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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
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    性別:
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    1960/01/26
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    映画を觀ます…、映画の日。



    REDリターンズを選んでみました。
    Retired Extremely Dangerous…、つまり「引退しちゃったけど、いまだに過激なほどに危険な」スパイという意味の「RED」。
    2010年に公開された映画の続編で、その一作目がかなり上出来で面白くってかなりの期待を持って出かけた。
    ヒット映画の続編というのは、ある程度の集客ができはするけど、その分、観る人の期待が膨らみハードル上がって期待はずれになることがある。
    続編に名作なしって言われるコトもあるくらいで、けれどコレ。上出来でした。



    ストーリーもわかりやすいけど、たのしく推理をたのしめる適度なフックが用意されてて、アクションシーンも見事なら、会話の端々に大人のウィットがちりばめられてる。
    ロンドン、パリという街の魅力も映像に深い力を与えてる。
    なにより登場人物たちがみんな大人…、引退するにふさわしい年齢の人を集めたキャストで彼らのオシャレがすごくいい。かなり勉強になったりします。
    例えばいい女の足元はジミー・チューのハイヒールであるべきである。
    裕福でオシャレな人が持つべきカバンは、ルイヴィトンでなくゴヤールで、ハードトランクならばなおよしである。
    大人のオトコの首元は、上等な首巻きづかいでおしゃれにさせる。
    足の短いおっさん体型のジョン・マルコヴィッチがこんなに格好良くなれるならボクもちょっとがんばろうか…、とワクワクしながら画面の隅々たのしんだ。



    キャストそれぞれが見事に自分の役割果たして、そのキャスティングの妙がこの映画一番の見所で、中でも2人。
    ヘレン・ミレンとイ・ビョンホンの存在感と演技が見事。
    そもそもヘレン・ミレンがやる気満々だったことがこの続編が生まれた理由のひとつだとも言われてて、たしかにたのしそうに過激なスパイを演じきってる。
    イ・ビョンホンは、すっかり今のハリウッドにおいて「ブルース・リー」の後継の場所にハマったのでしょう。
    しなやかな肉体、動き、そしてほどよき影のあるエキセントリックな役を上手に演じてる…、ジャッキー・チェンがいけなかった場所にとうとう来たんだなぁって思ったりした、オススメ映画、オキニイリ。



    それにしてもさすがに映画の日でございます…、劇場の中はかなりの混雑。
    話題の映画はほぼソールドアウトという状態で、日本の映画はもっと安くなればいいのに。
    誰にも保護されることもなく、業界ルールを勝手に作ることもなく、血の出るような努力をしながら集客している外食産業の爪の垢でも煎じて飲めば、映画館に来る人が減った理由をレンタルビデオや映画の質とか、外の理由にこじつけなくてもいいのにね…、って思ったりした。ナヤマシイ。

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