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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    なるべく一駅、歩くように今してる。
    会社の往復。
    行きか帰りかのどちらかを、一歩手前の駅で降りてユックリ一駅歩く。
    今日は大手町の駅で三田線をまずは降り、本来ならば東京駅から丸ノ内線にのるところ日比谷の駅までブラブラ歩いた。
    ちょうど雨が降り止んで、代わりにでてきた風がとっても気持ちよい。

    d5a182c0.jpeg数寄屋橋にあるビルの地下。
    ちょっと離れた地下鉄の駅同士をつないだ通路のような場所にあるマレーシア料理のレストランで晩ご飯。
    ジョムマカンっていうレストラン。
    マレーシア政府が関わったレストランプロジェクトで出来たお店。
    開店したときには政府のお偉いさんがたくさんやってきて、かなり派手なレセプションをしておりました。
    その割に、お店の造りに高級感のひとつもなくてちょっととぼけた間抜けな雰囲気。
    料理だけは気合いが入って本物ですよ…、って小耳にはさんでやってきてみる。

    ワンタンスープをたのんでみると、たしかに丁寧。
    薄くてツルンとハリのある皮でエビのあんをキレイにつつんで、まるでバラの花のようにくるんだうつくしいワンタンをチキンスープにポトンと落とす。
    揚げたネギの風味と一緒にツルンとお腹に忍び込んでくる。

    それと一緒に炒めご飯。

    574fd63e.jpegインドネシアでいうところのナシゴレンでありますなぁ…。
    ジャスミンライスに中国風の甘い醤油。
    サンバルソースや野菜にエビの風味をつけて、この上もなくパラパラにこれまた丁寧に仕上げられてる。
    玉子をよく焼いてください…、ってお願いしたら、シッカリきちんとひっくり返し白身のところがカリカリ、まるでフリルのようになるまでちゃんと火が通ってた。
    具材とご飯の量のバランスもほどよくて、しっかりしてる、悪くない。

    けれど、どういえばいいんだろう?
    おいしいのだけど、高揚感が欠けてしまってる。
    上等で、上品で、お行儀よくてたしかに「政府高官的」を料理にしたらこんな味になるのかなぁ…、って。
    アジアの料理はちょっとやんちゃなくらいがおいしく感じるって思うんだけど。
    ちょっと残念、まぁ、それもよし。

    ところで今夜夜半から東京は本格的な嵐になるよう。
    雨の強さもさることながら、風がかなり強くなるんじゃないかと言われる。

    arasiumbrella.jpgそんなときにこんな傘。

    SENZアンブレラっていう、オランダデザインのへんてこりんな傘なのだけど、これがなんだかスゴいんだそう。

    流線型で扁平な不思議なデザイン。
    でもそのために、風の中でベストな位置にいつも自らを置くことができるのだそう。
    ちょうど風見鶏が風の方向を見定めて、自然にクルクル回るのと同じ原理なのだといいます。
    おもしろい。
    そのため前からの強風を後ろにたおやかに逃がしてくれて、なんと時速100kmの風洞実験でも裏返ることがなかった…、というのであります。
    そりゃスゴい。
    しかも後ろの部分が自然と長く垂れ下がるデザインのため、雨だれが背中を濡らすってことも防げるようになっている。
    そう効用をいわれると、なんで傘ってこのデザインじゃなかったんだろう?って、むしろ不思議になってしまう程。
    ヨーロッパでは発売直後の9日間で1万本を売り切った。
    それもなんだか納得のステキな一品。
    同じデザイン、同じ機能でいろんなサイズが用意されてて、安いものでも一本5000円を超える値段も、そう考えるとむしろ安く感じるかもです。

    実験動画を貼っておきます。



    この傘のキャッチフレーズが「Enjoy the weather!」。
    たしかに、たしかに。
    ただ、今この瞬間、オンラインショップのボタンをポチッと押したところでこの台風はしのげない。
    気力で台風、乗り切りましょう。
    おやすみなさい、また明日。

