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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    野菜でお腹を満たしたくって、それで「鍋ぞう」。



    20世紀は「野菜=サラダ」だったけど、生で食べると体を邪魔する野菜も多くなにより量を食べられない。
    21世紀は「野菜=鍋」じゃないかと思いもし、それで重宝しているお店。
    店の中に野菜が並んだサラダバーのような場所があり、そこで好きな野菜を好きなだけとって味わうコトができるというのがウレシイ。
    パプリカだったりジャガイモだったり、普通鍋には入れぬ野菜があったりもしてどれも鮮度、品質抜群。生でそのまま食べられる。



    しかも最近、「豚肉とネギをそばつゆで食べる」提案。牛肉がつかぬ分、手軽な値段で重宝してる。
    それを注文。
    まずは野菜をあれこれ選んで皿に盛る。ニラが生き生き、緑キレイでそれをタップリ。スイートコーンにズッキーニ。それからワカメをたっぷりのせる。
    客席についたときには鍋の準備ができていて、豚肉が収まるお重にどっさり山盛りのネギにタレ。
    よーし、食べるぞと、まずはザザッとネギを全部、ドサッと鍋に投入します。



    牛テールを使ったスープ。それでクツクツ、ネギに熱を通してく。スープから頭を出してた山盛りネギが、縮んですっかりスープに浸かる頃合いで、豚バラ肉をそっと乗っける。
    しゃぶしゃぶじゃなくて、ネギに浮かべて熱を通していくのですネ。豚の旨みが溶け出さずしかもシットリ仕上がっていく。それでネギをクルンと一緒に巻きとって蕎麦ダレ浸してパクリと食べる。
    ねっちりとした豚の脂とシャキシャキとしたネギの食感。ネギが甘くてタレをちょっとだけ漬けただけで味がシッカリ整うステキ。



    野菜だけでなく、薬味やタレが自由に選べる。ラー油や生姜、大根おろしやもみじおろし。すりおろしたニンニクなどなど。
    自分の味でたのしめるっていうのがウレシイ。
    そこにキムチが置かれてて、なるほどキムチは漬物である以上に韓国にいけば調味料。それで試しに使ってみたら…。
    これがおいしい。蕎麦ダレに酸味と辛味がくわわって、豚の旨みを引き立てる。野菜もキムチと一緒に食べるといくらだって食べられるほど。惜しむらくは、何を食べてもキムチの味になっちゃうとこで、韓国に行くと何を食べても同じ味のように感じる…、それってキムチのせいだったんだと合点する。



    生の中華麺が置かれてて、それで汁そばを作れるのだけど、季節は夏です。だから冷やし中華風にしてやろうと、麺を茹でてドリンクバーに用意されてた氷でキリッと〆てみる。
    冷たい麺を器によそおい、ハーブ野菜とキムチにコチュジャン。塩と胡麻油で風味を整え海苔を飾ってかけまわす。
    グルグル混ぜてズルンと食べると、ビビン麺のような味わい。
    鍋の置かれたテーブル脇でウレシそうに氷で麺を冷やすオジサンを、みんなジロジロ怪訝そうに見ていたけれど、当のオジサンは真剣でした(笑)。



    おいしいモノを自分で作る。
    バフェはそういう調理実験ができる場所でもあるワケで、今日はかなり堪能しました。本格的に〆に向かった。
    発芽玄米にカレーをかけて、豚しゃぶ、それからオニオンフライ。
    ホツホツとした玄米の食感たのしく、揚がった玉ねぎの甘みと香りがカレーの味に深みをくれる。
    マンゴージェラート、ブルーベリーを混ぜて作ったフローズンヨーグルト。それぞれタップリ。お腹にたのしく蓋をした。


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    朝にサンドイッチを作って食べる。土曜日の朝でござります。



    蒸した鶏の胸肉をほぐして茹でた玉子と一緒にあえる。ディルをタップリ。芥子マヨネーズに塩と胡椒とほんの少しのクミンシード。
    そこにカニのかまぼこいれて、甘みと風味を足してやる。
    焼いた食パン。そこにポッテリ具材をおいて、レタスの葉っぱで蓋してざくり。
    バッサリ歯切れる鶏肉とシットリとしたカニのかまぼこ。レタスがシャキッとみずみずしくて、よき朝来ました!目が覚める。

