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2024/11/28 (Thu)
ファミレス的バフェ・ブルマーレ
新宿で友人と会い、ランチとしゃれる。
前から気になってしょうがなかった
「ブルマーレ」
っていうイタリアンレストラン。
新宿三越の裏側にある、サッポロライオンがやっているビアホールビル。
その三階にある店で、ランチバイキングでちと有名。
お店の前は日常的によく通ってる。
ここともう一軒、アジア料理のお店もランチのバフェをやってる。
どちらもちょっと興味があって来たかったのだけれど機会がなくて、やっと今日。
新宿でイタリア料理のバイキングと言えば、西新宿のサルバトーレと勝手に決めていたのだけれど、ココもなかなかたのしくていい。
イタリア料理だけじゃなくって、なんでもあります。
ハンバーグっぽい肉の煮込みや、フレンチフライ。
なぜだか一番の売りがスペイン料理のパエリアだったりするのもゴキゲン。
西洋料理が沢山ならぶ、そこにピザとパスタがあればイタリア料理と言い張れる。
日本的にはそれでいいんだ…、って思ったりする。
90分一本勝負で、さていただきます。
サラダに前菜、パスタにピザにメインディッシュと料理のバリエーションはかなり豊富で目移りするほど。
ただどうだろう…。
その分、さすがにピザやパスタのクオリティはサルバトーレに比べておちる。
けれど目くじら立てて怒るほどじゃない。
パエリアに、鶏の唐揚げやソーセージとレンズ豆の煮込みやフレンチフライトあれこれひとつに盛りつけちゃうと、まるでお子様ランチのようになるのがたのしい。
豆腐のマリネやポテトサラダがなんの衒いもなく揃う。
専門店のバフェではないけど、ファミリーレストランがするバフェみたいな気軽がいい。
売り物のひとつがタイムサービスのチーズリゾット。
パルミジャーノの丸く大きな塊を、半分にしてくりぬいて、そこでクリーム系の茸リゾットをチーズと練って仕上げて食べる。
レストランで食べたら軽く一皿1500円はとられるような、そんな料理を気前よく。
一回分の量はさすがに少なめで、大切に食べていたらば今日は何故だか人気がなかったようであります。
残ってしまってお替わりどうぞ…、と。
迷わずおかわり、タップリ食べて、これで充分、元とった(笑)。
バフェテーブルに並んだモノをあれこれ使って自分好みにできるのがバフェの醍醐味。
たのしいところ。
ココにはランチバフェの王様、カレーがあって、それをクリームパスタにかけてカレーパスタにして食べてみた。
充分味がついてるものに、味が濃厚なモノを合わせる。
だからちょっと塩味強く、けれどドッシリ、旨みタップリ。
これをおかずにご飯を食べたら、どんなにおいしくなるんだろう…、って澱粉王子が、ふと、思う。
それにしてもカレーってつくづく不思議な料理。
ご飯だけじゃなく、うどんにそばにラーメン、それからこうしてスパゲティー。
パンにだって包み込まれて料理になってく。
これほど優秀な炭水化物のお供ってない…、ってそんなコトをボンヤリ思う。
100席弱の程よい大きさ。
お店の真ん中にバフェテーブルがドォンと置かれて、どの客席からもほぼ等距離という店の構造。
小さいお店のバフェは貧弱。
客席分の料理の量やバリエーションしか用意できぬのがバフェの宿命。
と言って大きなお店過ぎると今度は行列だらけになってしまう。
この位の規模がちょうどいいんだよね…、って思いながら料理を食べる。
新宿の街のど真ん中。
一等地にして、なのに今日は三分の1ほどの入り。
決してレベルが悪い訳じゃない。
ラーメン一杯に行列をして1000円近く払うようなコトをするなら、ボクは迷わずこちらを選ぶ。
けれどみんながみんな、そうは思わぬ、それが現実、だからガラガラ。
サッポロライオンが持ってるビルで、家賃は要らぬ。
だからこうして鷹揚に、クオリティーを守っていける。
それもまたよし…、って思う昼。
ところでこの店。
カントリー風のお店の造りと陽気な雰囲気が、昭和の時代のシェイキーズに似て、ちとなつかしい。
腹一杯をたのしんだ。
[0回]
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2010/08/24 (Tue)
丸の内リム:他
Comment(4)
ウシカイの夜
夜、
「ウシカイ」
にゆく。
