朝を新宿、ベルクに来ます。
大家さんと戦うお店として有名だったこの店も、その問題が一段落したからでしょうか、お店の中にも外にもプロパガンダ的なるモノがなりをひそめて、表情おだやか。
お馴染みさんとしては、ちょっと一安心な感じであります。
朝はにぎやか…、テーブル席はいっぱいで今日は立ち食い覚悟でいつもの注文。
モーニングプレートにする。
ロースハムにゆで玉子。
ポテトサラダにスイートコーン。
レタスにトーストがギッシリお皿の上にのっかるおなじみのコレ。
セルフサービスのお店の厨房。
注文をするカウンターの中から丸見えのキッチンで、テキパキ、これらが次々作られていく。
どれもが複雑な調理ではない。
けれどスピーディーでテキパキしているところがたのしい。
特にトースト。
昔、ホテルのコーヒーショップに良く置かれていた縦型トースターで上の窓からパンを入れると、ユックリ下に送られながら、こんがり焼けてポンッとトレーに落ちてくる。
機械じかけな感じがたのしく、それを見てると時間を忘れる。
頭が山型に膨らんだ、イギリスパンは空気をタップリ含んで軽く仕上がっていて、それがカサカサ。
表面こんがり焼けている。
前歯にサックリ。
噛んでるうちにそれがムッチリ、軽い水気を帯びてトロミがついて小麦の香りが鼻から抜ける。
甘み控えめ。
最後に仄かな酸味ですべてがしめくくられる…、これをもうちょっと薄切りにして、軽焼トーストでサンドイッチを作ったらおいしいだろうってウットリします。
そのトーストにポテトさらだとスイートコーンをのっけて食べると、ムッチリ、口の中でおどろくほどのなめらかになり、ただそれだけで満足できるほどの美味。
酸味を帯びた喫茶店的コーヒーと相性抜群にして、味わい深い…、ただ今日のハム、脂がきつめでネチッと舌に重かった。
それに玉子の白身がブヨブヨ…、こんなコトもあるのでしょうネ。
カウンターに立ったまんまで食べてたら、タバコの煙が直撃でちょっとケホケホ…、いつもはこんなに煙たく感じぬ、頭の位置が高いから煙の層に鼻があるから?
それでそそくさ移動する。
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次の仕事までの時間を、それでスタバで潰すことにする。
お店の中がいっぱいで、お外でゴクリ。
ドリップコーヒーにヘーゼルナッツシロップ足して、体とお腹を温める。
蓋をパカッととってパチリと写真を撮ると、湯気がうつって目が温かく、カップを手にしてしばらくすると手からほんわか温かくなる。
ヘーゼルナッツの香りが混じって、コーヒーの香りがまるでカカオな感じがしてくるところがなんだかシアワセ…、あったかい。
[5回]
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