夜の新宿…、スターバックス、ブラックエプロン。
夜もお客様が次々やってきて、とてもにぎやか…、しかもそのにぎやかが決してうるさくならないのですネ。
妙に大きな声でしゃべったりする人がなく、大きなホールに明るい声が混じり合って響き合う…、シャンパンの泡がグラスを満たしていくように、たのしい会話と笑い声がこの空間を満たしてるって、そんな感じがスゴく特別。
20世紀は酒を片手にパブやバーで夜の幸せを語り合ったけど、21世紀という今はお酒の代わりにコーヒーを飲み、スタバで愛を語る時代になったのかもね…、それはそれにてオモシロイ。
アイスドリップをもらいます。
今日のアイスドリップは豆が2種類。
ひとつはアイスドリップ用に最適化されたブレンドコーヒー。
もうひとつはケニアという豆で、そっちの方が荒々しい苦味と酸味がたのしめるという。
それで、それ。
昔、豆にこだわる喫茶店で、アイスコーヒーをたのむと幾つか豆の種類があったりしたけど、今ではそういう店もすっかり少数派。
スタバのようなチェーンストアがこういう面倒なコトをキチンとしてる。
なんだか不思議…、面白い。
それと一緒にソーセージパイ。
ショーケースの中に最後の一個を発見し、それでこれもと注文します。
Pig in the Blanket。
毛布にくるまれた子豚ちゃん、とでも訳しましょうか…、スターバックスが日本にやってきた当初から、ずっと長らくフードメニューにいつづけている代表的なモノであります。
一時期スゴくハマってて、「スタバに来る=これを食べる」ってコトすらあった。
そしてひさしぶりのこれであります…、が、寂しい状況、ご報告。
子豚ちゃんが小さくなった。
小さいだけじゃなくて細くて、ちょっと痩せた感じになった。
ブランケットも薄くてペラペラ…、にもかかわらず、べっとり指に油がはりつきかなりオイリー。
そんなコトが過去にもあって、けれど一時期持ち直してた…、この個体がそういう不具合をたまたま抱えていたのかそれとも、また作り方が変わったのか。
残念と思いながらもそのオイリー具合がまたおいしくて、アイスドリップのスッキリとした苦味、酸味をおいしくさせる。
もしかしたらばコーヒーをおいしく飲めるようにという作戦かしら?
わかんないけど、そうだと思うコトにしましょう…、オキニイリ。
それはそうと、Earth, Wind and FireのリーズンズがBGMでかっていのがなんだかうれしく、なつかしく、気持ちをグルーブさせてニッコリ、たのしんだ。
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家に帰ってパスタを作る。
今日中に使っておきたい生パスタがある。
それで帰る途中にスーパーにより、何か具材になるのがないか…、と。
遅めの時間で野菜売り場が殺風景。
緑のモノを探していたら、深い緑が鮮やかな「おかひじき」がありそれを買う。
程よき長さでパスタのようにも見えるコレ。
パスタと一緒に食べたらどんな食感になってくれるんだろう…、と。
それから小さなトマトを買って、フレッシュバジルを一束もらう。
海のうま味がほしいなぁ…、って。
魚売り場にいったら青柳がある。
小さいながらもプリプリしてて、しかもほどよき値段で、よしコレにしよう。
まずはトマトを半分にきり、バリルをちぎって塩と胡椒とオリーブオイル。
青柳をキレイに洗ってチキンコンソメにひたして風味をつけてやる。
塩をくわえたお湯でおかひじきを茹でて水でザブザブしめて、おなじくパスタを茹で〆る…、あとは一気呵成にすべてをあわせて手でもみ、味をひとつにまとめる。
オリーブオイルが思いの外、キレイに乳化してくれてすべてをトロンと包み込む…、レンズを向けるとキレイにキラキラ光ってみえる、喉が鳴る。
ザクザク歯ぎれるおかひじき、トマトの酸味に甘みにうま味、フレッシュバジルが明るい香りをくれるゴチソウ…、なにより青柳がプルンと歯ざわりなめらかで甘くて旨い。
夜のお腹がたのしく、やさしく、満たされる。
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