新しく出来た飲食店が、派手に広告することなくマスコミに働きかけるコトもなく…。
お客様の口コミだけでブレークしていく、その一部始終を見届けることが出来た、とても珍しい例がココ。
昨年の末。
Googleで「飲み放題・居酒屋・四ツ谷」というキーワードで、検索したらやっと3ページ目くらいに引っかかって来たのがココ。
ホットペッパーが主催する、FooMooの中のページが一枚。
それをたより来てみると、飲食店があるとはとても思えぬ場所で、手作り感満点のインテリア。
素人っぽさバリバリで、お客様はまだほとんどなかった。
100種類のお酒を100分飲み放題で、たった1000円。
ただその特徴だけで人がまずは集まり、ビックリするほどの値段とたのしい雰囲気で集まった人が必ず常連になってった。
今では毎日、ほとんど満席。
週末ともなれば予約もなかなかとりづらい。
最初集まっていたのは近所の上智大学の学生たちで、ところが今ではサラリーマンがほぼ8割ほど。
それも男性。
いつも我慢している分、今日はタップリ飲んでやる…、って意気込み満点。
店中が陽気な酔っ払いで満たされているステキな空間。
今日もそう。
自分の好きな酒を作って飲めるセルフの飲み放題バー。
酒の種類がかなり充実してきてる。
特に焼酎。
銘柄焼酎が30種類ほど揃うと同時にシークワーサーやブルーベリーを漬け込んだ変わり焼酎が来るたび続々増えている。
今日は今までなかったホッピーまでもがおかれてて、のんべい天国にグイグイ近づく。
お客様の意見を聞きつつ、フィードバックをたしかにしている…、いい感じ。
ただ難点は料理があまり変わらぬところ。
予想以上に急速に、お客様が集まりはじめたからなんでしょう…、厨房の対応力が最近ちょっと落ちている。
ほとんどの人は酒を飲みにきてるんだから、酒がおいしく感じる肴があればよい。
例えばココのフライドポテト。
生のジャガイモをココでザックリ、月形に切りそれを油で揚げたモノ。
サクッとしてて、中はホッコリ。
蒸気が口の中を直撃するほどのホカホカ感にウットリします。
野菜の鉄板焼きは当初からの売り物で、特にレンコン。
瓶詰めウニを醤油で溶かしたタレでコンガリ焼きあげたモノ。
カリッとしてて噛むとドンドン、トロミがでてくる。
ネットリ、トロトロ、オキニイリ。
とは言え、新しく開発された料理もいくつか。
例えば「おつまみ牛カツ」というコレ。
牛ロース肉をバンバン叩いて、薄っぺらにしてパン粉をつける。
油でバリッと揚げたのに、ウスターソースをタップリかけて、そこにモヤシ炒めをのせる。
シャキシャキとしたモヤシ炒めと一緒にカツを食べるとパリパリ。
パン粉が砕けてモヤシと混じり、最後に肉のうま味が広がる。
しかもモヤシ炒めの味付けがとてもユニーク。
まずマヨネーズでモヤシを炒め、胡麻ドレッシングをかけて仕上げた、だから風味と酸味がたのしい焼きサラダ風。
カツがまるでクルトンみたいに感じてくるのもオモシロイ。
出張帰りにお店にやってきたのが8時半。
その段階で満席で、そのあと半分ほどのお客様が入れ替わり、10時ちょっと前にお店を出たときは、再び満席。
外人グループがおしかけて、お店の半分がアイリッシュパブのバーカウンター周りで立ち飲みしているようなにぎにぎしさに惚れ惚れします。
またまいりましょう…、ゴキゲンに。
ところで4ヶ月ほど前にここで紹介した
オールドスパイスのコマーシャル
。
「男が男らしくあるための香り」という、まず日本では作られないであろう内容の痛快な程にステキなCM。
新作がまたまたすばらしくって、それでちょっと貼っておきます。
MG5やマンダムの時代。
男性用の整髪料やオーデコロンというモノは、すべて男自身のために作られ、売られ、使われていた。
今、そんな独りよがりな贅沢を正面切って誰も言わない、作らない。
日本の男は一体、何のために生きる生き物なのか…、ちょっと哀しくなったりします。
ボクはボクのあるようにある。
それも良しか、と思う夜。
[0回]
2010/07/23 (Fri)
丸の内リム:他
Comment(2)
女王バフェ
昼の贅沢。
四ツ谷の
「メラグラーナドーロ」
にてランチバフェ。
このお店。
自ら「女王のランチバフェ」って名乗ってる。
あまりに気恥ずかしいそのタイトルに、普通ならば引いてしまう。
けれど一回いくとたしかに、おおげさでもなくむしろ適切な呼び名だなぁ…、って納得できる。
女王的にエレガントな雰囲気でもある。
