朝を天金…、いつものようなオキニイリ。
少なくとも一ヶ月に一回という頻度で必ずやってくるココ。
かなりの頻度と思うのだけど、もっとヘビーユーザーがいるようでして、今日も2人ほどお店に入ると迷わず目当てのテーブル目指す。
お店の人も慣れたもの…、「納豆定食半ライス!」ってお客様が注文せずともその人のたのむモノを厨房の中に通すのですね。
おそらくほとんど毎日こうして、同じ席にて同じ定食をたのんで食べる。
その人にとってはなくてはならないお店…、生活の一部になっているのでしょう。
そういえば、ボクが何気なく座ったこの席。
もしかしたら誰か常連のお客様の、オキニイリの席かもしれない。
もしその人が今入ってきたら、ボクはどうすりゃいいんだろう…、ってドキドキしながら注文します。
いつもは鮭の定食に冷奴を追加して食べるんだけど、今日はちょっと趣向を変えて。
鮭の代わりに鯖をたのんだ。
当然、冷奴は追加しました。
なぜか好き。
朝のお腹にツルンと滑るように飛び込む冷たい豆腐。
それ以外にも、しらすおろしの大根おろしがシットリ、お腹をやさしくカバー。
タカヂアスターゼの効果で胃袋、丈夫にさせる。
朝に食べてうれしい料理は、やっぱりこういうみずみずしくてお腹にやさしく染み入る料理がありがたい。
それからこういう料理って、簡単に作れるモノではあるんだけれど自分で作るとありがたみがなく、人に作ってもらって初めて「冷たい豆腐」が「冷奴」化する。
なんだか不思議でオモシロイ。
ちなみに鮭の定食に比べて10円高い値付けの鯖の定食…、だからでしょうか、鮭に比べてドッシリ大きく、ちょっと得な感じがします、さて食べよ!
冷奴には醤油をかけぬワタシの流儀…、豆そのものの風味をたのしみたいからでして、代わりに七味をかけて辛味を甘みにかえる。
…、のだけれど、七味の容器が変わってて、昔の容器のつもりで振ったらこんな大量に出ちゃってビックリ…、夏の奴と思ってパクリと食べて、ゴックリ味噌汁を飲む。
濃厚味の合わせ味噌…、甘くて出汁もシッカリきいてる。
田舎の味噌に似ていてそれに、関東ながら海苔が味付け海苔というのも田舎の朝を思い出させる、オキニイリ。
因みに今日の目当ての焼き鯖。
てっきり塩焼きと思っていたら、味醂風味の生干しの鯖。
「ca va?」って一言挨拶しながら、皮の部分を箸当てる。
スティームオーブンで焼かれているので、これもペロンとキレイに皮が剥けてくれるのが、ありがたくはある。
身離れも良く、パクリと食べると、あらあら、おやまぁ。
骨が口の中に残った。
三枚におろした形状の鯖の切り身に骨はつきもの。
ふた切れ目は注意しながら骨を取り、口に運んだつもりがやっぱり骨が残って憂鬱になる。
トルコ名物の鯖サンド。
あれもかなりの確率で骨が混じって口にチクチク、イジワルをする。
地元の人に、どうやって食べるんだ?って聞いたら、骨も味のうちだと思ってバリバリ噛んで飲み込めばいい…、ってなるほどコレをトルコ風の朝ご飯と思うことにする(笑)。
それにしても鯖の脂のおいしくて、けれど匂いの強烈なコト。
骨があるからどうしても、食べる前に指で骨を探ることになる…、だから指にバッチリ魚の香りが移って今日一日が「鯖の日」みたいになっちゃいそう。
これからココの魚は鮭!と決めることにいたしましょうと、覚悟を決めた。
朝であります、朝のコト!…、さてさて仕事にまいります。
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