昼、九州からの友人と会って軽く昼食を…、と、それで「ベルク」にやってくる。
新宿駅の地下にある小さなカフェで、とはいえおしゃれなお店ではない。
カフェの定義にはいろいろあって中でもグローバル的に考えるなら「コーヒーとお酒が共存しているたのしい空間」というコトになるんだろうと思うのです。
その典型。
新宿という街の性格もあるのでしょうけど、この店では朝からビールを飲む人たちがこれから仕事に向かって朝食セットをコーヒーと共にたのしむ人と一緒にいておかしくない。
日本でどんどん少なくなってる「不摂生と健全」が共存しているステキな空間。
だから少々のコトではビックリしない…、のだけれど今日は以上にビールが売れてる。
どうしたことか?と見てみると「今日は開業記念の日」。
今年でめでたく22周年というコトで、ビールの割引セールをしてた。
あっぱれ!なりです。
ひとつは朝からビールを割引という、この姿勢。
セルフサービスのパッと目ドトールコーヒーみたいな店だから普通はコーヒーなんかを割引するんだろうけど、ビールを割引。
オモシロイ。
それにしてもしかも女性、シニアなおばさまたちがぐびぐびビールを昼から飲む姿が凛々しくたのしく、日本は多分、大丈夫。
そういえば、ココの料理はみんなビールのつまみにピッタリ。
今日たべた「マイスターハムサンドイッチ」なるこの食べ物も、パンの上にハムがドッシリ。
下のパンをすっかり隠してしまうほどたっぷり量で、そこにチョコンとピクルス、それからザワークラウト。
それをパタンと閉じて食べればサンドイッチ。
ソフトドリンクのたのしいお供。
けれどそれをそのままハムとして食べて、時折、パンをちぎってあてにするならば見事なビールのつまみであります。
実際、そうして飲んでる人も沢山います。
ホットドッグもパンが歯ごたえシッカリしてて、中に挟んだソーセージさえそのまま食べても十分おいしくたのしめる。
ホットドッグとはソーセージを冷めぬようにと。
それと同時に、手づかみでたのしむためにできた料理であるわけで、素性正しいホットドッグがコレなんだろうとニッコリします。
今日、この22周年があっぱれな、もう一つの理由がココがずっと大家さんと戦い続けている店だっていうコトもある。
賃貸借契約の理解の違いで、ずっと退店勧告を受けていながらふんばっている。
なかなか悩ましい問題があり、実はいろんなところで同じようなトラブルがおこってる。
土地や建物を持ってる人が偉いのか?
それを使ってあげている人がいてこその土地、建物の価値なのか?という、この問題はおそらく未来永劫、解決されぬ問題だろうと思うのですネ。
ボクも昔、同じ大家さんから家賃値上げを口実に撤退勧告を受けるという経験をしたことがあるからなんだかちょっと身につまされる…、なやましい。
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それから移動して打ち合わせ…、ブルックリン・パーラーにてする。
新宿にいままでなかったのが不思議なステキな空間で、ディナーがはじまるその前の中途半端な時間でありつつ、ほぼ満席でとてもにこやか。
大きなテーブルを使って資料をズラッとならべ、いい打ち合わせとあいなりました…、オキニイリ。
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