夜を新宿、酉の市…、2回ある今年の酉の今日が最後の日でだから、かなりの混雑。
花園神社に向かう靖国通りの北側はまるで神社の参道のごときにぎやか…、露天がズラッとならんでおいしい匂いをさせてる。
とうもろこしや焼きそば、ふかしたじゃがいもなどの定番屋台も数多く、その中心は鉄板料理。
ただ、かつて鉄板の上にあったのは焼きそばだったりお好み焼きだったりだったのが、かなり肉々しくなっているのが今の日本の食の傾向みたいな感じでオモシロイ。
今年、新しいなと思ったのがフランクフルトを玉子で巻いた「オムレツフランクフルト」というモノ…、おいしそうで目を見張る。
神社にお参り、柏手うってそれでご飯をどっかで食べようと、けれど新宿三丁目界隈はどこもお店がこんでいたので、東新宿…、先日行ってあまりの静寂ぶりにビックリした商業施設の中にある、「三崎港」という回転寿司を覗きに行った。
そしたらビックリ、ベルトがなくって高速レーンの上をタッチパネルで注文をした寿司がスイッと飛んでくる…、「スマート寿司」ってパネルにかかれててなるほど最近、都心で流行っているスタイルの店。
空を寿司が飛んでくるって、こりゃ未来だなぁって思いつつ、けれど誰がこんな未来を待ち望んだか?って思いもするけど、まぁ、寿司は普通でしかもこれならロスもでないからお店の方も無駄がなくっていいのでしょうね…、都心の高い家賃を払うためにの工夫なんでしょう。
時折、限定3個のお寿司です…、って炙ったエンガワとか炙ったホタテとか変わったネタが流れてくる。
どれもがなぜだか1皿だけ売れ残ってずっとグルグル回っているのが哀しげで、最後の一つを誰が取るのか、みんな遠慮しながら見ている様がなんとも切なくオモシロイ。
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それからお店の向かい側にある、カレーうどんの若鯱家。
夜になると結構、酒を飲んでる人が多くてビックリ…、この周辺に気軽に飲めるお店が少ないというコトもあるのでしょうネ。
隣接しているオフィスの人が行先がなくやってくるのかもしれません…、土手煮や味噌カツ、鳥の手羽先揚げなどを食べてはニコニコ、酒を飲んでる。
ボクらは〆のうどんをメインに…、カレーうどんと鶏の唐揚げ親子丼なるコッテリ味の丼セットをたのんでやっぱり名古屋といえば鶏だよねぇって笑って食べる。
とはいえやっぱりカレーうどん。
今日は厚切りとんかつをトッピングして食べるコトにする。
ナポリタンにも。
あんかけスパにも。
味噌煮込みうどんにもトッピングをする名古屋の流儀。
その典型的なるモノがココ壱番屋のカレーなんだろうと思うのだけど、ココ、若鯱家のうどんも見事。
エビフライやら、天ぷらやらといろんなモノが選べる仕組み。
カレーにカツは当たり前だけど、それをうどんの上にのっけるとなるといささか抵抗を感じるけれど、これがおいしい。
脂の少ない豚肉に細かなパン粉をギッシリつけて、それがサクッと揚がってる。
油切れがよく、噛むとサクッと歯切れてパン粉がカサリと散らかる。
カレースープがポッテリしてて、だからずっとカレーの上に置いてても濡れてべっとりしないところがまた見事。
太いうどんを口に含んで、とんかつ食べると麺の食感もひきたっていく。
こりゃなかなかによい組み合わせ。
胡椒の辛さが後からじんわりやってくる、ココのカレー・スープにカツがまたよくあってこれからこれをココのうどんのデフォルトにしようって思ったりもする、オキニイリ。
それからコロ…、冷たいうどんに醤油ダレをかけ食べるこれも若鯱家ならではのうどんの食べ方。
カレーうどんの麺に比べて細めの麺で、腰がつよくてけれどネットリ、歯にまとわりつくような滑らかさを持つ独特の麺。
濃い醤油色のタレが濃い味に見えるのだけど、カラメルっぽい香ばしさのある出汁のうま味が際立つ味で、食べた瞬間、拍子抜けするほどにやさしい味わい。
なのにしばらくほうっておくと、どんどん麺が醤油色に染まっていくのが面白くって、なんだか不思議…、名古屋の料理は奥深い。
お腹もほどよく満たされて、テクテク、新宿駅まで歩く。
区役所通りもイルミネーション…、街はそろそろ年末モードに染まってる。
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