ひさしぶりに新宿駅からテクリと歩いて、ポールバセットで朝をとる。
地下通路を歩くと息がつまりそう…、それで地上をテクテク歩いてそのままビルの地下に入ろうと思ったんだけどちょっと寄り道。
隣のビルの角にあるLOVEモニュメントをお参りします。
真っ赤な「LOVE」は今日もしっかり健在だ!って、思ってニッコリ…、パチリと記念撮影をしてそれでお店にやってくる。
今日は静かでありまして…。
最近、朝活とでもいうんでしょうか、何やら怪しげな集団が徒党をなしてやってくることがたまにあり、おいしいコーヒーよりもお金儲けが好きな人たち。
マクドナルドならもっと安価に会議もできよう…、と不機嫌の種になっていた。
今日はそうした人とも無縁でのんびり、ホッコリ。
お店の真ん中にある大きなテーブルに陣取って、まずは一杯、マキアート。
ビターで甘くて、しかも最後に酸味がスキッと味の印象ひきしめる。
重たい香りが鼻からぬけつつ、どんどん明るくなっていく。
あぁ、おいしい。
お水をコクリと飲むと再び口の中にコーヒー味が蘇る。
朝の目覚めのステキな一杯…、オゴチソウ。
それにしても、ここがオープンしてからずっとゴキゲンなエスプレッソを作ってくれていたバリスタさんたち。
今はどこに行ったのか?
若いスタッフが一生懸命ガンバって、昔ながらを守ってはいる。
けれどなんだかさみしくて…。
人が変わってもお店は続く。
それが生業店じゃなくて、会社でやってるお店のありがたいところでもあり、切ないところでもあるんだよな…、って今朝はシンミリ。
秋というのは人をロマンチストにさせる季節でございます。
クロワッサンやパン・オ・ショコラで軽く仕上げる朝も良し。
けれど今日はちょっと贅沢。
キッシュを朝のお腹にどうぞ!と、プレゼント。
ドッシリ大きい。
ズッシリ重たい。
ランチのメインにもなりそうなボリューム感にまずはウットリ。
運ぶ途中もずっとフルフル揺れていて、テーブルの上にトンと置いたらブルブル震えてそのなめらかが目にオゴチソウ。
キッシュと言ってもいろんな流儀があって、例えばディーンアンドデルーカのキッシュは乾いたアメリカ風。
ちょっとパサつき、けれど口の中でトロンとなめらかになるワインのお供に良さ気なレシピ。
ココのはやわらか。
しかもなめらか。
まるで茶碗蒸しのようにフルフルしてて、口に含むとジュワッとブイヨンっぽいうま味がやさしくひろがっていく。
朝のお腹に一番最初に入れてあげるのにピッタリ。
しかも乾いた口が潤うような味わい、食感、みずみずしさがとてもいい。
ハムにキノコにほうれん草、いわゆる「キッシュ・ロレーヌ」という奴ですな。
ルッコラのサラダも香りが鮮やかで、オリーブオイルとレモンで味を整えただけ、スッキリしてて口をたのしくリセットさせる良いサイド。
ところでキッシュというこの食べ物。
見る場所、食べる食べ方でまるで違った2つの味わいが同居している。
中でゆれてるフィルングだけを崩してこうして写真をとると、まるでスクランブルエッグかオムレツを食べてるみたいな感じがしてくる。
ところがパイ。
特にココのバターをタップリ含んでシットリしている、これはまるでケーキのようでそういえばココのキッシュは「パティシエが作ったキッシュ」というのが売り物。
そう思ったら、なるほどこれは甘くないプリンを詰めたパイだって思ったりした…、朝のお腹になんて贅沢、たのしいゴチソウ、ありがとう。
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