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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    勉強会が終わって家に帰る途中に、晩ご飯。

    008f6dea.jpeg伊勢丹の地下食品売り場の中にある「キッチンステージ」にやってきました。
    オープンキッチンで料理ができてるさまを眺めて食事をたのしむ。
    厨房というステージを前にしたボクらは観客で、しかもガラスの壁で仕切られたお店の中の様子は外から丸見え。
    食品売り場で買い物している人からみれば、食べてるボクらも舞台の一部。
    たしかにココはキッチンステージ。
    オモシロイ。

    テーブルの上にはナイフ・フォークに並んで今日のレシピが置かれる。
    今日の料理は「ドンチョッチョ」。
    イタリア南部、シチリア地方の料理を得意にしているお店。
    予約が取れないので有名だった「ダ・トンマズィーノ」ってお店のシェフがはじめたお店で、ここも予約が取れないお店になった。
    そこの料理が気軽にフラッと食べられる。
    しかもお店は夜の営業しかしていない。
    お酒を飲まず、食堂風においしい料理だけをこうしてたのしめる。
    ディナーだけの店がココでランチタイムの営業をはじめたみたいな感じがとてもうれしくて、早くこなくちゃと思ってた。
    ちなみにボクのMacBookで、ドンチョッチョって入力したら、一番最初に「どんチョッチョリーナ」って変換候補が出てきちゃった、笑っちゃう。

    まずは前菜…、大きなお皿の上に3種の料理が並ぶ。

    d07b442b.jpegシチリアの料理と言えばマグロの料理。
    地中海のマグロが集積した地域で、だから昔からマグロをおいしく食べるレシピをたくさん持ってた。
    グリルに揚げ物。
    マグロの卵巣をからすみにして、パスタやリゾットに使ったりするのもイタリア南部がマグロ文化のまっただ中にあったということの証であります。
    日本のマグロのかなりの部分が、地中海のイタリア周辺の畜養されたモノだったりする。

    今日のマグロはカルパッチョ。
    マグロをオリーブオイルでマリネしてあるのだけれど、オリーブオイルに塩だけじゃなくグラニュー糖を混ぜている。
    かと言ってマグロが甘くなっているかというと決してそんなことはなく、魚の旨味が引き立つコトに貢献していてオモシロイ。
    カルパッチョの上にちらかる野菜の中に小さな小豆。
    枝豆か?って思ってみると、これがそら豆。
    小さなさやに入ったそら豆らしくよく見ると、確かにそら豆独特の爪の形をしてる。

    それから野菜のカポナータとミートソース味のお米にパン粉をつけて揚げたアランチーノがついて一揃え…、アランチーノを揚げ焼きする香ばしい香りがお店に漂ってきてお腹がなるのがなんともウレシイ。

    c7915a3f.jpegメインディッシュは牛肉使ったメニューと魚の2種類あって、そのお魚もカジキマグロでそれにする。
    カジキマグロを分厚く切って、チーズを加えたパン粉で揚げる。
    中はシットリ、外はカサカサ。
    カジキマグロって熱をくわえるとガッシリしてきて、まるで鶏肉みたいな食感がしてくるところがオモシロイ、肉に負けない食べごたえがある。

    それにパスタがサイドに付きます。
    イタリア料理は基本、前菜+パスタ+メインディッシュで完結する。
    そのパスタとメインを一皿にもる、ピアットウニコな感じがステキ。
    指輪のパスタと呼ばれるアネッリ。
    サラミとトマト、チーズで味を整えてオーブンの中で焼き上げる、焦げたチーズがグラタンぽさを醸し出す、本当はこれで赤いワインを飲むんだろうなぁ…。

    ところでこの店、メニューのレシピは数週間の単位で変わる。
    けれどお店のスタッフはいつも同じで、だから自然と顔見知りができてくる。
    中でもホールでサービスを担当している女性スタッフがとてもチャーミングで笑顔がキレイ、しかもサービス的確で、ステキだなぁ…、って思っていたら、ニッコリしながらボクにこういう。
    「今日もキレイな写真に撮っていただけました?」って…、いつものお席と違ったテーブルだから照明の感じが違うってお困りじゃないかしらって思って声をおかけしました。
    そう言いながら、再びニッコリ、恋する気分にウットリします。
    cdd22ca0.jpegサイドのサラダ野菜も見事…、ステキな料理ばかりの中で、中でも見事と感じた料理が、アランチーノとカジキの揚げ焼き。
    どちらもカサッと油っぽさを感じさせず、特にアランチーノの中にギッシリ詰まったお米を味付けているラグーの風味豊かでおいしいコトにウットリ。
    カプッと齧るとフワッと口の中に広がるおいしい蒸気…、肉の香りにチーズの風味、セロリやニンジンなどの香りの強い野菜の香りが口の中に広がっていく。
    とても得した気持ちになって、今日の疲れも見事に取れる。
    スキップしながらボク、帰る。

    ちなみに下の食べログデータはドンチョッチョ本店のモノを貼りました!



