さてひさしぶりに「BUN」でござんす。
BUNと書いてバン…、新宿三丁目伊勢丹村にある伊勢丹会館なるビルの1階にある。
飲食店がメインテナントの地味なビル。
一階なのに奥まっていて、ビルの外からはまるでみえない…、ほとんど知られてないんだろうって思っていたら、先日、ボクの父と一緒にこのビルの上の寿司屋に来たとき。
おかぁさんと新宿に一緒に買物にきたときは、必ずこの店でお茶をのんでたんだよと。
なんだか急に身近なお店に感じたんだネ…、いいお店。
いつも来る度、思うのが、この店って床屋さんに似てるなぁってコト。
カウンターの内側に、大きなボイラー。
コーヒーを落とすためのお湯がいつも沸いている。
従業員さんのユニフォームが、襟なしリネンでできた半袖ジャケット。
これもなんだか床屋さん風。
昭和な感じで、ニッコリします。
さてオキニイリ。
メキシカンドッグの朝食セットをたのんで食べる。
朝食時間にしかない料理。
普通のホットドッグロールをトースト。
中にミートソースが挟まれている。
水気を飛ばして、ホツホツ、ひき肉の食感とても力強い。
胡椒で辛く調味されてて、おそらくこれがチリコンカルネ。
メキシコ風のミートソースのように感じて、それでメキシカンドッグって名前になっているに違いない。
ナポリタンってスパゲティーがナポリにないように、メキシカンっていうこのホットドッグも多分、メキシコにはないんだろうなぁ…、って思うとなんだかここでなくちゃぁ、食べられない貴重な料理のように感じる、オモシロイ。
茹でた玉子が1個つきます…、喫茶店の朝食の定番料理のひとつであります。
その茹で玉子を剥くとき、必ず、キレイにスルンと剥けますように…、ってお祈りしてから剥くコトにしてる。
カカンとテーブルを叩いて殻に割れ目を入れて、そこに指をそっと添え、トッカリをつけメリッと殻を剥きとって、ユックリユックリ、剥けたい方に指を動かし殻をめくっていくとスルンと、なんとキレイに大きくむけた。
なんてシアワセ…、今日一日がよき一日になりそうな、予感にウットリ。
セットについてくる飲み物は、アイスコーヒー。
最初ココに来たとき、アイスコーヒーってお願いすると「甘いの?それとも甘くないの?」と言われてビックリしたことがある。
ガムシロップで甘くするのじゃなくてコーヒーを落として冷やす前に砂糖で甘味をつける。
だからとってもやわらかで、コクのある甘みがあって、酸味も穏やか。
甘みはうま味の素になる。
だからこのアイスコーヒーもうま味があって、それまでずっと、大人が飲むアイスコーヒーは甘くないものって思っていたけど、もうメロメロ。
そもそも注文を厨房の中に通すとき、「アイスコーヒー」っていうとそれは砂糖入り、甘くないのを「アイスコーヒー砂糖抜き」っていうのがなんだかオモシロイ。
ボクの隣に座ったおばさま。
焼いたサンドイッチがメインのセットがあるんだけど、それを注文。
それからいいます。
「耳はとってパンはよく焼き、マヨネーズを少なめにして作っていただけないかしら」ってスラスラ注文するではないの。
あぁ、カッコいい。
しかもそうした注文をシッカリ受け止めサラッと提供するこの店も、なんてステキと思う朝、さてさて仕事にまいりましょう。
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