昼、地方からやってきた友人と一緒にランチ…、新宿らしい場所でゴチソウ食べたいなぁとそれで新宿中村屋。
実は現在、中村屋のビルが建て替え、改築中で仮店舗にて営業中。
その仮店舗の場所というのが高野のビルで、しかも6階。かつてなだ万がアプローズっていう名前の和風ダイニングレストランがあった場所。
看板もなく知らなかったら絶対わからぬ状況…、なのにこれまた乗り口すらもわかりづらいエレベーターにのって次々お客様がやってくる。
それもほとんどシニアなお客様でござんす…、老舗の実力、目の当たり。
まずはサラダをとりました。
さっき野菜のジュースを飲みはしたけど、やっぱりどこでもまずは野菜を食べるコトを徹底したく(笑)、それでシェフのおすすめサラダ。
これがなかなか独創的。
葉っぱ野菜に生ハム、分厚いスモークサーモン、クルミにピーナツ、チリメンジャコにちぎったカマンベールチーズ…、ナチョスを飾ってやってくる。
胡麻の風味のドレッシングをかけてどうぞといわれるんだけど、これは一体、何風といえばいいのかわからぬ、老舗らしからぬサービス精神旺盛感じる。
しかもこれがなかなか旨くてこまっちゃう。
葉っぱ野菜はみずみずしくて、コツコツムチムチ、いろんな歯ごたえ、味わいが次から次へとやってくる…、一口ごとに違った料理を食べてるようなオモシロさ。
友人はカリーを食べる…、中村屋と言えばカリーですから、やっぱりカリー。
昔、昔、中村屋さんのお嬢さんと結婚をした印度貴族の男性が、日本のイギリス譲りのポッテリとした甘いカレーに胸を痛めた。
インドのカレーを日本の人にも食べさせてあげたいからと、日本で手に入れることができる素材を駆使して作ったインドのカレーで、たしかにビリッと豊かな辛さと香り、スパイシーで食べるとどんどん体が中からあたたまる。
やっぱりこれが一番人気で、お店の中にはおいしいカレーの香りが充満…、なのに決してそれが嫌じゃないのがなんだかオモシロイ。
ボクがココで一番好きな料理をたのむ…、ナポリターノっていう料理。
土鍋で煮込んだ伊府麺…、中国の揚げた平打ち麺のあれです。
本来なれば上湯スープや鶏の塩味スープで煮込んで食べるのだけど、トマトスープで煮込んでる…、だから「ナポリターノ」って名前でけれど、ナポリなんかにも絶対あるわけないオリジナル。
平打ちパスタが手に入りづらい時代の工夫なんでしょうか。
揚がって小さな穴がタップリ空いた麺に、甘酸っぱいトマトスープがタップリ染みこみ、しかも麺の小麦成分がスープにとろみをポッテリつける。
水煮のあさりとトマトのむき身、それに缶詰マッシュルームが具材となって、そこに粉チーズを好みでかけて味わうというモノ。
プリプリムチムチした麺が、口をペロンと撫でながらトマトスープと一緒にお腹におさまっていく…、このおいしさは他にないねとニッコリします、オキニイリ。
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