週末、近所で晩ご飯。
実は朝、家をでてから駅に向かう途中に店の前を通ったら、お店の中で一生懸命掃除をしているおかぁさんを発見。
長い間、来てなかったから来てあげなくちゃと思って来ます。
「あぁ、会いたかったの…、元気だった?」ってお店の奥から入り口の方に飛んででてくる、おかぁさんの元気な笑顔に元気をもらう。
おひさしぶりってビールをたのんで、やってきたのが、まずはのおつまみ。
チンゲンサイにモヤシにキクラゲ、ニンジンにハムをきざんで合わせた中華おひたしみたいな感じで、そこにナルトが混じっているのにノックアウトされました(笑)。
そういえば、ココのちゃんぽんとか炒め物には、たまにナルトが入ってる。
料理を作ってる人がこれを好きなのか?って思ってニッコリ。
オモシロイ。
それから餃子。
ポッテリころんとまん丸で、ツルンと薄皮。
片面パリッと香ばしく、肉がメインのあんもジューシー。
タレをつけずに、そのまま食べてもおいしくて、芥子をちょっとのっけて食べたくなるのが日本風の餃子じゃなくて、中国料理の餃子だなぁ…、って。
お腹がやさしくみたされる。
少人数のお客様へと、少なめポーションの料理がいくつか。
どれもが季節の素材を使うか、季節の調理方法かでできあがっている。
まずはカキの炒め揚げ。
これをたのむと厨房の中からカシャカシャ鍋をふる音がして、料理ができてく気配がしてくる。
プルンと太った大きなおなかのカキをカリッと。
粉をはたいて揚げたのを、オイスターソースでササッと炒めて味ととのえる。
カキそのものが旨いのにそこにカキの油のうま味をくわえて一層おいしくさせるという、中国料理のうま味に貪欲なサービス精神旺盛感じる。
豚足の赤ワイン煮っていうのがあった。
おやおや。
フランス料理的って思ってとって、やってきたのを見て、またおやおや。
ツヤツヤ。
とても色っぽい。
まるでブーギニオンのような色艶。
香りはけれど醤油の香りで、ワインで豚足の臭みをとったところで醤油を注ぎ込み、それでじっくり煮込んだのでしょう。
トンポウロウのようでもあって、箸でさわるとプルンと揺れる。
口に含むと、皮のゼラチン質が潰れて骨からスルンと身がとれる。
口の中がゼラチン祭りになるような、プルプルスベスベ、コラーゲン質が体の隅々ゆきわたるようなコッテリとしたうま味を感じる…、オゴチソウ。
夜でもランチが食べられるのがこのお店のうれしいところ。
メインディッシュにご飯やスープがつく定食と、麺とご飯物の組み合わせというセットがあって、今日の麺がエビそばだという。
塩味スープのエビそばは、かなりの好物…、だからそれを選んで食べた。
エビがゴロゴロ、しかも大ぶりのエビが入ってて白菜、ニンジン、キクラゲ、たけのこ、ピーマンなどなど。
かなりたっぷり、しかも固めのあんかけが丼の表面覆い尽くしてこれが丼でなければあんかけ焼きそばか?って思うほどに具だくさん。
麺は太めてよじれてて、ツルンと唇分け入ってスープやとろみをたっぷりからめて、口の中へと入ってくるのがとてもうれしい。
パラパラでしかも奥歯で潰れる食感がたのしい炒飯も味わい深くて、夜のお腹がみたされる。
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ところでこの店、なぜだかBGMがオペラのアリア。
それもソプラノ、コロラトゥーラ系のコロコロ転がるアリアがずっと…、モーツアルトの魔笛であったり、ベルリーニとかなんだかオモシロイなぁと思って聞いてた。
そろそろ食事も終えて帰ろうかと思っていたら、突然、ランメルモーアのルチアのアリアがかかってビックリ…、好きなアリアでありまして、聞き入っちゃった。
「フィフス・エレメント」の1シーン、ドニゼッティの叙情的なるアリアを異星人の女王が歌うというこのシーン。
かなり好きでiTuneのプレイリストの中にも入れてよく聞いている。
フィフス・エレメントという映画自体もかなり好きな映画であります…、ひさしぶりに観直してみようかなぁって思う、金曜日。
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