昼を新宿で定食たべる。
「飲食笑商何屋ねこ膳」っていう店。
花園神社の近くにあって、新宿の街の中でもノンビリしてて、町外れ感が漂うエリア。
緑が多く空気がスコンと抜けていて、しかもまもなくココでお祭りがあるのでしょう…、臨時の屋台や櫓を作る工事が進んでてちょっと独特なワクワク感が流れてる。
小さなお店。
10人位座れるカウンターに、4人がけのテーブル3つ。
営業時間がオモシロクって、明け方4時までやっていて深夜になると近所の色っぽいお店で働くおにぃさんが、お弁当を何個もまとめて買っていく。
昼に賑わう健全な街、新宿と、夜も眠らぬ歌舞伎町の境目というこの場所ならでは…、今日は昼間のこのお店。
ガラッとお店のドアを開け、中に入ると「いらっしゃいませ」。
大きな声で挨拶がくる。
お店の元気なオバサンが、挨拶しながらふりかえる。
ボクの顔を認めて言います。
「あら、おひさしぶり、お元気でした?」って。
たしかこの前、ここに来たのは半年ほど前。
そのまた前に来たのは3ヶ月位前という、たいした頻度ではないのだけれど、覚えてくれた。
どうもボクの顔は印象的にできてるようで、なんだか笑う。
ニッコリとなる。
「今日は新さんまが入ってますよ」。
しかも今朝、届いたばかりの刺身で十分食べられるモノ。
それを一尾、焼いて定食にしたのがおすすめとすすめてもらう。
そう言われたら、それをたのむしかないでしょう!
お願いしますとお願いをして、願いどおりにやってきたコレ。
大きく太って、しかも皮目がキラキラしてる。
脂がのってて、グリラーの中で揚げたみたいにキレイに焼けてる。
シットリとした身。
骨からスルンと外れてしかも、味わい十分。
片側を食べ、尻尾をつまみ背骨をそっと持ち上げたらば、骨がキレイに外れます。
ワタも一緒にパクリと食べると、甘くて渋くてしかもうま味が口一杯に広がっていく。
今日は三人。
ひとりは生姜焼きと唐揚げの盛り合わせ。
残りのひとりは、ねこ膳盛りというココの自慢の揚げ物をほぼ全部のせという、豪華な一皿。
鶏の唐揚げ、ささみカツ。
ウィンナフライにじゃがいもコロッケ。
ココの唐揚げは塩味ベースのタレに浸け込み肉にシッカリ味が入った、ご飯のおかずにピッタリのモノ。
ササミのカツはフックラさくさく。
ウィンナフライはプチュンと噛むと肉汁ジュワっとほとばしりでて、ポッテリとした芋の甘みがおいしいコロッケ。
味わい多彩で豪華な上に、カロリーまでもがかなりゴージャス。
ココの自慢のカレーを追加。
キーマカレー風の、具材が全部ルーに溶け込む、素人臭くはあるけれど丁寧な味。
風味は豊かで辛味は控えめ。
だからご飯だけじゃなく、揚げ物にソースの代わりにのっけておいしい。
付け合せにつくナポリタンにカレーをのっけてご飯にのせる。
それをワシワシ、一気に口の頬張ると、なんておいしい。
炭水化物にケチャップ、それからカレーのおいしさ。
人をダメにしてしまいそうなメタボなランチに身を委ねます。
固めご飯の炊き加減といい、味噌の濃度がちょっと強めのコッテリとした味噌汁が、お腹いっぱいになってってって、サービス精神にじませる。
12時前にはもう満席で、土曜日とはいえ人気のある店…、元気混じりの満腹をもらってニッコリ、お店を後にいたします。
定食屋さんが絶望的に少ない新宿…、とても得難い、オキニイリ。
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