなり見応えのある内容。
    冷戦時代のスパイ合戦。
    女性らしさと働く女性の価値観の戦いだったり、当然、恋の鞘当てがありと盛りだくさんでディスク一枚でお腹いっぱいになっちゃった。
    当時のファッション、雑誌や小物の作りこみ具合もかなりのモノ。
    何より鮮やかなスカイブルーのスチュワーデスのユニフォーム、ロゴの入ったカバンなんかがなんだかちょっとなつかしくって。
    それというのも、ボクが生まれて初めてアメリカに行ったときに乗ったのが、パン・アメリカンの飛行機で、ニューデリー発台湾経由で日本にやってきた飛行機。
    これからアメリカに行くというのになんだかアジアな香りの中で10時間ほどを過ごしたコトを思い出す。

    第一シーズンのダイジェストっぽいプロモーション用ビデオを一枚貼っておきます。



    ニューヨーク、パリにロンドンと当時のおしゃれな街を股にかけての物語に、ウットリします…、オキニイリ。
    それにしてもクリスティーナリッチのまるでブライスみたいな容姿にビックリ。
    子役出身の彼女がどんな大人の女性になるんだろうって思っていたら、なんとお人形さんになっちゃった…、なんてたのしい、オモシロイ。
     

    拍手[5回]

    映画を見ます…、「白雪姫と鏡の女王」。

    f37d053a.jpeg三連休をふりだしに、秋の映画公開シーズンがはじまる週末。
    ミラ・ジョボビッチさまの勇姿をみるのもいいかと思いもしたのだけれど、へそ曲がりモードを発動させて、コメディー系をみることにした。

    予告編を映画館でみてこりゃ絶対に!と思ってた。
    濃厚にしてキッチュな映像。
    「意地悪さん」な感じの演出。
    なんだかボクの好みのように思えて調べてみたらターセム・シンって人の監督作品。
    「ザ・セル」「落下の王国」「インモータルズ」とコッテリとした映像ドラマを得意とする人。
    どれも絵はステキなんだけど、物語があまりに深刻。
    ほとんど破綻寸前というちょっと残念な作品ばかりで、けれどこれ。
    グリム童話の白雪姫という原作がある。
    それなら安心してみられるか…、と思ってきます。

    期待以上にオモシロくって、文句なしに大満足!
    観ているボクらが毒リンゴを食べてしまったみたいな気分にされる。
    しかもその毒の甘美なコト!
    か弱い女性が王子様に助けられてハッピーエンドという原作を、自ら自分を助ける女性の物語りへと翻訳しなおした内容がかなり痛快…、バイオハザードなんて選ばなくって、よかったってこれを選んだボクを褒めたくなるような見事な一作。
    ハッキリ言って今年観た映画の中で暫定1位のオキニイリ。
    mirrors.jpgそれにしてもハリウッドっておんなじような作品が次々続いてリリースされるようにできてしまってるんでしょう。
    もう一作、「スノーホワイト」って同じ題材を扱った映画がきてる。
    そっちはかなりダークな作風で、シャリーズ・セロンが魔女的白雪姫の継母女王を演じているけれど、こちらはジュリア・ロバーツが自己愛に満ちた「普通の女性」がお金持ちで若いオトコを手篭めにしようと一生懸命。
    怖い魔法を使いもするけど、「美と富」に対する執着こそが、もっとも恐ろしい女性の武器って言うその一点…、ウンウンしながらたのしんだ(笑)。

    mirrorrrr.jpgちなみに白雪姫を演じる、ゲジゲジ眉毛のオンナノコ。
    この立派な眉毛のお陰でこの役を射止めたって言われてるけど(笑)、名前がリリー・コリンズ。
    つまり、あのフィル・コリンズのお嬢さん。
    垢抜けなかった彼女がどんどん、自分を発見していくうちにキレイになってく。
    眉毛は太いまんまなんだけど、最後のめでたいシーンでは、まるでローマの休日のラストシーンのオードリー・ヘプバーンみたいにキレイでキラキラ。