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    四谷三丁目の突撃おばさんのいる中華料理店「南昌飯店」。

    nanshoh.jpg生まれ故郷を遠くはなれて海外で、懸命にしかもほがらかに活きる中国系の人にありがちな情熱的と押し付けがましさ爆裂の元気なママが客席ホールを取り仕切る店。
    あれこれ次々、お薦め料理をくりだしてくるセールストークに「NO」という勇気さえ発揮することができればとてもたのしい店でもあったりします。
    料理は確実。
    値段、そこそこ、こなれてて酒を飲むにも、お腹いっぱいになるにも重宝したりする。

    日曜の夜。
    手軽にお腹いっぱいになってやろうとやってきて、中に入るとおやまぁ、ビックリ。
    お店の奥で30人ほどの大宴会。
    それもビジネスパーティーなんかじゃなくて、大家族が一堂に会してパーティー…、みたいな感じ。
    パーティー用に使っていないお店の前のところもギッシリ、フリーのお客様が食事をしててちょうど一卓。
    帰り支度をしていたテーブルもらって食事とす。

    まず餃子。

    1c8fcf0e.jpegここの餃子はコロンと丸くて中国的でかなり好き。
    薄い皮。
    ニンニクじゃなく韮の香りと中華スパイスの風味がたのしいさっぱり味で、透き通った肉汁がとても繊細。
    ご飯のおかずにするには勿体なくて、本来ならばプーアール茶と一緒に食べたい。
    今日はそれを「只」のお茶と一緒に食べる。
    食欲増進。
    定食を待つ。

    宴会をする大ファミリーの声もにぎやか。
    シアワセのおすそわけをしてもらってる。
    …、そんな気持ちがうれしくて、香港の下町食堂にきているみたいな気分がとってもたのしく感じる。

    ここの1000円定食、酢豚編。

    042d92d5.jpegほとんど肉ばっかりというゴージャスな酢豚がメイン。
    最近はやりの黒酢のじゃなく、昔からある真っ赤な酢豚がなつかしい。
    クチャっとした豚の食感。
    スキッとした酸味とほのかな甘味が、黒酢のそれよりご飯のおかずにシックリとくる。
    チャーハン用に炊けている固めのご飯。
    パリパリサラダに、ちょっと酸っぱい中国漬け物を具にした塩味スープ。
    どれも不思議とボク好み。

    豚肉齧ってご飯を食べると、肉の脂がお米を包んでスベスベさせる。
    餃子と一緒にご飯を頬張る。
    すると餃子が中に蓄えた肉汁ジュワッとしみ出してきて、今度はお米をシットリさせる。
    なんておいしい。
    大衆中華のこれが醍醐味。

    それからもひとつ追加で料理。

    d84f7c31.jpegエビと玉子の炒め物。
    中国料理の中で一番おいしいものは何?って質問すれば、答えの中に必ず卵料理が入る。
    このフワフワ。
    このシットリにフルンフルン。
    何を味を足さなくっても、玉子が旨味を抱き込んでそのままおいしい。
    細かく刻んだ白いネギ。
    それがシャキシャキ、ふんわりとした玉子の食感をひきたてて、おいしいったらありゃしない。
    プリプリのエビもタップリ入って、ご飯にのせると油がジワっと滲んでく。
    口に含めば即席チャーハン。
    これをつくるのにどれだけ油を使ったんだろう…、って思うと怖くて箸が止まるけど、けれどこれもまたオゴチソウ。

    それから固焼き。

    ef89a5c6.jpeg麺少なめで、具材タップリ。
    太い玉子麺がよじれるように揚がってて、その表面に穴が一杯あいている。
    最初はサクサク。
    香ばしい油の香りがおいしくて、しばらくすると穴に醤油風味のあんが滲み込んでくる。
    やさしいくシットリ。
    麺がご飯のおかずになってく。
    一緒に炒めた野菜と豚肉。
    そしてエビ。
    たのしくお腹一杯で、お店の奥では宴会まだまだ続く気配。
    オゴチソウ様、また今度。
    日曜の夜、テレビの映画は007でございます。

