仕事の途中…、ちょっと考え事をしたくてディーンアンドデルーカに来る。
出来た当初はあんまりはやっていなかった…、ツンとすました雰囲気が入りにくさを醸し出していたのでしょうネ。
けれど最近、朝から結構はやってる。
丸の内というこの場所にビジネスマン以外の人が集まるようになり、特に欧米系の人たちがおしゃれにココでお茶をたのしむ姿をみかける。
ちょっと日本離れしたステキな景色にニッコリなります。
ここのエスプレッソカウンターでササッと注文できるおじさんを見ていると、サラリーマンじゃなくてビジネスマンみたいに見える…、って勝手に感心したりする(笑)。
ケーキを買います。
ココのフードショーケース。
華やかじゃない。
見るからに色とりどりでうつくしく、目が食欲を感じるような欧州菓子とは違った実質的なる姿。
アメリカ菓子は素朴でポッテリ。
チーズケーキやアップルパイと、おかぁさん的レシピのものがほとんどだから。
けれどジッとみていると、あぁ、やっぱり食べたいなぁ…、って。
しんみり思って、口がおねだりするようなモノ。
今日はブルベリーリコッタチーズタルトっていうのがどうにもこうにもおいしそうで買ってみた。
真っ白なフィリングの中にブルーベリーの断面ゴロゴロ。
買って実際、手にしてみるまでそのフィリングはメレンゲパイのようにふんわり。
やわらかなものと思い込んでた。
ところがフォークを当ててみると、プチュンと粘ってはじけて切れる。
ババロアみたいな感触で、あれっと思って口に運ぶとジュワッと溶ける。
フォークの中ではババロアで、舌の上で急にそれがムースに変わる…、なんて不思議な溶け心地。
タルトの生地はザックリ歯ざわり軽快で、甘みも控えめ、アメリカ菓子にしてはかなりの軽やかさ…、食べはじめるとこれがとまらぬオゴチソウ。
しかもタップリのブルベリーが見事にフレッシュ。
クチュっと奥歯で潰れると、甘い香りとほのかな酸味を口いっぱいににじませて、最後に軽い渋みで味をひきしめる。
アメリカのお菓子って味がシッカリしている上に、食べはじめるとずっとそれを口の中に頬張っていたくなるようなどこか不思議な中毒性をもっているモノ。
これも見事にそんな味わい…、考え事をしながら食べようと思っていたのに、あっという間に食べ終わり、これって一体なんでこんなにおいしかったんだろうって新たな考え事をボクの頭にくれたりしました、ちょっとステキなサプライズ。
エスプレッソをダブルでもらって、口の中をキリッと苦味でひきしめて、さぁさぁ、頭を仕事モードにリセットしましょう、そんな午後。
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食欲をあまり感じず、東京駅の中で蕎麦…、神田の薮そばがやっているお店で天せいろをたのんで食べた。
食欲がないといいつつ天ぷらつき…、しかもせいろを2枚たのむというとこがワタクシらしくてかわいらしいなぁ…、と思ったりする。
パリッと揚がった立派なエビの天ぷらはエビが甘くてプチュンと爆ぜる。
緑色がかった神田藪的蕎麦はキリッと角がたってておいしい。
辛めでキリッとうま味が際立つタレをチョコンと先につけ、スルンとすすると空気と一緒に蕎麦の香りと出汁の風味がやってくる。
タレってこれで足りるんだろうか?って、せいろを食べるときには必ず思うんだけどこれが不思議と足りるのですネ…、今日もタップリ残してそれをそば湯で割ってコクリと飲んだ。
お腹もあったか、さて帰ろう。
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