    お嬢さんがた。
    そろそろ昆虫眉毛を捨てて太い眉毛をとりもどしましょ。
    そしたら日本もバブルの時代の景気を一緒に取り戻せるかもって思ってしまった。
    オモシロイ。

    それから七人の小人を本当の小人俳優が演じているのだけれども、彼らがとても人間的で活き活きしていていい味出してる。
    彼らが画面に登場してから、笑っては泣き、ウルッときては無きというもうグズグズと鼻をずっとすすりつつそれでも気持ちが明るくなってく。
    ネイサン・レインも相変わらずの芸達者にて、いい作品です。
    特に最後の最後、本編終わってエンドロールに向かっていく、その直前のサプライズシーンでは思わず立って一緒に体を動かしたくなる。
    この連休に何を観ようと迷ったら、これがオススメ、オキニイリ!



    それにしてもこの映画。
    「Mirror Mirror」って題名でアメリカで封切られたのはなんと半年前の3月。
    アメリカではすでにブルーレイやDVDが販売されているという、なんてかなしい映画後進国な日本でありましょう…!
    ちなみにゴージャスな映像美に一役かっているのが衣装。
    この監督と一緒にずっと衣装を作り続けてた石岡瑛子さんの遺作でもある、そう言われればどことなく金襴緞子って言葉が思い浮かぶ豪奢にウットリしました、うつくしい。
     

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    昨日は映画の日でござんした、それで観るかどうか迷ってた映画を一本。
    totalrecall.jpgトータルリコールを観ることにした。
    1990年に公開された映画のリメイク…、クールでゴージャスなバンパイア映画として大ヒットした「アンダーワールド」の監督がかなりの予算をぶち込んで作った映画というのでちょっと気になってはいた。
    映画館で何度も観たトレーラーもかなりゴージャス。
    映像祭りな感じが吉と出るか凶と出るか図りかねてた…、それに他に観るべき映画が目白押しにて何か特別なきっかけでも無くちゃおそらく観なかった映画であります。

    totalrekall.jpg1000円ポッキリという価格につられて見てみてなるほど。
    1000円の価値は十分にある。
    1800円の価値があるかというと微妙だけれど結構たのしい映画でござった。

    作るにあたってかなり難儀をしたろうなぁと思いながら観てました。
    だって、知らぬ人のない大作映画のリメイクで、前作らしさを期待している人を裏切るコトはまず出来ない。
    とは言えそれをそのままなぞっただけではリメイクする価値がない。
    さてどうするか…、と至った結論。

    「鬼嫁物語」にしようじゃないか!
    …、ということだったかどうかはわからないけど、主人公の監視役の「ニセモノの嫁」の壊れっぷりがまぁ、スゴい。
    キレイな顔してすんごいコトを非常にやれてしまうところは、ターミネーターパート3の美人ロボットのようでもあって、彼女の映画と思ってみるとかなり見所あったりします。

    シュワルツネッガーの役を一転、コリン・ファレルがやるというそこがこれまた見所。
    ずぶ濡れの捨て猫みたいな泣き顔で、銃を撃ち殴って蹴って爆破する。
    プレデターの最新作で主役をはった「エイドリアン・戦場のピアニスト・ブロディ」にもビックリしたけど、こういう「一見ミスキャスト系キャスト」ってたまにいい効果を生むのですね。
    鬼嫁の引き立て役としては最高。

    49ca2f2b.jpegそれにしてもリドリー・スコット監督のブレードランナーは偉大な作品だったのだなぁ…、と。
    これをみていてつくづく思う。
    上へ上へと伸びていく未来都市。
    整然とした人間味のない富裕層世界と混沌にまみれたアジアな感じのその他大勢の貧困世界。
    そこにはいつも雨が降る。
    空飛ぶ車にネオンサインが渦巻く空。
    その世界観をマックスまで高めた映像に、CG技術は進化したけど人のイマジネーションは進化しきっていないんだなぁ…。
    すっかり時計が止まってるって思ったりした。
    いつ、空飛ぶ屋台でラーメンを売りに来るおじさんが出てきやしないかしら…、と思いもしました。
    アイロボットやイーオンフラックス、マイノリティーリポートあるいはジャッジ・ドレッドと未来都市を舞台にした犯罪映画のすべてのごった煮。
    情報量がとっても多く、真剣にみると結構疲れる映画…、公開時期が今じゃなければもっと集客できたんじゃない?って思いもしました、オキニイリ。



