午前の打ち合わせのあと、ポールバセットでぼんやりします。
西新宿の新宿野村ビルの地下にあって、サルバトーレとシームレスでつながるとてものびやかで、ゆったりとしたステキな空間。
最近、渋谷のヒカリエの中にもお店ができたけど、そこのゴチャゴチャとした雰囲気を思えば天国。
都心にあって、奇跡的なほどのんびりできる素晴らしい店…、オキニイリ。
サルバトーレが開店前というコトもあり、ソースを仕込むおいしい匂いがやってきて、ランチタイムの準備をしている従業員の姿も凛々しく明るい気分。
コクリとしたのはマキアート。
エスプレッソのトロンとポッテリした喉越しに、最小限のミルクの泡。
トロンと流して、ハートマークをキレイに作る。
手際見事でウットリします。
エスプレッソを出すマシンのポッド。
そこにギシギシ。
上半身の体重をのっけてコーヒーの粉を押し込める。
そこのプシュッと圧力をかけ抽出をした、トロンと濃厚なエスプレッソ。
コーヒーってお店、お店で味の流儀があるのがステキ。
ココのは酸味が穏やかで、苦味がビリッと際立っている。
飲み口トロンとなめらかで、ポッテリ喉をおちていく。
ミルク臭さがほとんどなくて、ミルクの泡はコーヒーの苦味と混じって甘みに変える、おいしい触媒のような役割を果たしているだけ。
エスプレッソをそのまま飲むより、不思議なほどにエスプレッソらしく感じる。
大人の飲み物、オゴチソウ。
そのうち徐々にお店がにぎやかになっていく…、隣のサルバトーレがランチ営業を開始してお腹を空かせたお客様が次々お店にやってくる。
そろそろボクもランチにしよう…、さてさてどこでと思ってそうだ、近所にロイヤルホストがあるじゃないって思う、それで移動といたします。
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西新宿の三井ビル…、その一階にある店で今はシズラーになってる場所に昔、伝説のロイヤルホストがあった場所。
朝のパンケーキが有名で、近所にある高級ホテルから外人客がワザワザ食事をしにくるお店で、まさに彼らがずっと狙ってた「街場のホテルのコーヒーショップ」というコンセプト。
それがいきいき息づいていた。
今も場所柄というコトもあるのでしょうね、かなり混んでてランチは一杯。
昨日のリベンジを果たしたかった。
イタリアンフェアのパスタを食べにとやってくる。
レストランには忙しいときに実力を発揮するタイプと、ゆったりとした時間帯に真価を発揮するとこがあり、ファミリーレストランという業態はいそがしいときにお店の実力がでる。
フルスタッフで厨房の中はベストな状態…、であるはずで、しかも今、ファミリーレストランでランチで名声をとらなくちゃお客様の評価が高くなることはない。
ところでこの店。
よほどオペレーションに自信があるのか、ピンポンベルがついてない。
だからといって、客席の様子に気配りできているかというと手を上げ、声を出してもなかなか注文とりにきてくれない。
人出がたりない様子です多分、ピンポンベルをつけたら逆にピンポンピンポンうるさいからベルを置いていないのか?って思ってしまう。
ボスカイオーラをたのんで待ちます…、おとなしく。
20分ほど待ちました。
なるべく15分以内に商品提供はしましょうね…、っていうのがチェーンストアのガイドライン。
だからギリギリ。
ランチメニューが40種類ほど。
それにフェアーメニューがあって、それだけじゃなくグランドメニューも置かれてて、そりゃ大変だろうと思います。
しかもランチの目玉にトーストサンドが含まれている。
手間がかかるモノをたくさん用意して、それで時間がかからぬほうがおかしいですもの。
こんなにメニューが無くちゃお客様が怒るのか?
メニューが多くて料理が遅れてしまう方がよほどお客様を怒らせるんじゃないかと思う。
けれどなんでいつものあれが無いんだ?と叱られるのが怖いから、どんどんメニューが増えてくんでしょ。
暴動がおこらぬ程度の待ち時間にて、やってきたこれ。
見事であります。
パスタは昨日と同じ状態。
ソースにたよらず鍋の中で味をきめ、仕上げてつくる昔い味。
それも見事で昨日以上に専門店的ってウットリしました。
ただこれで1000円ちょっという値段が微妙。
ファミリーレストランのパスタと思えば880円とかがいいところ。
ロイヤルホストの名前を捨てて、専門店で売れば多分、1380円の価値がある。
ちなみにとある理由があって、完食できずにお店を出ました…、その対応はスマートにして真摯で誠実、さすがロイヤルホストと思いはしたけれど、そんなところで褒められる、ロイヤルホストはちょっとさみしい、微妙にリベンジかなわぬ今日のランチでござった、また来よう。
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