本格的なイタリア料理を丁寧に、決して妥協しないで供する。
バフェでありつつ、要所要所でサービスをしてくれるという上等さ。
なによりその場にいると、ご婦人方がみな女王様的に背筋をのばして料理をとり、背筋をのばして食事をたのしむ。
食べ手を女王様にしてくれる店。
男としては、そんな女王様に囲まれておいしいモノを味わうシアワセに浸れるレストラン。
なかなかそんなにあるもんじゃない…、オキニイリ。
バフェの料理といえば、作り置き…、って感じがしちゃう。
けれどココではできる限り作ったばかりのモノを適量、カウンターに置く。
それもコース仕立てのようなストーリーにしたがって。
開店直後にやってくると、そこにあるのは冷たい前菜、それからサラダ。
前菜たちは小さな皿や鉢にキレイに盛りつけられて、それをお皿に並べていくと、自然とキレイな食卓になる。
これからはじまるステキなランチの幕が開くという、たのしい予感に満ちたもてなし。
今日の冷たい前菜の一番華やかだったのが、タコのマリネ。
良く煮込まれてクチャッとなった食感のタコの足。
バルサミコとピンクペパーでパキッとたのしいアクセントつけ、食感、味わい、肉感的。
冷たい麺をビネグレットであえたパスタもシャキッと旨い。
冷たい前菜をお替わりをして、それをそろそろ食べ終わる頃、温かい前菜がやってくる。
グリルしたハム、あるいはフリット。
オーブン焼きした野菜やパスタがやってきて、すると途端に厨房の中がにぎやかになる。
中でもおいしくってしょうがないのが、魚介のフリット。
イカとエビ。
鮮度見事なエビを頭と、殻を一緒にパリッと揚げて、サクサクパリパリ。
まるでエビセン。
噛むと味噌がジュワッと滲んで、おいしいったらありゃしない。
小さな水イカ。
もともと水分タップリ含んでコリッとした食感のイカを、細かく切ってバリバリになるまで揚げてだからカリッでサクサク。
特に足のチリチリしたとこ。
噛むとザクッと崩れてこわれるその食感がオゴチソウ。
パスタの準備。
そもそも、バフェで一番食べちゃいけない料理はパスタ。
ココに来るまでずっとそう思っていたけど、あっさり降参。
まず麺の仕上げ方が確実で、バフェカウンターの上で仕上がるようなスーパーアルデンテにて厨房の中から運ばれてくる。
しかもやってくる分量が、3人前から4人前ほど。
だからほどなくなくなって、新しいモノが補充されるという具合。
同じものが補充されるコトもあり。
しばらくすると、違ったパスタに変わってくるというたのしみもあり。
今日もとりどり。
牛挽き肉のボロネーゼからはじまって、キャベツとアンチョビの塩味パスタ。
チキンとブロッコリのクリームパスタに、揚げ茄子とトマトソースのメランザネ。
ホタテとスモークサーモンのクリームパスタをはさんでそれから、アラビアータと、もうパスタだけでフルコース的。
豚のグリルにジャガイモロースト。
タラとアサリのアクアパッツァ風とメインディッシュにつらなっていく。
どれもスゴイと思うのが、火の入れ加減が見事なところ。
豚肉はロゼ。
表面サクッと痛快感をもってはぎれて、中からジュワッと肉汁がでる。
中はシットリ、歯にネットリとまとわりついてく。
魚はぷりッ。
アサリもプクッとジューシーでどれもウットリ。
塩をほどよくほどこして、素材の味を旨みに変える。
だからソースは最小限という、とても自然で飽きぬ味。
そしてメイン。
ローストビーフが必ずココではふるまわれる。
イタリア料理の店ではあるけど、メインディッシュの肉はシンプル。
肉そのものの味をたのしんでくださいネ…、って感じでこうしてローストビーフ。
その割り切りが、いい!って思う。
例えばココで子牛のスカロピーネや子羊のカツレツなんかがでたとしたらば。
イタリア料理のフルコース的にはそちらが正しいかもしれないけど、今までこうしてソースの味を味わってきた、今日の舌にはちょっと重たい。
肉は肉。
しかも数ある肉の中で王様っていえば絶対、牛肉でその持ち味をたのしむ料理。
ありがたくって、気がきいている。
赤身のおいしいガッシリとした肉。
噛むと最初は奥歯のところで抵抗するけど、力を入れるとホロッとほぐれる。
旨みがジワッとにじんで流れ、最後に酸味を少々残して消えていく。
少量だけど、肉を食べた!って実感が湧く…、おもてなし。
デザートまでがエレガントなのが、ここのお店のステキなところ。
食事の後の甘いモノ。
なんのためにあるんだろう?