    それにしても1000円の日というコトで映画館の前にはチケット待ちの長蛇の行列…、日本の映画の料金はあまりに高いというコトの証明かなぁ…。
    それよりなにより、どこの映画館もキッチリ同じ定価で映画を提供してる。
    カルテルまがいのこうした商売。
    業界の利益という名で価格操作がまかり通るような産業に、未来がないのは歴史が証明しているコトでなんとかならなきゃいけないんじゃない?って思ったりする。

    そして今朝…、朝にサンドイッチを作ります。

    6b7b6c70.jpeg10枚切りのパンを昨日は4枚使った。
    残りは6枚…、使いきっておかなくちゃってそれでダブルデッカーを作るコトにした。
    メインの具材はツナの缶詰。
    昨日作って使い残したキャロットラペを刻んでツナの缶詰をあえて合わせる。
    そこにタップリマヨネーズ。
    オレンジ色のおいしいペースト。
    ひとくち食べるとホツホツ、ニンジンの食感とモサモサとしたツナの食感。
    その両方を活かそうと、今日はパンを焼かずにそのまま。
    ダブルデッカーにして作る。

    一段目にはオレンジ色のおいしいペースト。
    パンを乗っけてそこに薄焼き玉子とベイビーリーフ。
    ロースハムで蓋して、ケチャップとマヨネーズを和えたオーロラソースで風味をつける。
    パンで蓋してそれから耳をスパッと落としてざっくり切った。

    いつも以上に断面が色鮮やかでウットリします。
    ふっくらとしたパンが多彩な具材をつつんで、いつも以上にやさしい味わい…、いつもは焼いて作るトースト、たまにはこうしたやわらかで素朴なレシピもいいと感じる。
    そういえば、家で母が作ってくれたサンドイッチは焼かずに作るこんな風合い…、味の追憶いただきました、柔らかな朝、日曜日。
     

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    ご飯を焼きます、焼き飯作る。

    homeyakimeshi.jpg冷蔵庫の中のいろんなモノを手当たり次第刻んで作る。
    包丁を、使いたくってしょうがなくなり…。
    ためにある、不思議な衝動。
    キャベツがあればそれが千切りキャベツになる。
    でも今日の野菜はニンジン、パプリカ、ピーマン…、どれも千切りに適さないもの。
    ご飯の凍ったモノがあって、だから麺じゃなくてご飯を焼こうと、切って切って、切り刻む。

    それからかまぼこ。
    これが入るとクニュクニュ食感面白くなる。
    鮭のほぐし身の瓶詰めがちょっとだけ残ってて、それを全部。
    それから青いネギを数本、切って切って、そしてご飯をチンして解凍。
    フライパンに油をいれて、まずはニンジン。
    それから鮭をほぐし身を入れ、日本酒注いで臭みを消した。
    ご飯を投入。
    それと一緒にネギをのぞいた他の具材も投入し、ジャジャっと炒めて塩と胡椒で下味つけた。
    フライパンの片方にご飯を寄せて、あいたところで玉子を焼いて、あとは一気にネギも加えてじゃんじゃか炒める。
    胡麻の油と醤油を鍋肌滑らせて、艶と風味をつけたらあとは食べるだけ。
    パラパラ、野菜がたのしく口に転がって、小さなお茶碗軽く一杯分のご飯がたっぷり、大きなお皿山盛りの炒めご飯になってくれたのがウレシクて、ハフハフ食べた、いい感じ!

