昼、ヨドバシカメラで探しものがあり、それで新宿…、そこで昼。
豚珍館というとんかつ屋さんにて、平日、昼はかなりの賑わい、行列になる繁盛店。
場所は路地裏。
新宿という街のステキなところはまだまだ「路地裏レストラン」が健在であるというところ…、表通りには極彩色で騒々しいほどににぎやかな、看板建てたチェーンストアがごっちゃりとあり、しかしこうした路地の裏には、ココで必死にガンバっているお店があるのがステキなところ。
再開発されでっちあげられてしまった街には、そもそもハナから路地が無かったり、あっても荒廃していたりする…、六本木って街がそんな空虚な街の代表格。
新宿の街の西側も、もっと西へと歩いて行くと、路地の無き街、西新宿がやってくる。
そこはチェーンがひしめく街で、けれどココにはここにしかないお店がたくさん。
そのバランスの良さが新宿という街のたのしいところでしょうネ。
階段トントン上がってお店に入ると、おいしい油の匂いがやってくる。
週末の昼。
出足も早かったというコトもあり若干静か。
最初はボクらとあと3組ほど。
モリモリご飯をお替りできそうな、オニィさんたちが食事をしてた。
家電タウンにありがちな、体の大きなお一人様が中心で、けれどそのうち、徐々に人が増えてくる。
ご夫妻風とか、デート途中とか、女性ばかりのグループ客とか。
みんなニコニコしながらお店にやってきて、満席まじかになっていく。
にぎやかな店でたのしむランチはたのしい。
おいしく感じてアリガタイ。
安くて速い。
そしておいしく、お腹いっぱいが保証されているから安心しながら食べることができてウレシイ、ココのお店のいいところ。
いろんな料理があるところ、ココで一番お気に入りのチキンカツをたのんで食べる。
細かなパン粉をギッシリまとって、それがこんがり…、油の甘い香りがしてる。
分厚い胸肉。
皮は外して肉だけを最初は低温、仕上げは高温で揚げているからなのでしょう。
中はフックラ、ジューシーで、ねっとりとした鶏の胸肉独特のキチキチ、奥歯が痒くなるような繊維の食感感じておいしい。
パン粉は若干ソフトな仕上がり、とんかつよりもソフトな肉のチキンカツにピッタリしててボクは好き…、ココの甘めでサラッとまるでウスターソースのようなソースとの相性もよく、ご飯がすすむオキニイリ。
すべての料理に必ず豚汁がついてくる。
ちょっと変わった豚汁で大根、ニンジン、それから玉ねぎがたっぷりはいってけれど肉は挽き肉寸前の細切れ肉。
肉の食感はほとんどなくて、けれど脂があまくて風味もゆたか。
かなり熱々で、フウフウしても最初の一口目は必ず唇焼いてしまうほど。
これがお替り自由なんだけど、そのお替りに至る手順が見事で感心。
最初はフウフウしながらユックリ。
それが徐々に冷めてくると、ゴクゴク飲めてたちまちお椀の中が少なくなっていく。
当然、お椀が傾く角度が大きくなってく。
そろそろ、残りが少なくなってきたっておそらくお椀の角度で気づくのでしょうネ。
「豚汁のお替りいかがですか?」って飛んできて、聞いてくれるのが素晴らしい。
かつてロイヤルホストがおかわり自由のコーヒーを、お客様から言われる前に「お替りいかが?」ってとんでいく。
サービスいいね!と感心されるためにカップの傾く角度を注意していた。
ロイヤルホストはドリバに溺れて、そんなサービスなんてできなくなってしまった…、なのにココではしっかりそれをやりきっている。
スゴいなぁ…、って感心します。
テーブルの上にはソースや薬味がたっぷり…、辛口ソースに甘口ソース、醤油に七味にそれからオモシロイのが、スイートチリが用意されてる。
甘くてピリッと辛くってそれをキャベツにかけると、千切りキャベツがアジア料理のようになりそれでご飯を食べられる。
醤油をかけたり、スイートチリをかけたりいろんな味でたのしむキャベツ。
ピンッと辛味が尖った芥子をたっぷりのせて食べるカツ…、自分好みの味に仕上げて食べるご飯はなんとも旨い。
ただココのご飯が少々やわらかくって、それが固めにできていたらばもっとおいしく感じたのになぁ…、って思いはするけどオキニイリ。
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