    関連ランキング:イタリアン | 渋谷駅表参道駅

     

    拍手[4回]

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    無題
    ATOKですら、時たまとんでもない変換をします。普通に、通勤途中に入力したつもりが痛勤途中にと誤変換。きっと、ジャストシステムの方は長距離痛勤なんだろうと想像してしまいました(汗)
    あっくんさん / 2012/05/17(Thu) /
    あぁイタリアン…
    美味しいイタリア料理は本当にすばらしいですよね

    鮪、わさび醤油もいいけれど
    ぬめっとした所をオリーヴと塩でカルパッツィオも
    贅沢ですねぇ
    その上、そんな素敵な店員さんがいたら
    それこそイタリア男になってしまいそうで…


    一方で大西洋の鮪は結構難しい問題がありますね…
    ここまで人気になってしまったお寿司に戸惑ってしまいますね
    佐藤Rさん / 2012/05/17(Thu) /
    痛勤とチュウ
    > あっくんさん
    ボクのはGoogleの変換プログラムなので、ウェブ上に多くある言葉の変換は得意なはずなんですけど。
    ちなみに「つうきんとちゅう」は「痛勤とチュウ」になっちゃいました(笑)。
    通勤とチュウのどちらを選ぶかと言われると、迷わずチュウだな、と妙に感心してしまいました。
    サカキシンイチロウさん / 2012/05/17(Thu) /
    パリのイタリア
    > 佐藤Rさん
    フランスのイタリア料理は、フランス人の隣人に対する敵意を感じるほどに貧相ですものね。

    もしこのお店にレモンチェッロがあったら、多分、ボクはジローラモちゃんになっていたと思います。
    シンイチロウだから、ジローラモじゃなくて「シンイチローラモ」。
    てへっ、いいかもですね(笑)。
    サカキシンイチロウさん / 2012/05/17(Thu) /
    無題
    シンイチローラモさん、こんばんわ!

    伊勢丹地下は結構行っていたつもりでしたが、なぜかキッチンステージの存在は覚えがありませんでした。
    いいなぁ、美味しそう。
    15席という小さなキャパのようですが、女性一人でも入れるような感じなのかしら…。
    でもシンイチローラモさんとご一緒できたらもっと楽しいだろうなぁ。
    わぁ、何か想像したら楽しくなってきました(^^)
    ななおさん / 2012/05/17(Thu) /
    シンイチローラモです!
    > ななおさん
    このお店。
    お一人様用にできているようなお店で、いつも女性のお客様がほとんど。
    ボクの隣で召し上がっていたご婦人は、前菜のためにシャンパン、メインディッシュにはワインととてもたのしげに召し上がってました。
    ぜひぜひ。
    定期的にお料理がかわるので、次がまたたのしみになってしまいます。
    サカキシンイチロウさん / 2012/05/17(Thu) /
    ステージ
    キッチンステージで食事をとっている人を見るたびに、おいしいものを食べるのが好きなんだなあと思っていました。以前から案内をもらうたびに、おいしそうだなーと思いつつ、あのガラス張りのちょっと高くなっている場所で食べるのは、私にはどうもできなくて、入ったことがありません。一人でとる食事としては、豪華で一人でいると言うことに対しての気遣いが無い場所でいいのですけれど。
    敷居が低くて高い場所です。
    ぴんさん / 2012/05/18(Fri) /
    食いしん坊冥利につきる場所
    > ぴんさん
    たしかに、ボクがココで食べているコトを、いろんな人が見てるんだろうなぁ…、と思うと、ちょっと緊張します。
    でも、「よし、みんなが惚れぼれするほどおいしそうに食べてやろう」とモティベーションが湧いてくる…、やっぱりボクは食いしん坊なんだなぁと、ご指摘頂戴してあらめて思いました。
    カウンターではなく、通路を挟んだ一人用のテーブル席。
    その一番端っこの席は案外、外から目立たぬテーブルで、実はボクはそこをいつももらっていました。
    その席指定で、一度試されてみてはいかがでしょうか?
    サカキシンイチロウさん / 2012/05/18(Fri) /
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