新宿からはじめる朝にベルクにきます…、ひさしぶり。
狭い通路をへだててある立ち食いそば屋のちょうど汁の仕込みのタイミング…、化調が沸騰するむせるような匂いが苦手で、息をとめつつお店に入る。
日本の街って匂いにあまりに寛容で、飲食店の匂いの中でも炭で醤油が焼ける香りも、化学調味料が焼ける匂いやとんこつ系のラーメン店が垂れ流す獣臭もみんな同じく「飲食店の仕込みの匂い」と分類される。
昔、事務所の裏側に吉野家があり、そこのタレの匂いを毎日嗅いだがために体の具合が悪くなったりしたことがある…、いまだに牛丼の匂いを嗅ぐとそのときのことを思い出す。
お店に入るとコーヒーの爽快感にあふれる香り。
それを胸いっぱいに吸い込んで、朝の気持ちを明るくさせる。
かつて、コーヒーは飲めないけれどコーヒーの香りを嗅ぐと気持ちがよくなるって人が経営している喫茶店に行ったことがある。
たしかにその店のコーヒーの香りは甘くて、鮮やかで、「鼻で味わうコーヒー」ってあるんだなぁ…、ってそのとき思った。
アイスコーヒーたのんでゴクリ。
キッチンの前の商品受け渡し用のカウンターの目の前のテーブルにつきユックリ味わう。
次々人がやってきて、商品たのんで受け取っていく。
電車が到着するタイミングなのでしょうか。
忙しかったり、静かだったり。
お店って生きているんだなぁ…、って思ったりする、オモシロイ。
いつもは朝食のトーストをメインのプレートモーニングセットをたのむんだけど、今日はホットドッグにしようと思った。
最近、チェーンストアのホットドッグがどんどんおいしくなくなってくから。
それでたのんで朝とする。
それにしてもこのお店…、モノクロームモードが似合う店です、なんだか昭和のサブカル喫茶のような風情がするのがステキ、いい感じ。
素性正しい白ソーセージに四種類のチーズをのっけて、トースターの中でトロンとなるまでやいて、そこにガーリックパウダーをパラリとかけて仕上げる「クアトロ・フォルマッジ」。
チーズのとろみと香りがとても上等で、プチュンとはじけるソーセージの歯切れ感といいジューシーさといい、あぁ、これがホットドッグなんだなぁって。
パンもサクッと焼けたところが香ばしく、気づけばあっという間にお腹の中にしっかりおさまっていく…、あぁ、シアワセだってニッコリなります。
そして仕事に向かいます。
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