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2024/11/22 (Fri)

お通で雑炊

歌舞伎町にて気になるお店…、数ヶ月ほど前に開業したばかりの「お通」というお店を昼に訪ねる。ランチとする。

宮崎市に本店がある雑炊専門のお店だという。
化学調味料や添加物を一切使わぬ正直な味。基本の雑炊にトッピングをいろいろほどこし、好みの味にして味わえる。
安いものなら１０００円前後。贅沢にカスタマイズしていくと３０００円とかの雑炊を作ってたのしむこともできるというたのしいお店。
しかも２４時間営業というのが歌舞伎町らしいといえばらしくて、やってきてみてビックリします。
ランチタイムも終わる時間帯にしてほぼ満席の大繁盛。

かつてこの店。「にぎにぎ一」という立ち食い寿司のお店があって、そこはかなり苦戦をしていた。なのに雑炊屋さんで大繁盛。
実はこの店。ウェブを通じて「飲んだ後には雑炊を」と積極的にアピールしててホストやホステスさんにも気軽にご利用頂いてます…、と。
なるほどそんな感じのおにぃさんやおねぇさんがニコニコ食事をたのしんでいる。
これも戦略。オモシロイ。
で、肝心の雑炊のおいしいこと！ビックリしました。
青のりの雑炊に明太子をトッピングしたもの。それからエビの雑炊をたのんでそれぞれ食べ比べ。

ご飯は麦飯を混ぜたモノでホツホツ、炊いても食感軽やか。
出汁はしっかりとした甘めのモノで九州料理独特の、ドッシリとした旨味、甘みにウットリします。
どちらにも玉子がくわえられているんだけれど、よく溶いて白身も黄身もの一体化したのを最後に流して温めやってくる。だから最初は半熟なんだけど、数回かき混ぜただけで全部に熱がキレイに入って、シットリフックラ仕上がるステキ。
エビ雑炊にはゴロゴロエビが入ってて、味噌の旨味も強烈で、十分メインの一品としてふるまう贅沢。

おかず代わりにととったチキン南蛮も本格的で、鶏もも肉を生姜風味のつけダレにしっかりつけてまず揚げる。
そこにタップリ、タルタルソース。玉ねぎやゆで玉子を細かく刻んださらさらとした仕上がりのモノで、それが鶏にしっかりからむ。
酸味はやわらか。ムチュンと歯切れる肉の食感が肉感的で、口の中ににじむタレやソースの風味に体がとろけるオゴチソウ。
他にも九州系のおつまみ料理が豊富に揃ってて、贔屓にするのも悪くはないかと思ったりした。オキニイリ。

お通新宿歌舞伎町店

関連ランキング：自然食 | 新宿駅、西武新宿駅、新宿三丁目駅

[4回]

2015/04/25 (Sat) 丸の内リム：和 Comment(0)

かのや的朝

朝に「かのや」で蕎麦食べる。

新宿駅の南口側。朝早くから夜遅くまでやってるセルフサービスの店。
蕎麦やうどんは茹でたてで、だからちょっと時間がかかる。けれど待つだけの価値があるおいしさで、新宿のこういう蕎麦屋さんの中では一番オキニイリ。
それにしてもこの界隈はビルの新築ラッシュで日に日に景色が変わってビックリします。東京の街はこれからしばらく、ダイナミックに変わるのでしょう。

食券買って、今日の料理を注文し、それでたのしくちょっと待つ。
朝からにぎやか。次々お客様がやってきて、それぞれ好みを注文し、ニコニコしながら厨房の方をながめて料理を待ってる。
みんなの気持ちがひとつ方向に向かっているって、なんだかステキな一体感。
樽状の容器に無造作に放り込まれた割り箸を、一膳とってそっと割り、食べる準備をつつがなく。

肉南蛮の蕎麦にする。出汁は本来うどん用の関西出汁を選んであわせる。
ここの関西出汁は薄口醤油に昆布にカツオ。出汁の旨味がドッシリとして、香りもやわらか。
醤油の風味が邪魔せぬ分、蕎麦の香りがいきいき感じる。
肉南蛮の肉は豚肉。出汁でサクッと煮こまれて、まるで豚しゃぶの肉のようにひらひらスープの上にただよう。わかめに白ネギと他の具材はシンプルで、脂がプルプル、、蕎麦と一緒に食べると互いにひきたてる。

蕎麦にパラリと一味をかける。出汁の旨みが強まるようで、スルンと蕎麦をたぐると蕎麦に独特のエグミや香りが鼻から抜ける。
コロッケ１個を追加でたのむ。すると別添、お皿にのってやってくる。
まずはそれをそのまま齧る。サクッと衣が壊れて中はポッテリなめらか。残りを蕎麦の上にのっけて、しばらくそのまま。スープを吸い込み、そのポッテリがなおさらポッテリ。まるでクリームコロッケ食べてるみたいな気持ちがしてくる。
そしてズルリと麺をすすって、汁までゴクリと腹、満ちる。