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    餃子で夜。

    3f256365.jpeg銀座の天龍。
    バナナ餃子とでもいいますか。
    大きくってジューシーな焼き餃子で有名な店で、8時ちょっと過ぎにお店にたどり着いたとき、なんと行列。
    10分ほど待ちましたか。
    やっと座って周りをみれば見渡す限り女性客。
    餃子で夜…、っていうとサラリーマンの専売特許かって思いがちだけどここでは女性がニコニコしながら巨大餃子にかぶりついてる。
    名物に老若男女の区別無し!ということなのでありましょうか。
    おもしろい。

    蒸しながら焼き上げた、だから餃子の中に包まれた肉と野菜の旨味ジュースが皮にタップリ飲み込まれ、本来真っ白だったはずの皮が茶色く染まっているほど。
    プルンとやさしい噛み心地。
    旨味タップリ。
    醤油やお酢を必要とせず、それそのままでカプカプやれる。
    しかも沢山食べても不思議ともたれぬステキ。

    昼ならばこれにご飯で手っ取り早く満腹作る。
    けれど夜。
    料理をいくつかとってたのしむ。
    例えば焼きそば。

    b5c00a6b.jpegテーブルに最初やってきたときには、あれっ、野菜炒めはたのんでないのに…、って思っちゃうほど野菜タップリ。
    モヤシにタマネギ。
    ネギに青菜と、それらの合間に麺がある。
    黄色く太い玉子麺。
    緩くよじれてて、それにタップリ、スープと塩と醤油の風味。
    シコシコ、モチモチ、力強く奥歯を跳ね返すほどの麺の弾力と、シャキシャキもやしの軽い歯触り。
    ああ、これでさえご飯をおいしく食べられそう…、ってそんなふうに思ったりする。
    たのしい料理。

    「炎の鶏炒め」って料理が黒板に書かれてて、無性になんだか食べたくなった。

    34fa3b2a.jpegやってきたのはレタスにネギに細切れの鶏。
    そしてピーマンが炒められているだけのモノ。
    食べると最初は普通の野菜の炒め物…、のような味がするなぁ、と思っていたらそれが突然、辛くなる。
    青唐辛子。
    唐辛子の中でもひときわ直接的で鋭い辛さを発揮する、その唐辛子がタップリ一緒に炒められててそれが突然、牙をむく。
    見た目がまるで辛く見えない。
    だから舌がその突然の辛さを探り当てた途端に、ビックリしちゃう。
    その面白さ。
    見た目裏切るたのしい料理。

    炭水化物の料理をいくつか…、と選んだひとつが天津飯。

    cf33d05c.jpegこのツヤツヤ。
    トロンとした甘酢のタレの海に浮かんだ黄色い島。
    そんなおもむきのふんわりとしてなめらかなご馳走。
    れんげですくい、フルっと食べると口の中でやさしく崩れる。
    ああ、このなめらかな玉子の中にはどれほどの油が包み込まれてるんだろう…、ってそんなことを思いつつ、その禁断に舌をからめる。
    固めのご飯のホツホツを玉子がスルっとつつんでまたたくうちにスベスベになる。
    舌の上を滑り転がるご飯のおいしさ。
    ひさしぶり。

    餃子の皮。
    焼きそばの麺。
    そして天津飯のご飯と次々、炭水化物をお腹にいれて、それでも最後にスープ麺にて〆をしたい。
    それで韮そば。

    c8ea4191.jpeg韮そばって一体どんな姿形の料理なんだろう?って、やってくるまでワクワク、ドキドキ。
    生の韮がドッサリ乗っているのかなぁ?
    それとも韮を練り込んだ麺?
    どんなのだろう?って思うボクらの目の前にやってきたのは、細かく刻んだ韮と豚肉がラードでザックリ、炒められそれにトロミを付けたものがタップリ浮かんでいるおそば。
    油の香り。
    韮の風味と肉の旨味が口の中で一体となる。
    麺は先の焼きそば麺と同じで、腰が強くて歯ごたえ確かな太玉子麺。
    よほどココはこの麺に自信と執着があるらしい。

    気づけばお店もラストオーダー寸前の時間。
    にもかかわらず次々お客様が駆け込んできて、すかさずオーダー。
    そしてバクバク、餃子をお腹におさめてく。
    元気の良い店、元気な夜のご飯となった。
    明日に備えて、おやすみなさい。
    また明日。