    お昼ご飯を新宿で。「飲食笑商何屋ねこ膳」という定食屋さんにやってくる。



    鰻の寝床の小さな店で、カウンターにテーブル幾つか。お店に入るとシジミの赤出汁の匂いが漂い、ひんやり日陰な感じの居心地の良さ。
    おいしいご飯でお腹いっぱいになってって、ってメニューのお店でだから男性客がメインではある。けれど今日も女性同士のお客様もちらりほらりと。新宿の街にこういう気軽な定食屋さんが少ないから、いいのでしょうね。オキニイリ。



    「ねこ膳ミックス唐揚げ」っていう人気の料理の全部のせ。
    とんかつ、コロッケ、ウィンナフライ、鳥の唐揚げが2個づつついた盛り合わせ!
    千切りキャベツにトマトがついて、たっぷりご飯に赤出汁、お新香。お腹いっぱいになるのに十分。気持ちが上がる。
    ちなみにここのコロッケはしっとりとしたジャガイモに豚ひき肉がたっぷり入ったズッシリ派。



    カウンターの料理が出てくるところの横に、業務用の大きなマヨネーズが置いてあって、それを借りてきて好きなだけ。
    お皿の縁にネリネリたっぷり搾り出し、七味をふって大人味にする。ソースに醤油、お酢にラー油にスリゴマと調味料が揃っているのもご飯をたのしく食べるためにはうれしいサービス。ありがたい。

    ちなみにここのカツカレー。



    とんかつが一枚ベロリとご飯の上を覆い尽くしておりまして、かなり男ぶりのよい一品。
    薄切りの肉。そこに細かなパン粉をギッシリまとわせて、低音の油の中でじっくり揚げ焼きしたもので、少々色白。けれどサクッと歯切れ感が良くておいしい。
    とんかつ屋さんのカツというより、洋食屋さんのカツレツみたいな出来栄えで、挽き肉カレーは少々甘口。お家カレーのような感じがなつかしい。



    揚げ物だけじゃ飽きそうで、それでサンマのひらきをもらう。
    こんがり焼いた皮の部分がパリパリで、箸を当てるとサクッと壊れる。
    これなら皮も食べられると、食べるとジュワリと油と一緒に焦げた香りのこうばしいこと。
    鮮度も良くて、むしゃむしゃ貪るように味わう。
    大根おろしの横にガリ。ここの焼き魚には必ずついてくるのだけれど、後口さっぱりするのがうれしい。ご飯モリモリ、元気がじんわりやってくる。


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    ところで食事をしていたら有線でこの曲が流れてて、猫つながりだね…、ってちょっとなつかしかった。



    忌野清志郎バージョンの「サントワマミー」。
    テレビドラマの「やっぱり猫が好き」の主題歌でした。
    この曲を聴いて、猫つながりと言える年代、わかる年代っていったい何歳くらいなんだろうって思いもしました。オキニナリ。

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    朝、新宿駅からはじまる小さな旅をする水曜日。



    新宿駅の西口ロータリーにぽっかりあいた穴を通してみる景色。
    いつもの街が煙って見える。
    梅雨がジタバタ、むずかるようなこの数日に溜まった蒸気が逃げ場を失い超高層ビルにまとわりついているような、ねっとりとした湿気を感じる朝でござんす。
    カバンの中にしっかり傘を格納し、それでいつもの朝ご飯。



    天金に来る。
    昼からあとは天ぷらの店。けれどさすがに朝に天ぷらを売ることはなく、気軽な朝の定食がある。
    この界隈でずっと昔から店をやってて、場所を2度ほど変えたでしょうか。
    その度お店はキレイになって、しかもちょっとずつ大きくもなる。ずっと長らく商売をやってる人が得する様にニッコリします。
    しかも商売のやり方はずっと変わらず昔のまんまというのもステキで、アリガタイ。