かのや新宿東南口店

関連ランキング：うどん | 新宿駅、新宿三丁目駅、新宿西口駅

[2回]

2015/04/23 (Thu) 丸の内リム：和 Comment(4)

寿司清の寿司

新宿に出て、野暮用すませ、寿司でランチをたのしむことにする。

新宿三丁目の伊勢丹会館。その３階にある「寿司清」選ぶ。
気持ちのよいカウンターがある店で、Ｌ字型をした１０人ほどもが座れる大きさ。中には４人。テーブル席からの注文に対応してもいるけれど、忙しすぎることもなく、注文すれば即座に対応してくれる。
職人さんもみんな若くて、元気でテキパキ。気持ちいい店、オキニイリ。
いきなりにぎってもらいましょう…、と、貝をあれこれ。

赤貝、ホッキ、ミル貝、鳥貝、青柳、小柱。アワビもあったけどそれはスキップ。それ以外の貝をズラリと並べて食べる。
カリコリ砕ける赤貝が、たちまちトロリと粘るさま。昆布を噛んでるような香りに味わいがあり、奥歯もよろこぶオゴチソウ。
軽い渋味のあるホッキ。サッパリとした旨味のミル貝。ハシリのとり貝はまだ小さくて、風味も軽くけれどクニュクニュ歯ごたえたのしい。軽いアンモニア臭が独特なアオヤギコリッと味わって、小柱パクリでかなり満足。満たされる。

貝をひと通り食べてるうちに、どんどんお店がこんでくる。
時計を見れば１２時ちょっと回った時間で、なるほどみんなのお腹もすいてきたのでしょう。目の前の板前さんもテーブルからの注文で大忙しな様子でそれで、ウニを丸ごと１個もらって、それつまみつつ待つことにする。
甘みに渋味。海の香りが口に広がるおいしさに、ウットリしながら、本当はこれで熱燗なんかを飲むんだろうなぁ…、と次の予定が恨めしい。

立派なエビが並んでて、茹でたのにぎりに仕立ててもらう。

ムッチリとした分厚いエビの肉は頑丈。
前歯にしたたか抵抗し、それでも噛むとスパッと切れる。甘くて豊かな香りがあって、ブリンと奥歯が沈む感じにウットリします。
エビって天ぷら屋とか寿司屋の花形。それが旨いと気持ちになるのがステキ。

それから、季節のネタをあれやこれやと。

まずシャコのオス。ホツホツ、玉子が散らかるメスにはまだ早すぎて、シットリとした肉の食感、味わいたのしむ。コッテリとしたツメの風味も香ばしく、酸味強めのシャリをおいしくしてくれる。
おおぶりなコハダはキリッと酢でしまり、ムッチリとした香りも旨い。
子持ち昆布をサクサク食べて、そして〆に巻物もらう。

中トロ鉄火をネットリ、マグロが潰れるおいしさ。海苔とシャリでくるまれて、マグロの脂っぽさをキレイにぬぐいとる。
トロってそのまま刺身で食べたりにぎって食べるより、こうして鉄火で食べるのがずっとおいしく感じる。だからオキニイリ。キュウリと赤貝の紐で作ったヒモキュウも、カリカリクニュクニュ食感たのしい。
玉子焼きを最後にもらってデザートかわりにして席を立つ。お腹も満たされ笑顔になった。オゴチソウ。

築地寿司清伊勢丹会館店

関連ランキング：寿司 | 新宿三丁目駅、新宿駅、新宿西口駅

[3回]

2015/04/12 (Sun) 丸の内リム：和 Comment(0)

えん茶漬け

さらさらお腹にやさしいモノを食べようと「えん」に来ました。

新宿ルミネのレストラン街…、どこも手軽でカジュアルな店。成城石井が核テナントをなしていて、どこもがテイクアウトに力を入れる。
どのお店にも屋台っぽさが漂っていて、大阪あたりの地下街にいるような気がするのがオモシロイ。
特にこの店…、テイクアウト用のおむすびが並んだ物販コーナーの横に大きなのれんがかかり、その内側にカウンター。いい具合にひなびたスタンド感が漂っていて思わずのれんを潜りたくなる、オキニイリ。

もともと出汁や珍味を扱う物販店がやっている店。
その出汁を使った出汁かけ茶漬けがメインの料理で、ご飯の上にのっける具材が全部で１０種類ほど。
半分くらいが季節の素材、残り半分が定番で中でもここの一番のおすすめのモノがブリブリの鯛…、鯛の切身を胡麻のペーストであえたモノ。
料亭の茶漬けの定番の「あれ」であります…、それにする。