    homeyasai.jpgそれから野菜を料理しました。

    冷蔵庫の中に余っていた茄子にそれから空芯菜。
    特に茄子はそろそろ使ってあげないと、種が大きくなりそうで…。
    タンタンカンカン。
    薄切りにする。
    小ぶりの茄子を2本まるごと。
    切ったら塩を両手につけてゴシゴシ揉んで、大葉を刻む。
    タッパウェアに入れて上からパラリと赤い唐辛子。
    そしたら出汁を沸かして醤油で軽く風味をつけて、その熱々をザザっとかける。
    ひたひたにして、それを冷まして冷蔵庫。
    冷ましてギュギュッと搾って盛って、スダチを搾って出来上がり。
    漬物みたいな、おひたしみたいな、サラダのようでもある一品で、キュキュッと奥歯で茄子がなり、歯茎が痒くなるようなその独特の食感たのしむ。

    空芯菜は深鍋にお酒を沸かして放り込み、それで蓋してしんなりさせる。
    出汁と醤油で風味をつけて、お皿に盛ったらそこに真っ赤なチリをピュピュっとかけて出来上がり。
    野菜の料理って簡単に作ってやるほど、その持ち味や食感がたのしめるのがウレシイところ…、噛めばとろりとその独特の味わい滲んでなんとも旨い。
    パラパラ焼いたご飯との相性もよく、なにより野菜でお腹がやさしく満たされる。
    ココロもやさしく満たされるような気がしてニッコリ、よい食事。

    ところで昨日「プロメテウス」をみてきました。
    prometeus.jpgエイリアンシリーズの前日譚なのか、それともギーガーという天才デザイナーの創りだしたおどろおどろしい世界観を借りて生まれたまるであたらしいシリーズ映画の始まりなのか…。
    まぁ、いろんな見方はあろうと思う。
    好きな映画か?と言われれば文句なく好きな映画で、良い映画か?と聞かれればその判断はご辞退しますといってしまう類の映画。

    prometheus.jpg監督のリドリー・スコットらしき思い込みの激しさと、あそこに行こうと思い込んだら絶対そこに落とし所を作る強引。
    モキュメンタリーのような手法を使ってみたり、エイリアン系の映画のありとあらゆる要素をぶち込み作っているので、腹一杯には絶対なれる。
    その満腹を苦しく感じるか、それとも心地良く感じるかは人それぞれでありましょう。

    物語的にはかなり破綻をきたしている。
    突っ込みどころ満載だし、どう考えても間尺に合わないところがある。
    けれどそんなこといいじゃないのというおおらかで、見れば結構たのしめるもの。
    何より役者がシッカリしてる。
    顔を数回ぶん殴ってちょっと壊れてしまったシェールのような主役の女優さん。
    シガニー・ウィーバーの流れをくむ体当たり演技が見事で、笑っちゃうほど。
    ロボットみたいに見えるシャリーズ・セロンの美しさ。
    ロボットみたいにしか見えないファスベンダーの気持ち悪さは特筆モノで、ビッグスターをほとんど使わずだからのリアリティーがあって結構見せる。
    とは言えやっぱりこの映画の真の主役はCGでしょう。
    あまりにゴージャス、しかもIMAX3D における圧倒的な表現力に、自然な立体感にはウットリ…、今までみたどんな3D映画よりも見事で自然。
    ビックリしました、脱帽です。



    まぁ、物語の内容といえばほぼこのトレーラーで予想がつくものでして、だからこそむしろ劇場で…、しかも大きな3Dシアターで観て欲しいなぁ…、って思ったりした。
    あっという間の2時間で、あぁ、やっぱり女性は強いんだ…。
    街や国の平和を守るのはオトコの仕事…、けれど宇宙や地球を守る仕事はオンナじゃないと出来ないんだと思ったりしてため息つきます。
    現実世界もそうかもしれない…、どうだろう。
    それにしても…、戸田奈津子せんせいの翻訳は相変わらず大雑把にて、ニュアンス違いの事務的なモノ…、映画に愛着のない人なんだろうなとつくづく思い知る(笑)。
     

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