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    最近、ちょっと気になっている韓国料理の「韓デジ屋」

    6f8dd50a.jpeg大久保的ではない韓国。
    一人前が驚くほど大きかったり、その対価としてとんでもなく高かったり。
    店名が違っていても、まるでチェーン店じゃないかしら?って思うほどに、どこもが同じメニュー構成。
    味付け、それに盛りつけだったり。
    おいしくはあるけれど、ちょっと日本の楽しみ方とは違った部分が色濃く残る、大久保的な韓国料理の店とは違ったいろんな工夫を結構してて、ちょっと感心。

    特に有楽町の山手線の高架の下にあるこのお店。
    入り口のとこからこうして写真を撮るとなんだか、韓国の路地裏屋台を写したみたいに見えるたのしさ。
    ワクワクできるいいお店。
    あらかじめ予約してたらすぐ入れたけど、かなりの人が行列つくって待っていた。
    繁盛店です。
    お客様が作り出すこの喧噪がまずオゴチソウ。

    韓国海苔のサラダをとります。

    73d94bba.jpeg酒が飲めるレストランで今大切なのは、サラダのような料理がどれだけ充実してるかという部分。
    ここではサラダだけでも5種類ほどあり、他にもナムルやキムチがあるから生の野菜をおいしく食べる料理の提案が多様でよい。
    メニュー写真で中でもおいしく見えたのがこのサラダ。
    葉っぱ野菜にワカメにサッパリドレッシング。
    上からタップリ、刻んだ韓国海苔を山盛りにして、それをグシャグシャ混ぜて味わう。
    韓国海苔が野菜の水気を含んでシットリ。
    まるで海苔ペーストのようになって葉っぱを包んで口にトロンとやってくる。
    韓国の海苔。
    海苔である以上に調味料としての役目を果たす独特の味。
    存在感。

    ラッポギって言う料理。

    2e3191a0.jpegトッポギと一緒に韓国のインスタントラーメンを甘辛タレで炒めた料理。
    韓国の屋台料理で人気のもので、学生街に行くとこのラッポギの専門店がたくさんある。
    食事におやつにと、どんな時間に行ってもだれかが鍋をつついてる。
    ツルンとスベスベ、ハリのある韓国の餅。
    それに出汁でクツクツ煮込んだ韓国おでん。
    タマネギ、ネギに韮にキノコに程よく戻った中華乾麺。
    アルデンテとでも言いますか。
    ホツホツ、コツコツ、芯が残っててその食感と餅の歯ごたえのコントラストがとてもたのしい。
    こりゃ癖になる。
    おもしろい。

    ケランチム。

    fad7e201.jpegケランは玉子。
    鶏卵とかいて「ケラン」と読むんだ、とそういわれればなるほど…、って思いますわね。
    チムは煮込み。
    だからケランチム=玉子煮込みとでもなるのでしょうけど、雰囲気的には茶碗蒸し。
    タップリの出汁。
    よく溶いた玉子とキノコや野菜の具材をたくさん。
    高温でブクブクさせつつ蒸していくとまるでスフレのようになっていくという、韓国家庭料理の代表的なモノ。
    ここのは量がタップリで、しかも膨れっぷりも見事なモノ。
    フウフウしながら食べるとお腹があったかくなる。

    ここの料理はどれもちょっとひねりがきいてて、ある一部分がちょっと強調されている。
    正統派ではないけどわかり易い特徴があり、一度食べると必ず印象に残るように出来ている。
    いい感じ。

    ここの売り物の一つでもある「マクジャン」をとる。

    cdab593f.jpeg豚ホルモンの炒め焼き。
    豚の腸の最後の部分を丁寧に、脂とアクを抜いて下ごしらえしたものを溶岩板でバリバリに焼く。
    はさみで一口大に切り分けて、そこに甘辛味噌とネギを混ぜ合わせた調味料をタップリかけて、合わせつつ焦がして食べる…、という料理。
    クニュクニュとした歯ごたえと、噛めば噛むほど旨味が滲んでやってくる内臓料理の典型的な旨さをもったたのしい料理。
    酒のつまみにピッタリでしょう。

