ディーンアンドデルーカで思い立って、朝を食べます。
ここならあれがあるだろう…、って。
先日、サブウェイに行ってツナサンドイッチがなくなってしまっていたのに愕然として、だからといって自分で作って食べるのも、なんだかくやしい。
それで新宿南口にあるディーンアンドデルーカにゆき、デリコーナーに、サンドイッチのパックを探す。
できたばかりのありがたきこれ。
ツナとほうれん草のサンドイッチをめでたく発見。
ズッシリ重たく、分厚いパンではさまれたツナがこんもり盛り上がるよう。
分厚くしかも具だくさんで、だからそのまま切ってしまうとパックの中で崩れてしまう。
だから紙でクルンと包む。
包んだまんまでざっくり切って2つにし器の中に立たせていれると、まるでロールケーキのように見えてうつくしい。
包装紙のまま手で取り持ち上げ、ペロンとめくってパクっと食べる。
手も汚れずにしかもトロンとなめらかな、ツナがこぼれて垂れ下がることもこれでない。
フックラとしたパン。
空気をタップリ含んでて、噛むとホロッと崩れてしまうほどにやさしいパンの食感がとてもたのしい…、シットリとしたツナと混じって口の中でクリーミーになっていくのが今日のお腹にありがたい。
ほうれん草は固めの仕上がり。
芯の部分がザクザク固さを残してて、食べると奥歯にザックリ。
歯ごたえたのしく、噛んでるうちにどんどんトロミがやってくる…、サンドイッチの具材にこうした繊維の強い野菜を使う。
あまり考えたことがなかったけれど、結構おいしく、試してみようかって思ったりした。
シリアルと一緒に焼いたパンの耳。
ポツポツ奥歯をくすぐるような感じがおいしい、目が覚める。
それから飲み物…。
アップル・サイダー。
アメリカの今の季節の飲み物で12月になったら絶対飲んでやろうと思ってきます。
カウンターの上にIHヒーターをおき、上にステンレスのピカピカ鍋があったまってる。
注文すると蓋をあけ、レードルでグルグルかき混ぜカップに注ぐ。
リンゴの甘酸っぱい香りが蓋をあけると同時に鼻をくすぐり、ウットリします。
リンゴを皮ごと煮込んで酸味と甘味と香りと色を引き出して、そこにシナモン。
それからジンジャーを少々くわえて味ととのえる。
湯気が鼻から入ってくると、ケホッとむせてニッコリとなる。
お店の外に行列ができ、それでお店の外にでる。
遠くに新宿御苑が見える。
あそこまで散歩してからこれを飲んだら、セントラルパークにちょっとだけ近づく気持ちもしたんだけれど、残念ながらそれほど時間があるわけじゃない。
しかも雨もパラパラ降ってもいて、だからお店の前から遠くをながめて我慢する。
コクリと飲むと、口に広がるリンゴの香り。
舌の上にシットリ、リンゴの皮が残ってそれを噛むとクチュリと渋みがやってくる…、リンゴをコリッとかじったときの鮮やかな香りと味がするのがステキ。
ホリデー気分に体がフワッと浮かぶよう。
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