食後の会話をはずませるもの。
おいしい料理とおいしい仲間に感謝するための時間をステキに演出してくれるもの。
またこうした機会をもちたいねぇ…。
明日からまたがんばらなくちゃ…、って、みんなに明るい笑顔をくれる、それが食後の甘いモノ。
だから色鮮やかで見目麗しく、ドッキリするほどおいしいデザートがテーブルの上にズラッと並ぶと、そんな会話が華やかになる。
ありがたいったら、ありゃしない。
パンナコッタにプチケーキをみっつ並べて、キレイな食後のテーブル作る。
どれも甘さ控え目で、おいしい食事のしめくくりには程よいおいしさ。
おいしいねぇ…、といっていたらばカランカランと鐘がなる。
アイスクリームが出来上がりました…、って合図の鐘でいそいでもらう。
ミルクバニラにチョコレート。
マンゴーソルベにラズベリーという組み合わせにて口をスッキリ、さっぱりさせる。
お腹いっぱい。
何より心が豊かに満たされて、なんとシアワセ。
今日の空の青くて高いさまに似たり!と思ったりした、昼のコト。
[0回]
2010/07/02 (Fri)
丸の内リム:他
Comment(4)
大久保・四ツ谷・日比谷であがり、夏至の夜
富山からゴキゲンな仲間がやってきて、東京の町をウロウロしながら試食の仕事。
まずは大久保
「テジマウル」
。
大久保の小型車一台通るのがやっとという細い路地に面してある小さな店。
小屋っぽさが漂うその見た目とは裏腹に、ココはいろんなコトを先駆けて日本の韓国料理世界をリードしてきたパイオニア的スゴイ店。
例えば、平田牧場の健康的に育てられた豚を韓国料理店ではじめて使った。
マッコリを日本に初めて定着させた。
そして今では、豚だけでなく野菜や調味料もなるべく体にやさしいモノを使って料理を作る努力をしてる。
店名も昨年からただのテジマウルじゃなく「ecoテジマウル」と名乗るという、かなり真剣。
定期的にココにくると、これからの日本の韓国料理の方向性が見えるかもしれない…、って思ってずっと通ってる。
実は前回、ちょっとガッカリ。
素材のおいしさや、料理の手際の見事さなど商品力はさすがに立派で、けれどココまでのおいしさだったり健康的をどれほどの日本の人が必要としているんだろう?
