今日はすんごく朝早かった…、日に日に早起きになってくお日様と同じくらいの時間に起きて、すぐに表にでて打ち合わせ。
そして朝食。
東京駅の八重洲地下街にある居酒屋割烹。
「初藤」ってお店にきます。
かつて新幹線出張が日常的だった頃。
出発前の腹ごしらえは、大抵ココと決めていた。
まだ東京駅の中に寿司清もなく、ディーンアンドデルーカもなかった頃。
ゴキゲンな朝の選択肢といえばココくらいしかなかったコトもあって大抵、ココの店。
にこやかな店。
当然、料理はシッカリしてて何より店で働いているおばさんたちが元気でほがらか。
特にお店の責任者風の背筋のシャンと伸びたおばさま。
まるで宝塚の男役のような凛々しさ、キレイな笑顔にガンバル元気をもらってた。
ひさしぶりにこの店に、やってきたらばそのおばさまが「おはようございます!、いらっしゃいませ」っていつものようにニコニコしてた。
もう10年近くも通ってて、歳をとらない秘訣を聞こうか…、って思うほどに変わらずニコニコ若々しくて、なんてステキな朝のはじまり。
ニッコリしながら食券を買う。
この店、お店の前にズラッと食品サンプルが並んでる…、朝はそれが朝食セットがお盆にのった状態であまりにたのしくおいしげで、外人さんが良くカメラを構えてパチパチしているところに遭遇したりする。
この店、かなり早くから開店してて築地に近く一日動いている駅の近くでもあるというコトもあり、朝に仕事を終える人たちが結構やってくるようで、今日も朝からお酒を飲んでメートル上げてるおじさんたちが二組いました。
朝の定食のおかずだけもらってそれを肴に焼酎をうれしそうに飲んでるおじさん。
あぁ、シアワセだなぁ…、って思いながら、さてさてボクの朝ご飯。
まぐろ定食っていう定食に、卵焼きを単品で追加したのが今日のオーダー。
元気を出そうと、かなりのボリューム。
贅沢版。
玉子焼きをたのむと必ず、お店の人がひとこといいます。
「時間がかかりますけれど、いいでしょうか?」と。
当然、ココに来る人たちは大抵、卵焼きは時間がかかるものって覚悟をしてる。
初めてきたとしても他の料理はほとんど、作りおきのきくモノばかりで卵焼きだけが注文してから調理するもの。
本当に時間がかかるか?って言うと、ほんの少しだけ。
けれど、ちょっと時間がかかるという一言ができた卵焼きに得も言えぬありがたみを与えてくれるようでウレシイ。
こんがり焼けた大きく立派な卵焼き。
みりんで甘みをつけているのでありましょう…、表面ツヤツヤ。
箸で触るとプルンと揺れる。
力をほんのすこしだけ入れるとサクッとちぎれて、ホワッと湯気がタップリ噴いて出る。
口に含むとジュワッと甘い出汁が舌へと流れだしてくる。
あらかじめ食べやすいよう切って出てくる出汁巻き玉子もいいけれど、こうして大きな玉子を箸で壊しながら食べてく制服感もまたオゴチソウ。
まぐろ定食は小鉢が沢山…、お盆のうえにギッシリ並んで、まるで旅館の朝ご飯。
キハダマグロにタップリわさびを乗っけて醤油を垂らし、パクリと舌にのっけると酸味を帯びたひんやりとした赤身の味わい、なかなか旨い。
それに納豆、山かけとろろ。
マグロに納豆あわせるとマグロ納豆、とろろとマグロで山かけマグロといろんな食べ方できそうで、しかもどれもが酒をおいしくさせるゴチソウ。
朝から酒を飲むおじさんの気持ちがなんだかわかるよう(笑)。
味付け海苔に冷奴、旨みどっしりした味噌汁とどれもご飯をおいしくさせる、元気な朝ができあがる。
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