新宿で朝…、移動の合間に途中下車にてぶらり朝。
カフェアマティってお店に来ます。
新宿駅の西口を出て、ちょっと歩くと小田急エースタウンっていう地下街があり飲食店がズラッと並んでいるその中の一軒でして、前からちょっと気になっていた。
お店の雰囲気がカフェラミル。
しかも夢とたのしさに溢れた憧れの対象だった、古き良き時代のカフェラミル。
そんな雰囲気がお店の外に漂っていて、それでいつかは来なくちゃ…、って思っていました、なのに近所に来るたび失念、他に浮気をしていてそれでやっと今日。
お店に入るとかなり大きく、奥へ奥へとお店が深く広がっている。
入り口に近い手前は喫煙、奥に向かうと禁煙席で、圧倒的に禁煙席の方が大きい。
しかも禁煙席の方が居心地よくて椅子もユッタリしてる。
こうした姿勢が今のお客様には、いい感じだと受け止められるに違いない。
オモシロイコトにこうした店にはスモーカーがあまりやって来ないのですね。
ウェルカムされてない店で、吸ってもタバコはおいしくないというコトなのかもしれないですネ。
今日も喫煙席はノーゲスト。
奥へ奥へと行くにつれ、人口密度が高くなってく。
それでもユッタリ、空気ものびのび、おいしく感じる、朝のココ。
淡いクリーム色の漆喰の壁。
古材をふんだんにつかった柱や梁が作られてエッチング加工をほどこす間仕切りと素材感を感じる店の仕上がりで、フランス風の古屋を一軒、地下街の中に作ったみたいな店で、気持ちが落ち着く。
ベレー帽をかぶったサービススタッフも、ニコニコ笑顔がうつくしく、仕草もユッタリうやうやしい…、上等気配を放ってる。
朝食セットはひとつだけ。
パンと飲み物を何種類かから選べるようになっていて、なんだか紅茶が飲みたくなった。
女性的で優雅な気配をもったお店の雰囲気が、コーヒーよりも紅茶がおいしくたのしめそうなそんな気がして、それでアールグレイを選んでたのむ。
ポットできます。
しかも茶葉をシッカリひらかせて、飲み頃状態で持ってくる。
だから一言。
お茶を注いでもいいですか?と。
勿論どうぞ、お願いしますとたのむと、ニッコリ。
優雅な仕草でお茶をカップに注いでくれる。
アールグレイの香りがフワッと、鼻に届いて周りの空気がツヤツヤしてくる。
そして今朝のセットが来ます。
トースト、サラダにゆで玉子という、典型的なる喫茶店の朝食セット。
ただトーストを、バタートーストかシナモントーストのどちらかが選べるというのがかなり魅力的なところでござる。
シナモントースト好きでござって、それでそれ。
セットがやってきた途端、甘いシナモンの香りがしてくる。
まずはそれをカプリといきたいとこだけど、まずはサラダを片付ける。
朝一番最初にお腹に入れるモノは、でんぷん質より食物繊維。
最初に野菜をタップリ食べると、太らぬお腹にしてくれるという…、だからサラダをシャクシャクモグモグ。
冷たいレタスがみずみずしくて寝ぼけ眼がスッキリ覚める。
オレンジ色のパプリカを薄切りにしたのがハラハラヒラヒラレタスを飾って、トマトがコロコロ、ハーブの香りがたのしいフレンチドレッシングもおだやかな味。
そしていよいよ、今日のメインをカプリといきます。
分厚いトースト。
イギリスパンの形ではある。
けれどシットリ、いわゆる日本の典型的なるきめ細やかなふんわりブレッド。
それそのものは、ちょっと苦手な日本的なるモッチリとした粘り気のあるパンで、けれどそこにタップリシナモン。
レンズを向けるとグラニュー糖とシナモンがキラキラ光る。
カプリと一口。
するとジャリッとグラニュー糖が前歯で潰れる。
小麦が焦げた香りにシナモン臭が混じってなんとも味わい深い。
砂糖の甘みと小麦の甘み。
そしてシナモンの甘い香りが混じって、朝の気持ちを甘くする。
それにしてもシナモンって、なんて不思議な食べ物なんだろう。
高揚感とでもいいますか…。
気持ちが明るくなっていき思わず笑顔がこぼれる香り。
トーストにタップリ塗ったバターがとろけてひんやり唇てからせ、そこにシナモンシュガーがドッシリいすわる。
だから食べ終わってもずっとシナモンシュガーの味や香りが持続するのもステキ。
固めに茹だった玉子の具合もまたよくて、カンカン、殻を叩いて剥くとツルンときれいに剥けたのも今日の気持ちをたのしくさせる。
隣の人が食べていたグランドメニューのサンドイッチがまた上出来で、次はあれを食べに来ようと思ったりした、さて仕事。
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