    それにしても韓国の人。
    肉や内臓を焼くときに容赦ないほど強く焼く。
    脂をすっかり吐き出させ、ガリガリ、焦げ目を味わうような焼き加減を好むところが、ジューシーで柔らかな食感を好む日本人とは真逆のところ。
    コレもかなりきつめに焼いて、それがおいしいいんですよ…、ってはいうのだけれど、けれどそれでもも少しデリケートに焼いてくれればもっとジューシーでおいしかったんじゃないかなぁ…、って思ったりはする。
    むつかしいとこ。

    〆にともらった料理の一つ、石鍋ユッケジャンクッパというコレ。

    8aeb3d02.jpeg熱々に熱した石釜にご飯とベリーレアーの目玉焼き。
    目の前でスプーンとフォークで混ぜまぜしながら軽く焼く。
    そこに真っ赤なユッケジャンスープを注ぐのだけど、注いだ途端に沸騰するかと見てるボクらは身構えた。
    けれど湯気は出るけど沸騰するようなことは無く、あれっ、石釜の温め方が悪かったのかなぁ…、っていささかちょっと拍子抜け。
    お店の人がニッコリしながら一言添えます。
    しばらくそっとしておけば、徐々に沸いてきますから…、って。
    へぇ、そうなんだってぼんやりしてたらみるみるうちに鍋の底からあぶくが湧いて、ブクブク沸騰してくるじゃない…。
    ビックリ、ビックリ、唖然なり。
    固めに炊いたご飯がホツホツ、熱々スープと一緒に口にやってくる。
    しかもしばらく鍋の中に放置してるとスープがどんどん蒸発し、ちょっとリゾットみたいな感じになってくるのもまた面白い。
    一度で二度のおいしい味わい。

    それからもひとつ、キンパで〆る。

    a105cba8.jpeg韓国風の太巻きのコレ。
    ソーセージをメインに刻んだキムチやナムル。
    卵焼きやらクリームチーズと具沢山にてとってもおいしい。
    最近、韓国料理の世界ではチーズを使うのが流行ってて、けれどキンパにクリームチーズを入れたの食べたのは今日が初めて。
    結構、いけます。
    日本の巻き寿司と違ってお酢を含まぬご飯に、コッテリとしたチーズの酸味がかなりよく合う。
    面白い。

    安くてしかもどれを食べてもきちんとおいしい。
    食べてる間もずっと次々、お客様がやってきて、満席続き。
    待ち行列が消えることがないとても不思議な繁盛店。
    まだまだ勉強、いたしませぬと…、ってそう思いながらあとにする。

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    新宿西口の「自然洞」。
    ランチバイキングにやってくる。
    もともとは創作韓国料理と沖縄料理をメインにした野菜がおいしいがテーマのレストラン。
    なんだけれども、夜はまったく来たことがない。
    面白いもので、ディナー専用レストランとか、ランチ専用レストランとかお店によって使い勝手をカテゴライズしてしまっていることが結構ある。
    昼も夜も、どちらも変わらず愛せるお店…、ってそんなにないなぁ…って。
    そんなことを思ったりする。
    そもそもココ。
    韓国料理を食べにこようと思ってきているのか?っていうと、そうじゃない。
    気軽に野菜をハライッパイ。
    しかもいろんな食べ方で食べたいなぁ…、ってときに限ってここにいる。

    e01147b1.jpeg今日もまずはお店に入って、目についたのが生野菜。
    サニーレタスと千切りキャベツを山盛りにして、バジルドレッシングをたっぷりかける。
    生の野菜をカットしてただそれだけと言う単純きわまりない料理。
    だからお店でこうして食べなきゃいけない義理はまったくないのだけれど、なぜだか手が出る。
    あまつさえ、おかわりまでしてしまう。
    不思議きわまりないこの衝動。
    肉が食べたい…、の対極にある何かがボクを突き動かしてる。
    おもしろい。

    とはいえここの生野菜には他にはトマトや水菜がある。
    けど、どちらも苦手。
    特に水菜はあの独特の苦味と、みずみずしさを遥かに過ぎた水っぽさがやるせなく、熱を通せばなんとかなるけど生では触手がまるで伸びない。
    だからスルー。

