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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    映画を觀ます。「天才スピヴェット」というフランス映画。



    フランス人の監督で、フランス映画。なのに舞台はアメリカ、しかも英語で撮られているという変わり種。
    「アメリ」で一躍有名になったジャン=ピエール・ジュネ監督の作品で、こりゃ観なくちゃと思ってた。けれど小さな映画館がメインの公開。3D映画だから本当は大きな劇場でみたいんだよね…、と思いながらもしょうがなく。



    原題は「The young and prodigious T. S. Spivet」…。若くて、しかもとてつもないTSスピヴェットとでも訳しますか。
    とてつもなく頭のいい10歳の男の子が、驚くべき発明をして、その表彰式に一人でアメリカ大陸横断冒険旅行をするというロードムービーの形をとってる。
    けれど監督らしいウィットと風刺がきいていて、しかも切ないほどにうつくしい映像表現にウットリします。



    主役の少年の子供らしい演技もいいし、その少年のお母さん役のひさしぶりに特殊メークなしの「人」を演じる(笑)ヘレナ・ボナム=カーターはじめ、大人の演技陣もいい味だしてる。
    しかも3D効果の使い方が秀逸で、主役の少年の頭の中で考えたり、妄想したりすることが立体イメージとしてふわふわ浮かびだしてくように使われている。ダイナミックな視覚効果を作り出すためではない3D。
    さすがジュネって思って感心。しかもしっかり泣かせてくれる。



    ちなみにこの映画。
    言葉のセンスがすぐれた映画で、味のあるいい台詞が随所に散りばめられているのはステキなところ。
    例えばヘレナ・ボナム=カーターがポツリとつぶやく「凡庸は頭のカビ。ぼんやりしていると繁殖していく」っていう言葉。ハッとしました。
    そしてこの映画。「非凡な一家」と「非凡な仲間」vs.「凡庸な権力」と「凡庸な俗物」たちの物語りという見方もできる。
    すぐれてステキな映画でござった…、オキニイリ。

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