お膳の上にギッシリ器が並んでいるのが目においしい。鯛の器にご飯の茶碗、出汁の入った土瓶に漬物、小鉢が２つ。

鯛の切り身にこってり胡麻をまとわせてご飯の上にのっけてパクリ。
ムチッと歯茎にからみつくような鯛の切り身のたくましさ、風味豊かな胡麻の味にも負けぬ旨みに、まずはウットリ。
出汁をかけます。
最初はご飯の上だけにそっとかけて、鯛の胡麻和えを口に含んでご飯をサラサラ。
ネットリ感とその対極のサラサラ感が一緒に口の中で暴れる。
そしたら今度は鯛の上から出汁をかけ、切り身がまとった胡麻ペーストを洗い流してご飯に味を乗せて味わう…、熱い出汁で鯛の切り身がチリっと表面硬くなり、サクッと歯切れて旨みが広がる。
温度が変わると同じ鯛とは思えぬほどに食感、味わい、変わってたのしい。

サイドの料理もシッカリしてます。山菜、三つ葉に油揚げ…、出汁をきかせてフックラ煮込み、根菜類の持ち味おいしい浅漬もよし。
せっかくだから鶏の竜田揚げを追加でとった。
だってココの竜田揚げ、好きなんだもの（笑）。
カラッと揚がって見事に白い粉の吹いた、コロンとほどよいサイズの鶏肉…、油の香りが鼻をくすぐり、カプリと噛むと唇焼くほど中は熱々。
かなり強めに熱が入って、だから肉ががっしりしてる…、ジューシータイプじゃないのが出汁かけ茶漬けのお供としてはおいしく感じる。オキニイリ。

だし茶漬けえん新宿ルミネ店

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[2回]

2015/04/04 (Sat) 丸の内リム：和 Comment(0)

かのやでかつ丼

かのやで早めの夜にする。

仕事の先が見えぬ今日…、食べられるうちに食べときましょうとそれで手っ取り早くの蕎麦の店。
セルフスタイルの気軽な店で、けれど茹で置きじゃなく注文してからひとつひとつ茹で、〆め作る。だからちょっと待つのだけれど、待っただけのかいがある料理を作ってくれるところがアリガタイ。

それにしてもカウンターの上、ギッシリ詰め込まれた割り箸の、真ん中だけで突き出しツンツン盛り上がっている。
一膳分を取り出しやすいようにとわざわざこうするところ。
本当はキチンと全部平らに整えるのが、キレイで簡単。けれどこうした不揃いでお客様をおもてなしするって、なんだかとても日本的。しかもどこもが見事に不揃いで、いつも見事に不揃いというこのうるわしき規則性。ウットリします。日本的。

カツ丼セットというのがあって、蕎麦かうどん、温かいのか冷たいのかを選んでたのむ。こういうシステムはあらかじめ説明されずともだいたい分かる。こういうお店のならわしみたいなモノでござんしょ。
それからかつ丼の玉子をちょっと固めにしてねとお願いをして、それにコロッケ。
麺にのせますか、それとも別添？って聞かれて、それじゃぁ、別にお願いしましょうか…、と。
こういうやりとりがテキパキ、しかも丁寧でうれしくなっちゃう。

しばらく待ってやってきた、このかつ丼のうつくしいコト。

黄身はふっくら。白身がカチッとカツの上で固まっていて、甘辛味のタレがしっかりカツのパン粉の染み込みなんともおいしそう。
薄切りにした玉ねぎにしっかり出汁が染み込みツルンととてもなめらか。
濃い目のタレでカツや玉子、それらが触れたご飯の表面は味がついているけれど他の部分は白米のまま。いろんな味をひと丼でたのしめるのがなんかウレシイ。
かつ丼ひとつでシアワセになれるワタクシ…、カワイラシ（笑）。

ちなみにココ。麺用の出汁が２種類…、ひとつは醤油の風味の強い江戸前風の蕎麦の出汁。もう一種類は塩とかつお節の風味が際立つ関西風のうどん出汁。
蕎麦とたのむと基本は江戸前出汁なのだけど、蕎麦にうどん用の関西出汁を合わせて食べるのがオキニイリ。
出汁の風味と蕎麦の香りの相性がよく、一味をパラリとほどこすと甘みが引き立ち後味キリリ。
別添えで貰ったコロッケは最初のひと口そのまま食べて、残りは蕎麦の上にのっけて中のジャガイモがトロトロするのをたのしみ食べる。お腹たのしく満たされる。

かのや新宿東南口店

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[4回]

2015/04/01 (Wed) 丸の内リム：和 Comment(0)

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