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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    四谷三丁目の突撃おばさんのいる中華料理店「南昌飯店」。

    nanshoh.jpg生まれ故郷を遠くはなれて海外で、懸命にしかもほがらかに活きる中国系の人にありがちな情熱的と押し付けがましさ爆裂の元気なママが客席ホールを取り仕切る店。
    あれこれ次々、お薦め料理をくりだしてくるセールストークに「NO」という勇気さえ発揮することができればとてもたのしい店でもあったりします。
    料理は確実。
    値段、そこそこ、こなれてて酒を飲むにも、お腹いっぱいになるにも重宝したりする。

    日曜の夜。
    手軽にお腹いっぱいになってやろうとやってきて、中に入るとおやまぁ、ビックリ。
    お店の奥で30人ほどの大宴会。
    それもビジネスパーティーなんかじゃなくて、大家族が一堂に会してパーティー…、みたいな感じ。
    パーティー用に使っていないお店の前のところもギッシリ、フリーのお客様が食事をしててちょうど一卓。
    帰り支度をしていたテーブルもらって食事とす。

    まず餃子。

    1c8fcf0e.jpegここの餃子はコロンと丸くて中国的でかなり好き。
    薄い皮。
    ニンニクじゃなく韮の香りと中華スパイスの風味がたのしいさっぱり味で、透き通った肉汁がとても繊細。
    ご飯のおかずにするには勿体なくて、本来ならばプーアール茶と一緒に食べたい。
    今日はそれを「只」のお茶と一緒に食べる。
    食欲増進。
    定食を待つ。

    宴会をする大ファミリーの声もにぎやか。
    シアワセのおすそわけをしてもらってる。
    …、そんな気持ちがうれしくて、香港の下町食堂にきているみたいな気分がとってもたのしく感じる。

    ここの1000円定食、酢豚編。

    042d92d5.jpegほとんど肉ばっかりというゴージャスな酢豚がメイン。
    最近はやりの黒酢のじゃなく、昔からある真っ赤な酢豚がなつかしい。
    クチャっとした豚の食感。
    スキッとした酸味とほのかな甘味が、黒酢のそれよりご飯のおかずにシックリとくる。
    チャーハン用に炊けている固めのご飯。
    パリパリサラダに、ちょっと酸っぱい中国漬け物を具にした塩味スープ。
    どれも不思議とボク好み。

    豚肉齧ってご飯を食べると、肉の脂がお米を包んでスベスベさせる。
    餃子と一緒にご飯を頬張る。
    すると餃子が中に蓄えた肉汁ジュワッとしみ出してきて、今度はお米をシットリさせる。
    なんておいしい。
    大衆中華のこれが醍醐味。

    それからもひとつ追加で料理。

    d84f7c31.jpegエビと玉子の炒め物。
    中国料理の中で一番おいしいものは何?って質問すれば、答えの中に必ず卵料理が入る。
    このフワフワ。
    このシットリにフルンフルン。
    何を味を足さなくっても、玉子が旨味を抱き込んでそのままおいしい。
    細かく刻んだ白いネギ。
    それがシャキシャキ、ふんわりとした玉子の食感をひきたてて、おいしいったらありゃしない。
    プリプリのエビもタップリ入って、ご飯にのせると油がジワっと滲んでく。
    口に含めば即席チャーハン。
    これをつくるのにどれだけ油を使ったんだろう…、って思うと怖くて箸が止まるけど、けれどこれもまたオゴチソウ。

    それから固焼き。

    ef89a5c6.jpeg麺少なめで、具材タップリ。
    太い玉子麺がよじれるように揚がってて、その表面に穴が一杯あいている。
    最初はサクサク。
    香ばしい油の香りがおいしくて、しばらくすると穴に醤油風味のあんが滲み込んでくる。
    やさしいくシットリ。
    麺がご飯のおかずになってく。
    一緒に炒めた野菜と豚肉。
    そしてエビ。
    たのしくお腹一杯で、お店の奥では宴会まだまだ続く気配。
    オゴチソウ様、また今度。
    日曜の夜、テレビの映画は007でございます。

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    今日のランチは焼売…焼売?
    焼売って蒸しているのに、
    何故「焼く」って書くのかしら。
    と、思いながら蒸していました…。

    ときに007って男のロマンを見せられているようであまり好きではありません。
    サカキさんは好きなのですか?

    (責めているわけではないですよ!)
    ぷりさん / 2009/10/04(Sun) /
    焼いて売っていた時代
    > ぶりさん
    もしかしたらあの形状の物を焼いて売っていた時代があるのかもしれませんね。
    調べてみよぉっと。

    007。
    あの物語りの女性観はたしかに前時代的。
    騎士道精神と思い込もうとしても、ちょっと一方的な感じがしてしまいますよね。
    スーツの仕立ての良さと、ガジェット満載な部分はとてもいいのですけど(笑)。
    スパイの世界はたとえチャーリーズエンジェルでも男ありき。
    まぁ、ホルモン過多な戦争大好きオトコの妄想の集大成なのでありましょうね。
    サカキシンイチロウさん / 2009/10/04(Sun) /
    007より…
    「いつも心に太陽を」の先生みたいな人がいいです。

    知的で紳士…。
    でも見かけによらず腕っ節が強い。

    でも付き合ったり結婚したりするのは全然!違うタイプなんですよね。
    摩訶不思議。
    ぷりさん / 2009/10/05(Mon) /
    知的な強さ
    > ぶりさん
    知性を強さとすることが出来る人って、ステキな人だなぁ…、って思います。
    ひ弱な暴力性よりも、知的な逞しさ。
    心がけたいなぁとも思いますね。
    サカキシンイチロウさん / 2009/10/05(Mon) /
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