昼をバフェにしましょうと、新宿三丁目にある「膳丸」にくる。
は今朝ほど。
テレビの番組で「食べ放題特集」というのをやっていてそれで無性に食べ放題熱が盛り上がってしまったのです。
新宿には食べ放題の店がかなり沢山ある。
特にランチ。
ホテル、レストラン、あるいは夜は居酒屋になるお店もバフェをやってたりする。
同じバフェでもお店によってテーマや手法、流儀が違って中でも今日は野菜をたくさん食べたいなぁ…、と。
それで最近、野菜がおいしい居酒屋として仕切りなおしをしたこのお店。
特別贅沢な料理はない。
けれど野菜をふんだんに使った惣菜料理がたくさん用意されてて、それでココを選んだわけです。
季節季節でバフェの景色が大きく変わる…、つい最近までの夏は緑の葉野菜やトマト、あるいはモロヘイヤ…、ネバネバ野菜が豊富にそろっていたのだけれど、それら色鮮やかな野菜はなりをひそめています。
秋の景色なバフェカウンター。
代わりにジャガイモ、かぼちゃに茄子と色鮮やかとはいえないけれど、大地の実りを感じる渋くて重厚な色にそまった豊かな景色…、これもまたよし、食欲が湧く。
ジャガイモサラダ、ポテトグラタン、揚げたジャガイモをベーコン、玉ねぎなどと一緒にカレー風味で炒めたモノと、芋三昧に舌鼓。
野菜をあれこれ味わって、肉も一緒にあれやこれやと。
トリッパを和風の出汁で根菜類と一緒に煮込んだ、ちょっと珍しい料理をかわきり…、マスタードマヨネーズを溶いた玉子の代わりにまとわせパン粉で覆ってオーブン焼きにした鶏肉に、あるいはフックラハンバーグ。
食感、風味、味わい多彩で、「食べ放題」というよりも「選びたい放題」って感じがするのがたのしいところ。
ご飯が2種類。
白いご飯と炊き込みご飯。
それをそのまま食べるのもよし。
けれどバフェの料理を使って、一工夫して食べる一層食欲が湧く。
白いご飯にはスープ用にと用意されてたユッケジャンの具材をタップリ乗っけて、つゆだく牛丼みたいに味わう。
炊き込みご飯にはひじきとカリカリタイプの梅干しをちぎって混ぜて、ひじきご飯風にして食べる。
食べ放題をたのしむコツ。
それを今朝のテレビ番組でやっていたんだけど、「原価が高い料理をメインに、炭水化物は控えめに」って、まぁ、ありきたりのコツでござった。
まぁ、それはそれ…、テレビの人が考えることはそんなところでありましょう(笑)。
ボクはいつも、こう心がけてる。
セルフサービスということは「自分で自分をサービスする」ってコトですよね。
だからなるべく丁寧に。
例えば用意されてるトレーで料理を運んだら「お待たせしました」って心の中でいいながら、お皿を置いてトレーは下げる。
それだけで食卓の上の景色が贅沢なレストラン風になっていく。
なるべく他の人が食べないたのしみ方をしなくちゃ損で、だからバフェのカウンターの上にある料理を「完成品ではなくて素材」と考えて、お皿の上で組み合わせながら調理してみる…、例えば今日のご飯のように。
イマジネーションの分だけ食事はたのしくなっていくのがバフェ…、食べ放題はサービスし放題、選びたい放題で、作りたい放題でもあるんだよってコトなんだろうと思いますです、昼のコト。
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ところで本日、サツマイモの日なんだそうな。
埼玉県川越市の「川越いも友の会」が制定したらしく、理由は10月がさつまいもの旬の月でしかも「栗(九里)より(四里)うまい十三里」という異名があったから13日をとそれで決まった日なのだそう。
たしかに昔この時期に芋掘りをしたような気があるし…、それにちなんだ動画をひとつ。
ハワイ出身、カリフォルニア在住の女性シンガーソングライターの、シモーンホワイトさんって人が2009年に出したアルバム。
なんとタイトルが「YAKIIMO」で、同名のトラックがコレ。
日本に来たときに石焼き芋の屋台から流れる「いしやぁーきいもぉ…、やきいも♫」ってメロディーが気に入っちゃってこの曲を書いたんだという。
ほんわかしてて、やさしい歌声、おだやかな曲想が、石焼き芋を懐に抱いて枯葉の通りを歩いているような雰囲気がある…、なんだかちょっとオキニイリ。
[5回]
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