もしかしたらば、食べ手をおいてきぼりにして独りよがりに走っていってしまっているかも…、って少々、違和感を感じたから。
今日はどうかなぁ…、と思ってやってきてこの店を経営している会社のスーパーバイザーさんとたまたま遭遇。
彼がすすめる生マッコリのおいしさに、まずはウットリ。
全部で4種類ほどのマッコリをゴクゴク飲みつつ、一つひとつの味や風味がこれほど違って個性的とは…、ってその実力を再認識した。
中でも「天地水」っていう生マッコリの自然で素直で、雑味を含まぬおいしいコトに今までボクが飲んでたマッコリって一体何?って悔しく思った。
しかも彼が情熱的に語るお店の考え方や、何より自分が韓国料理を好きになり、その愛着を一人でも多くの日本の人に知ってもらうコトが自分の使命だと。
そう衒いもなく語る姿に、グッと来た。
自分が惚れたモノをこうして売れる人ってシアワセだろうなぁ…、ってそうも思った。
日本の未来の韓国料理は、韓国料理を愛する売り手と韓国料理をもっと好きになりたい食べ手の人間関係で出来るんだろう…、ってそんなコトも思ったりした。
そして2軒目。
「おんどる」
という店。
今、この大久保で一番お客様を集めている韓国料理店だろう…、って言われてて、さて、どんなもの?ってやって来る。
確かに、確かに。
7時ちょっと過ぎにしてほぼ満席で、しかも予約は一切とらぬという強気。
ボクらが入ってしばらくしたら完全満席。
待ちの行列までできちゃった。
お客様のほぼ8割は女性客、残り2割の男性も女性と一緒にやってきた人。
しかもその女性というのがとてもお洒落な30前後の人たちで、そのままビストロだったりイタリアンレストランに座っていてもおかしくないようないでたちだった。
大久保系の韓国料理店では珍しいコト。
お店が決しておしゃれだって訳じゃない。
むしろ煙モウモウ系の大衆的なお店の作りで、何とも不思議。
どこが他と違うのかなぁ…、って思ってあれこれ詮索すれば、多分、明るい店の雰囲気。
たのしく多彩な飲み物と、無愛想ではないサービスと「旨いだけじゃない飲食店」の基本をおさえているからかもネ。
料理のメインは肉を辛子味噌に漬け込んで、味を中にしみこませたのを炭で焼くもの。
表面コンガリ、肉そのものはクチャッとなめらか。
それを葉っぱにくるんで食べる、韓国ではかなり一般的な変わり焼き肉。
普通の店ではほとんどこれを豚バラ肉だけで作るのだけど、ココでは豚トロだったり牛肉だったりも一緒に漬け込み、それを焼く。
だからいろんな肉の異なる味を食べ比べることができるのがたのしいんでしょう。
ニラチヂミをとったらまるで青汁入れて作ったみたいな、緑にまみれた正真正銘、ニラだけが具のチヂミが届く。
特徴のある商品作りが、多分、韓国料理に慣れた人たちを惹きつけてるんでしょう。
コノ客層でコノ混雑の理由がわかった気がします。
お腹もほどよくくちくなり、ではあの店で飲みますか…、ってそれでウシカイ。
四ツ谷の酔っ払い天国に来る。
100分で。
100種類の酒を飲み放題で、たった1000円というシステムのココ。
ココに本当に飲食店があるの?って心配になるほど普通のオフィスビル。
お店の人が電話をとって、近所まできてると思うんですけど、どこにお店があるんですか?って回りの様子を聞いてみればお店があるビルの入り口から電話をかけてた…、なんてまるで笑い話のようなコトが日常的に起こる店。
しかもそうしたビルの4階という飲食店としては不利な場所にて、昨年11月に出来た当初はいつもガラガラ。
さすがにココまであがって来る人はいないだろうなぁ…、と思っていたら、なんとなんと。
最近は週末では予約をしないとこれなくなった。
今日、月曜日という日にあってお店はワンワン、スゴイにぎわい。
しかもお店にいる人たちがほぼ100%サラリーマンで、みんなウレシソウに自分の飲みたい酒を作って飲んでいる。
見てるとブームは「銘柄焼酎を使って作る酎ハイ」みたい。
酎ハイのほとんどは、割りモノでバリエーションをだしているけど、ココではベースになる酒を自分の好みで選べるというのが他に無いトコ。
鉄板焼きの野菜をつまみ、スルメの天ぷらつまみつつ、グビグビ酒を飲んでたのしむ。
やっぱり一度はこの東京で、勝負をしたい。
そんな夢を語り合いつつ、今日のお酒はかなりおいしい、たのしい時間。
遠くからきた彼らが泊まるホテルは日比谷。
その近所まで移動して、〆にしますか…、とそれで有楽町の駅近くにあるガード下。
そこだけ昭和がまだ残ってる「まんぷく食堂」に腰、落ち着ける。
〆にしよう…、と思ってきたのに、この雰囲気に心奪われ、それで再び飲み直し。
それぞれ食べたい料理をたのみ、酒を片手にパクリとたのしむ。
ボクがどうしても食べたかったのが、マカロニサラダ。
