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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    三金が復活しましたネ!

    sankin.jpgブログのコメントにそんなうれしい書き込みをもらったのが一ヶ月ほど前のコト。
    四ツ谷の駅前。
    交差点の近くでずっと頑張っていた、四谷という街を代表するような「とんかつ三金」
    1961年に創業というコトでありましたからボクと一歳違いの年下。
    創業50年を目前にして、実は今年の夏に閉店してしまった。
    跡にはチェーンのサンマルクカフェがお店を出して、一生懸命がんばるだけでは生き残れない、飲食店には厳しい世の中なんだなぁとかなり切なくなっていた。

    最近、いろんなところでお店をたたんでしまう老舗のお店が多くて、ひとつは売上が取れなくなってしまったから。
    ひとつは後継者がなくやってる人が年とって営業続けられなくなっちゃったから。
    どちらにしても根っこが深くてそうそう解決できない問題。
    それを解決するための準備しているボクとしては身が引き締まる思いをしてた。
    その店が、なんと復活。
    食べログのページにも、つい最近まで「閉店」のスタンプが押されていたけど、今ではめでたく「移転して再開」と表示が変わった。
    住所と地図をたよりに店を探してみます。
    四ツ谷の駅前商店街をなしてる路地をテクテク歩いて行くと、看板がある。
    見慣れたオレンジ色の明るい看板で、あぁ、本当にあったよ…、と走り寄りつつ写真をパチリ。
    お店は二階。
    隠れたようにある階段をタンタン上がって二階につくと、そこはまるでオフィスの裏口みたいな感じ。

    10120103.jpeg鉄扉を開けて中に入ると、カウンターにオープンキッチン。
    4人がけのテーブルいくつか。
    30席くらいでありましょうか…、こじんまりした明るいお店。
    前のお店は一階、二階と大きなお店で、宴会場まで揃ってた。
    競争が激しくなったこの界隈。
    身を持て余して、自ら小さくなることを選んだ結果…、というコトなんでしょう。
    ただ、大きかった昔のお店はファミレスっぽくって「とんかつ食べたい!」って感じじゃなかった。
    今度のお店はまさにトンカツ専門店的風情でいいね。
    油の香りがおいしく感じる。
    なによりホッとしたのが、お店の人がみんな若くてキビキビしているというところ。
    全員、男性。
    ホールにはサービススッタフが一人だけ。
    厨房の中にはコックコートの調理スタッフが3人いて、ずっと作業をやっている。

    シンコロかつをもらって食べます。

    692c2422.jpegココの名物。
    脂をタップリまとってシットリした部分。
    普通はその脂の部分も残して揚げて、ロースかつにするのだけれど、ここでは脂をキレイに取り除く。
    あの透き通った脂の部分が好きって人も多いけど、ボクはひんやり、脂が口で溶けるのが嫌。
    ちょっとでも体にやさしいトンカツを食べたいって思う人も多くて、ずっと脂を除いたシンコロかつが名物だった。

    ならば脂をもたないヒレを食べればいいじゃん…、って思いはするけど、脂以外の肉の味わい、食感がヒレとロースではまるで違う。
    ヒレは少々内臓臭さが肉に移って、なのに味わいサッパリしてて、一方、ロースはシットリ、ジューシー、うま味と甘みがとっても強い。
    細かな脂が肉の内部に細かく走り、まるで大理石のようになってるロース肉。
    揚げると脂が肉に溶けこみ、驚くほどにみずみずしくなる。
    甘くて、シットリ。
    ヒレでは決してこうはならない。
    細かなパン粉がギッシリ肉を包みこみ、肉がまるで蒸し焼きのよう。
    カサカサ衣は香ばしく、油で揚がっているはずなのにサッパリしてて軽やかでいい。
    甘いソースにケチャップ、それから練り芥子。
    どれも昔のまんまでニッコリ…、来てよかったってそう思う。

    a08f1112.jpegお勘定をしようと思って、レジを探すとなんとボクが入ってきたところの反対側にドア。
    そちらは飲食店風のガラスの扉で、「おや、こっちにも入り口がある?」。
    こちらの方にはエレベーターもしっかり付いてて、階段だって立派な造り。
    そこから表に出てみると、新宿通りにでてくるじゃない。
    なるほど、こっちが正面玄関。
    ボクは裏口から入ってしまったというコトですか。
    実はその裏口を見つける前に、このビルの前を通り過ぎてた。
    オフィスビルにしか見えぬビル。
    目立つ看板も置かれておらず、奥まった場所に階段がある。
    表通りにありながら、隠れ家みたいなこの場所が新たな船出をジンワリとする、今のココにはちょうどよい。
    店の前にはかつてのお店、そこにあるのはサンマルク。
    それもまたよし、また来よう。

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    ■ コメント一覧
    トンカツは身近なご馳走!
    シンコロの変わらぬおいしさ、うれしいですよね。なーんて言っても、前の店には半年に一度行くかどうかという感じでしたが、昔からの店がなくなってチェーン店ばかりになるのもさみしくて(身勝手~!)。通り沿いにある割には、ついっと通り過ぎてしまう入口ですよね。私はたまたま開店の花輪が出てたから気づいたのでした。よし、また行ってみよっと。
    イトーユキさん / 2010/12/29(Wed) /
    ひっそりと
    > イトーユキさん
    常連のお客様の後押しで、移転開業というコトになったそうです。
    かつては新宿にも支店をもち手広くやっていらっしゃった。
    小さくなりはしたけれど、それでもこうして残って続いてくれるということ。
    とてもシアワセと感じました。
    贔屓にせねば…、ですね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/12/30(Thu) /
    32年前
    結婚した当時四谷3丁目に。時折利用していた三金、高価なトンカツでした1000円位していたかな。サービスは\\\
    確かに支店がありましたね。
    懐かしい店だけど、新しい時代に再生するには、目の前のお客様の満足をしっかり掴むために小体な店で真剣勝負、一つの定石ですね。機会があれば思い出の味を味わいたいなあ。
    ジッサさん / 2010/12/30(Thu) /
    進化系
    > ジッサさん
    かつてのお店との連続性を持ちながら、決してそのコピーではないこうした再生。
    いいなぁ…、って思いました。
    かつてのお店はたしかにサービスは?でしたが、ここは男性スタッフだけでするキビキビとしたサービスが専門店的なものでとても好感がもてました。
    サカキシンイチロウさん / 2010/12/30(Thu) /
    ベルク HOME ラインの朝と新橋のパン
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