    ここではいつも同じテーブルをおねだりしちゃう。
    チヂミが焼け上がるのを間近に眺めるテーブル席で、そろそろ焼けてお皿に乗るなぁ…、と思ってならんでそれ出来立て、もらって食べる。

    07eeff5b.jpegバフェのカウンターに立つとなぜだか「キレイに盛ろう」って闘志が湧く。
    特にチヂミのような食べ物。
    ガサッと積めばただのでき損ないのお好み焼きのようになる。
    キレイにズラッと整列させて、タレをチョチョッとほどこすと厨房の中で丁寧に盛り付けられた一品料理のように思える。
    まず目においしい。
    キレイに盛ってキレイに食べると、不思議とキレイな味がする。

    ところでチヂミ。
    バリバリ系とフックラ系の二種類があり、どちらもそれぞれおいしい食べ物。
    海鮮類をタップリいれてカリっと焼いた歯触り軽いチヂミもいいけど、今日のこれは野菜タップリ。
    青菜や根菜、ネギや韮らを粉でまとめた野菜パンケーキみたいなこれもまたたのし。
    野菜のコツコツした食感が引き立って、野菜を食べてる実感が湧く。

    料理をいくつか。

    591f9e45.jpeg創作料理を名乗るこの店。
    だったらボクも料理と料理を組み合わせ、勝手に創作料理にするのもいいか?って、一工夫に二工夫。

    チヂミの上に海老とチンゲン菜の炒め物。
    もともとフックラとした今日のチヂミが一層、シットリ。
    スープの旨味をたっぷりたたえたあんかけソースがまとわりついて、新感触。
    キムチ風味の焼きうどんには茄子の甘辛味噌煮をあわせて、ジャジャン麺風に仕立てて食べる。
    ブルダックにはバジルソースをちょっとかけ、激辛風味をやわらげる。
    バフェカウンターは料理が並ぶ場所である。
    けれどもそれと同時に自分が食べたい料理を作る素材とヒントがある場所だ…、ってそう思ったらとてもたのしい。
    回りの人がどんな食べ方してるだろう…、って観察するのが楽しくなっちゃう。
    例えば今日のボクの隣の凛々しい女性。
    山盛りキャベツにバジルソースをタップリかけて、そこにビビンパ用の温泉卵。
    ポトッと落としてコチュジャン加えてワシワシ混ぜて、まるで韓流シーザーサラダのようにしながら食べていた。
    まぁ、面白い。

    〆に作ったブルダック丼。

    6900cb01.jpegジャコの炊き込みご飯があって、オコゲの部分を選んでよそう。
    そこにナムルにキムチに味噌にそれからブルダック。
    甘辛味噌でこんがり焼かれた鶏の切り身をのっけてガサッとかきまぜて、ビビンパのようにしながらガスガス頬張る。
    なかなか旨い。
    焼き鳥丼だけが鶏の丼じゃない…、みたいな感じ。
    結構いける、お気に入り。

    一緒に食べたチゲスープ。

    前からずっとここのチゲには韓国的じゃないなにか不思議なフレーバーがある…って、思っていながら不思議の原因がわからなかった。
    そして今日。
    やっとわかった。
    トムヤムクンのフレーバー。
    レモングラスに海老の旨味がスッキリ、爽やか。
    辛味を引き立て、同時に甘ったるさを引き締める。
    チゲとは違った後口だけど、これはこれでうまくてたのしい。
    なにより他の料理と違った派手で華やかなフレーバーや味わいに、口がほっと休止符をうつ。
    いい工夫って思ったりする。

    食後に蜜柑。

    fadae046.jpeg小さなサイズで皮は明るい緑色。
    けれど完熟。
    みずみずしくて十分甘く、なにより香りがとてもさわやか。
    口がさっぱり、スッキリとする。

    それにしてもこのお店。
    ほぼ満席のお客様の、その8割方が女性客。
    みんなお皿にビックリするほどの野菜を山盛りにして、何度も何度もおかわりをする。
    野菜だから安心ネ…、っていつもは出来ぬ大食いの免罪符付きのバフェなんだろうなぁ…、って思ったりする。
    ハライッパイ。

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