夜をのだぴん…、ひさしぶり。
新宿歌舞伎町のはずれにあって、駅や街の中心からも遠いのだけどワザワザくるだけの価値のある店…、オキニイリ。
何しろボトルが入っております。
ボクが現在、焼酎のボトルを預けているお店は五本の指で十分数えられるほどで、それらの中でも一番、頻繁に着ているんじゃないかと思うお店であります。
料理もいいけど、働いている人が気持ちよくって好きなのですネ…。
寿司がおいしい居酒屋で、しかもにぎりよりもロール寿司が豊富に揃う。
酒の肴になる魚。
出てきて時間が経っても鮮度が落ちないロールは、生の魚をご飯と一緒に味わう料理のような感じでオモシロイ。
いつもは豊富なロールメニューの中からひとつ、何かをたのんで食べるのだけど、今日はちょっと目先をかえる。
海鮮サラダ。
刺身の端材がたっぷり入ったサラダであります。
マグロの赤身に、ハマチにイカ。
タコにエビが葉っぱ野菜の上を完全に覆い尽くすほどのサービス精神旺盛で、しかもひとつひとつの魚が旨い。
鮮度抜群。
野菜は大根、水菜にレタスとシャキシャキ感が際立つモノで、魚のムッチリ、キトキト感を煽ってる。
ドレッシングは味噌風味。
胡麻と生姜の風味が魚に寄り添って、サラダなのに酒がたのしく飲めるところがとってもここのお店に似合った料理。
そういえば、昼も肉と一緒に野菜をモリモリ食べた今日…、なんだか野菜がおいしく感じる、年頃なのかそういう季節なのかちょっとわからない（笑）。
海苔の風味やお米を揚げたアラレがプチプチ、奥歯で砕ける食感をたのしみながら、揚げ物いくつか。
「ふぐの季節になりました！」って、それでふぐの唐揚げをとる。
およそ唐揚げという料理の中で、堂々、王様に君臨している素材が河豚！と心底思う。
白身の魚の中でもうま味が強烈で、にもかかわらず繊細な河豚。
揚げると河豚のみずみずしさをなくさずに、噛むとムッチリ、スベスベとしたゼラチン質がなだれ込んできて唇、舌に貼り付く。
冬がとうとうはじまった！って、ニッコリしながら今年の初物…、寿命をのばす。
それから鶏の唐揚げをとる。
ココの鶏の唐揚げはズッシリ大きい。
しかもこんがり、色黒ではじめて見た時、これが唐揚げ？ってビックリしました。
一皿４個。
ところが一個が大きくて、普通のサイズの唐揚げだったら多分３個分くらいになるんじゃないかなぁ…。
だから４個で１０個分ほどのボリューム感。
大きいまんまガリッと揚げているから表面香ばしく、中はフックラ。
噛みごたえがあるのに肉のうま味を外に吐き出さず、うま味ズッシリ。
征服感を満足できるたのしい料理。
それから串焼き。
５種類、５本で一人前。
ぼんじり、つくね、鶏のむな肉。
豚のねぎまに牛すじ肉と、味わい、食感異なる素材が盛り合わされているのがたのしい一皿で、しかも具材が大きい。
口の中にいれると存在感がかなりのモノで、頬張る感じがまたウレシイ。
時間をかけてトロトロになるまで煮こまれたスジを含むとクチャっと歯切れて、牛のうま味がほとばしりでる。
おしゃれであるより実質的で食べごたえのある料理を目指す。
ステキだなぁって思って今日もニッコリしました、また来よう！
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