    今日の定食…、焼き鯖定食。
    定食たのむとメインの料理にご飯に味噌汁、味付け海苔にしらすおろしがついてくる。
    昔はしらすおろし定食なんてとっても安い定食があり、けれど今ではしらすおろしはメインをはらずあくまで脇役。それもよし。
    その定食に冷奴を追加するのが朝の贅沢。
    ご飯は半分で健康的を装う魂胆。お膳の上にギッシリ食器が並んでいるのが目のご馳走。



    メインの鯖。蒸気を当てて焼いた感じに仕上げたモノ。
    もともとここの朝食は、味噌汁とご飯を炊く以外、火口を使わぬおかずばかりでやっていた。冷奴とか納豆、しらすおろしだとかで、つまり職人さんを使わずできる厨房の中にやさしい仕組み。
    ところが今ではスティームコンベクションなどというボタン一つでほったらかせば焼いたり蒸したりできる便利な機械ができた。それでメニューも変わったわけです。



    とはいえやっぱり古典的な方法で焼いた魚とは違った仕上がり。なにより皮の状態がまるで違って、こういう皮はやっぱりボクは食べられない。
    ありがたいことに箸でペロンとめくれる皮で、肉だけせせってご飯の上にそっとのっける。海苔をちぎってパラリとちらし、鯖ご飯のようにする。
    どっしりとしたお麩とワカメの味噌汁と一緒にパクリ。
    鯖の脂がほどよく落ちて、バッサリとした身の食感もご飯をおいしくしてくれる。



    サイズのきれいに整ったしらすと甘い大根おろし。口の中から体全体を潤すおいしさ。
    豆腐にパラリと七味をかけて、醤油を使わずそのまま味わう。豆腐に自体の甘みと旨み。豆の風味が口に広がり、七味の辛さが豆の甘みをひきたてる。
    ほどよくお腹が満たされる。
    それにしてもココも中国系の女性スタッフが元気に働くお店になった。20年ほど前にきたとき。地方の言葉が抜けぬ若者が働いていて、そうか、今や中国はかつての日本の地方と同じ位置付けなのかもしれないなぁ…、って思ったりした。さぁ、移動。


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    新宿で昼…、「大庵」という蕎麦の店にてランチとします。



    JRの駅の地下のビルの中。くらわんかっていう郷土料理の居酒屋の提灯が並ぶ入り口入り、地下に向かうとそのお店。2階にあがるとあるのがこの店。
    ドアをあけると、そばの実を挽いてそば粉にしていく石臼。
    夜になると炙り料理を調理するオープンキッチンを囲むカウンター。個室のようなテーブル席がいくつか並び、新宿の街を眺める大きな窓辺に禁煙席がある。
    外の光が入ってくるのに、不思議なほどにお店の中は落ち着いていて、影がとてもココチヨイ。



    蕎麦や丼、季節の料理が揃ってて、気軽な定食もあるけれど「大坊ご膳」というのがおすすめというのでたのむ。
    まずはサラダと今日の惣菜がやってくる。
    葉っぱにトマトにドレッシング。クルトンがわりに揚げた蕎麦。ポリポリ奥歯で壊れる度に香ばしい匂いが鼻から抜けていく。
    カウンターの隣に座るおじさまが、同じご膳をたのんでビールを飲んでいた。
    昼の蕎麦屋で酒を飲む。なんて大人でらっしゃいましょう。

    それに続いてメインのご膳。



    二段重値のお重が向こうに。手前に大きな茶碗蒸し。甘味がのった器に自家製汲み上げ豆腐。蕎麦を食べるためのタレと薬味がお盆の外に置かれてる。
    ギッシリ、みっちり、目の前がニギヤカになるのがステキ。
    お重の上段をとるとそこには蕎麦がある。
    みずみずしくてツヤツヤしている蕎麦からまずは食べたくて、けれど他にも魅力的なる料理がさまざま。一度にズラリと料理がやってくるのはとてもウレシクて、けれどどれから食べるか箸と気持ちが迷ってしまう。ナヤマシイ。



