軽くお腹を満たしてやろうと、「かのや」に来ます…、新宿に数あるセルフ蕎麦屋の中でもかなりオキニイリのココ。
そもそも「セルフの蕎麦屋」というこの言い方。
おそらくちょっと前までならば「立ち食い蕎麦屋」と言うカテゴリに含まれていたんだろうと思うんだけど、その言葉の中には「速くて安い」という意味合いが色濃く含まれていると思うんですネ。
ところが最近、注文してから麺を茹で、場合によっては天ぷらまでも揚げたてにして提供をするセルフサービスのお店が増えて、そういう店は当然のように客席を用意していて座って食べるようになってる。
スターバックススタイルの「時間はかかるけれどその分おいしく、ちょっとだけ高い」お店…、蕎麦って料理にピッタリしてるに違いない。
「特選かのや」ってここの一番高級なのを選んでたのむ。
高級って言ってもこれで500円という値段なんだけれど、ほうれん草に刻んだネギ、ワカメにかまぼこ、甘辛煮込みの油揚げ。
とろろ昆布と天かすまでが入ったいろとりどりがうつくしい。
ここの特徴は「江戸前スープ」と「関西スープ」の2種類あって、本来は蕎麦に江戸前、うどんに関西と使い分けてくれるのだけど、蕎麦に関西スープを合わせてたべるのが好き…、ネットリとした蕎麦の食感、甘い香りと関西だしの昆布とカツオの風味がピッタリ、互いをひきたておいしくさせる。
コロッケ追加でもらいます。
揚げたてじゃない、ボッテリ、パン粉衣が分厚い仕上がり…、そのまま食べると油が胸に使えそうなもっさりとした食べ心地。
けれどこれを蕎麦の上におき、スープをタップリ吸わせて食べると、ふっくらとした食感とコロッケ自体が持った塩味がスープにとけて、丼の中のすべての味がワンランクアップするようなたのしいゴチソウ。
パン粉のカサカサした感触がスッカリ失せて、スープで膨れてコロッケ全体がひとまわり大きくなった頃合いで、半分に割り中を見る。
黄色みがかったジャガイモで甘みと風味がシッカリしていて、出汁でとろけたところがまるでポタージュみたいになっている。
ズルズル、ゴクゴク、ハフハフ食べて、お腹がスッカリ満たされる。
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ちょっと感慨深い動画をみつけた。
イギリス、ロンドン・ブライトン鉄道の運転席から眺める外の景色…、それを1953年、83年、2013年と30年刻みで撮影したもの。
BBCが作成したフィルムなんだけど、これだけ時代が変わっても車窓の景色がそれほど変わってみえないところにちょっとビックリ。
イギリスという国がもう60年前には近代的に成熟していたというコトなのかもしれません…、道路じゃなくて鉄道というとても頑丈な社会インフラだからというコトかもしれないけれど、日本の東京の例えば小田急線の沿線を撮って比べたらどんなふうになるんだろうって思ったりもする、どうだろう。[3回]
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