なんで男の人って、飲み屋でポテトサラダやマカロニサラダをたのむんでしょう。
一緒にきてた女性がそう言う。
たしかにボクは刺身を食べにいったお店に、ポテトサラダやマカロニサラダがあるとたのんでしまうんだよネ。
それがどんな味でも不思議と、満足しちゃう。
何故なんだろう…、おじさんの体はポテトサラダでできてるのかも…、ってそんなコトを虚ろに思う。
頭がトロンとやわらかになった証拠かも(笑)。
シアワセな夜、さて寝よう。
[1回]
2010/06/22 (Tue)
丸の内リム:他
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歩いて帰宅の顛末記
今日は体が溶けてしまいそうな暑さの一日。
こんな暑さの日にはこれ…、ってスタバでケーキを食べに来る。
キーライムケーキ。
アメリカのレストラン。
特にステーキとシーフードグリルがメインの、カジュアルなレストランになら必ずある定番デザート。
コレとニューヨークチーズケーキとモカマッドパイが多分、御三家。
ネットリとしたチーズケーキに、容赦ないコッテリとした甘さをたたえたマッドパイも旨いのだけど、これはスッキリ、酸味と香りが食後のお腹にうれしくて向こうに行ったら必ず食べる。
ザックリとしたグラハム生地に、ライム風味のクリームフィリング、それからメレンゲ。
単純だけど、おいしい味わい。
特に夏。
ビターなコーヒーと一緒にこれを食べると疲れがほどける。
で、そのアメリカ的がスタバにある…、というのでやってきて試す。
キーライムパイじゃなくてキーライム「ケーキ」とワザワザ言い換えているだけに、オリジナルとはちと違う。
ライム風味のムースとジェリーで軽い食感。
まぁ、コノ辺りは日本的なるアレンジでけれど土台がココアケーキというのがちょっとありがたくない。
ライムの酸味とカカオが混じると、歯磨き粉みたいな味がするので苦手。
チョコチップアイスクリームもそれが理由で食べられなかったりするくらい。
土台を残して、フォークでこそげて上だけ食べた。
いい感じ。
それにしても、夕方時の学生街のスタバはにぎやか。
特に女子グループのとまらぬおしゃべり。
話がすすむにつれてどんどん声が大きく、高くなっていく、その高揚感に、酔っぱらいそう。
そう言えば、「学生街の喫茶店」って少なくなった。
ボクらの時代はスタバみたいなお店はなくて、喫茶店でが時間つぶしの場所だった。
音楽系の喫茶店や、雑誌系の喫茶店。
そのうちテレビゲームがやってきて、いつの間にか喫茶店が嫌いになった。
タバコの煙とピコピコ電子音にうんざりしたから。
それで替わりにどこに行ってたか…、ってもしかしたらばマクドナルドだったのかなぁ。
ボクが学生の1980年代前後がいろんな意味で時代の変わり目だった…、かもしれないなぁ…、って思ったりした。
歩いて移動、飯田橋。
実はtwitterで夕方、会社をでる直前に「香港麺がむしょうに食べたい」ってフォロアーさんがつぶやいていた。
おお、そうだ。
ボクも長らく香港麺を食べてない。
家には買い置きの乾麺がある。
だから自分で作って食べようかって思ってた。
けれどもそうだ。
飯田橋の粥麺店にずっと最近、行ってないぞとそれでブラブラ、小一時間。
お茶の水から飯田橋に移動する。
久しぶりにきたこのお店。
メニューはほとんどそのままで器がまるで変わってた。
前は白い陶器の器。
今日はなんと明るい色合いのプラスティックの食器になってた。
シンガポールのホーカーセンターに来たみたいなたのしく気軽な雰囲気、おもしろい。
マーラー坦々麺をたのんでたべます。
細くてザクザクとした独特の麺。
日本人が至上価値をおく、みずみずしさやなめらかさを持たない、なのにたのしい食感。
汁麺にしてなおかつドライな麺の感じが、ボクは好き。
追加で海鮮団子をトッピングする。
この団子。
好きなのです。
東南アジアの鍋にかならずプカプカ浮いてやってくる、向こうじゃ身近で気軽な食材。
つみれみたいな姿形で、けれどプチュンと粘り気があるシコシコ食感。
前歯でしっかりつかまえないと、スルンと逃げてしまいそうな元気な存在、モグモグ食べた。
半分かたして残りに黒酢をタップリいれて、スーラー味にして食べる。
夏には辛くて酸っぱいモノがおいしいよなぁ…、ってそう思う。
それからテクテク、再び歩き結局家まで歩いて帰る。
お茶の水から四谷三丁目まで、寄り道しながら3時間弱。
汗びっしょりになったけど、なんだかとてもたのしい散歩。
シャワーを浴びて、スキッとす。
[0回]
2010/06/17 (Thu)
丸の内リム:他
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