ひさしぶりに志な乃に来ます…、新宿御苑の近くにある店。
蕎麦やうどんがおいしい店でボクの家からも近くにあってオキニイリ…、けれど早じまいの上、移動動線の逆にあるのでなかなか縁のないお店。
今日はたまたま午前中を家で仕事をしていてそれで昼を近所でとココを選んだわけであります。
いい店なんです…、お店のしつらえは地味で昔はどんな街の商店街にもこういうお店が一軒必ずあったお店で、来るとなんだかホっとする。
実は今日。
やってきたのがそろそろココで「あれ」をはじめているんじゃないか…、と。
いつもは蕎麦とうどんのお店。
どちらも手打ち。
太くて噛むとネットリ歯ぎれる田舎風の蕎麦に飴色うどんが名物。
けれど夏だけ手打ちの冷麦を作ってる。
夜には売り切れてしまうコトもあり、昼なら多分ありつけるだろう…、って。
それでたのんでみたらば確かにありました。
昨日の夜にソウメンを食べ、今日は冷麦。
夏であります。
ひんやりとした食べ物恋し。
たのむとまずは熱くてぶ厚いおしぼりが来てそれと一緒にタレ、薬味。
ここのタレはお江戸の蕎麦屋にしては薄口。
蕎麦猪口の底がスッキリ、キレイに見渡せるほど。
薬味も多彩で、刻んだ白ネギ、胡麻にわさびに生姜に大葉…、それぞれタップリよそおわれてて、それでお腹がグーッとなる。
そしてやってきた黒い陶器の鉢の中…、ぶっかき氷と冷麦が冷たい水の中にユラユラ、揺れつつやってくる。
伸ばして作るソウメンと、切って仕上げる冷麦と…、そんな違いがハッキリわかる平べったくもキレイに角の立った麺線、それみほどよく不揃いで、あぁ、手作りだってウットリします。
出汁にトップリ、沈めるように漬けてツルンと。
猪口に直接唇をつけ、ツユも一緒に口の中へとたぐりよせるように味わい食べる…、小麦の香りと塩の風味が口いっぱいに広がっていく。
ツルンと口の中に飛び込み、ムッチリとした歯ごたえとサクッと歯ぎれる麺の食感…、生麺ならではの肉感的なる食感と、細い麺だからこそのバッサリ口で散らかるたのしさ。
情報量の多さにウットリ…、生姜や胡麻、大葉をちらすとまるでソウメン風の味わい、わさびやネギを散らすと蕎麦のようにも感じてなんともたのしい。
そば湯を最後にタレに注いて、ゴクリと飲んでお腹を温めゴチソウサン。
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[2回]
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