    上等な出汁をタップリ含んで、舌の上でフルンと揺れるほどなめらかな卵焼きにはウットリします。
    ほんの一口分の寿司。懐石料理だと「おしのぎ」ってコトになるんでしょうか。イカがネットリ、味わいぶかくてやっぱりお酒をねだってきます。
    鶏の鴫焼き。かために茹でた枝豆と、決して量は多くないけど味わい、食感多彩で気持ちが満ちる。
    茶碗蒸しがタップリあって、お腹がおいしく温まる。温まる上、ドッシリお腹に溜まる感じで、けれどそれもほとんど出汁という軽やかさ。蕎麦もほどよき一人前で軽い満腹を作ってくれる。



    お腹いっぱいにしちゃうと午後の仕事にすぐにとりかかれない。
    熟した大人のお腹には、こんな程度の昼がいいかも。そば湯で割ったタレを飲み甘味のプリンをキレイに食べて、それでもお腹が軽かった。
    それにしても、食器の一つ一つのすばらしいコト。
    なにより最後のプリンの器。手になめらかな漆のお皿で、すくって食べるスプーンも漆器。唇や舌にさわって撫でていく、その感触もやさしくて、日本料理の粋を感じる。いいお店です。オキニイリ。


    関連ランキング:そば(蕎麦) | 新宿駅新宿三丁目駅新宿西口駅

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    昼に歌舞伎町で野暮用があり、それでランチを「お通」にします。



    宮崎からやってきた雑炊の店。
    24時間営業で、朝の時間にやってくると、仕事帰りのきれいなおねぇさんやホスト系のにぃさんたちでおおにぎわいという不思議なお店。
    オモシロイもので本来ニギワウべきはずの、日曜の昼間は静かというのも場所柄なんだか納得できる。
    とは言え安室奈美恵ちゃん意識バリバリのおねぇさんが、太もも露わにおじさんと食事をしてた。さすがココは歌舞伎町。



    雑炊まってる間に料理をいくつかつまむ。
    まずは味噌きゅうりという、もろきゅう的なるひと皿。みずみずしくてパキッと歯切れるキュウリのおいしさは言わずもがな。一緒にやってくる味噌は肉味噌。鶏挽き肉を甘めの麦味噌で炒めたモノを昆布の上にのせてくる。
    キュウリにつけて食べるのもいいけれど、そのまま食べても挽き肉のホツホツ感がなんとも言えぬオゴチソウ。
    焼いた明太子も、中がレアのよき状態でお酒をねだる。



    鶏もも肉の唐揚げっていうのをたのんで、やってきたのに惚れ惚れします。
    大きい肉の塊をちょっと厚めの衣が包む。
    その衣がバリッと歯ざわりよくて、肉はふっくら。まるで蒸したような食感やさしくて、肉の中まで味がシッカリ入ってる。タレの中に日本酒がかなり混じっているのでしょうか…、酒の香りのフワッと漂う。
    これが人生最高クラスの唐揚げでして、スゴく大好き。ウットリします。



    器の縁にタップリのっけたマヨネーズ。これがなめらか。しかもほんのり温まっていて、唐揚げにつけて食べてもヒヤッとしない。
    酸味がまろやかで、不思議なコトに揚げた油をリセットさせてくれるよう。
    唐揚げの下にはタップリ、レタスの葉っぱ。
    水を吸わせてシャキッとさせて、前歯にパリパリ。噛むとシャクッと歯切れて口をみずみずしくする。しかもほんのり甘いのですね。
    何をとっても上等で、手抜きの一切ないというのに感心します。



    そして雑炊。白米と十六穀米がまずは選べる。
    ホツホツとした食感と、いろんな穀物の異なる食感をたのしめる十六穀米を選んでたのむ。具材は水菜とエビが基本でそこに、焼き鯖足してたのんだボクの。
    焼いた鯖の香りと旨味。煙の香りが雑炊の出汁をおいしくしてくれる。
    説いた玉子が出汁をキレイにつつみこみ、トロリとなめらか。刻んだエビがプチプチ奥歯ではぜて潰れる食感もいい。



    友人がたのんだ雑炊はカレー味。
    雑炊にカレーってどうよ…、と食べる前には思ったけれど、雑炊というよりもカレー風味のリゾットみたいで、なんだかハマる味でござった。
    静かだとはいえ、ポツリポツリとお客様がきて、ノーゲストになるようなコトがないのもオモシロく、おなじみさんが増えてるんだろうと思いもしました。
    オキニイリ。


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