昼を渋谷でおしゃれにガッツリ…、マメヒコ飯店。
おしゃれとガッツリ…、2つの言葉が共存できるお店は少ない。
カフェのようだとおしゃれだけれど、元気がでそうにない料理ばかりが並んで、ガッツリニーズを満たさない。
ここのお店は「豚肉料理」がおいしいお店。
飯店と名前がついてはいるけれど、「中国のお茶をたのしみながら食事ができる」…、台湾風のカフェのようなおしゃれな雰囲気で、オンナぶりのいいお店でもある。
けれど料理はガッツリ豚肉。
オトコも満足できるお店でボクは好き。
野菜がおいしいのもうれしいし。
昼のメニューをたのむとまずは、野菜の料理がやってくる。
大根ステーキ。
軽くチキンスープの味を煮含め、フライパンで醤油を焦がした上で焼く。
箸で切れぬほどにまだまだ硬くって、噛むとコリッと歯ぎれるたのしさ。
大根自体の食感と、味が口に広がっていくのがなんとも旨い。
その大根の葉っぱを塩でもんだモノ。
出汁をとったあとの昆布を甘辛味に煮付けたモノ。
どれも素朴な味わいで、体が中からホッコリしてくる。
それと一緒に烏龍茶。
上等な葉っぱを陶器のポットに入れて、それと茶碗とピッチャーがくる。
どれも熱々…、温められて、ポットの中のお茶を一気にピッチャーの中へと移して空気を吸わす…、空気を吸ったお茶は香りが一気に立って香りを嗅ぐと酔っ払ってしまうほど。
茶請けのように料理を味わい、ユッタリ気持ちを整えながら待ってるうちに、やってきたのが今日のメインのこの料理。
豚飯というココの名物。
「とんはん」と読むのだけれど、脂ののった豚肉を甘辛醤油でこんがり、シットリ焼き上げたもの。
醤油が含んだ糖分と、豚ばら肉の脂が混じってカラメル状になったところがツヤツヤ、きれい。
キレイなだけじゃなくってこれが、コッテリ旨くて香ばしい。
噛むとサクッと見事に歯切れ、噛み続けるとくちゃっと脂が潰れて口をヒヤッとさせる。
ボクがもらったのが「大王」クラス。
300gというポーション。
200gの「女王」ポーション、100gで「小人」というネーミングもまた気がきいていて、さすがに300gを食べると、お腹にズッシリ、豚のお肉ってなんでこんなにおいしいんだろう。
それを五穀米と千切りキャベツでスッキリさせつつ、食べ上げる。
元気がでます…、お腹の底から元気が湧き出す。
他にも豚肉料理があれこれ、そしてそれらを女性がニコニコしながら食べる。
ちょうどこの時、ボク以外は全員女性で、なんだか肩身が狭かった(笑)。
味も濃い味、コッテリしてて料理が女性向けにできてるワケじゃないのに女性がこうして笑顔でやってくる。
お店がキレイで清潔で、しかも働いている人がほとんど女性。
それも凛々しくハキハキしてて、見ててたのしくうつくしい。
豚肉ばかりじゃなくて野菜がおいしくて、お茶のたのしさを提案してるというコトもあるのでしょうネ…、女性がニコニコしている空間で食事をするのはとてもたのしい。
アリガタイ。
ちなみにこの店…、定期券っていうのを売っていて1500円で一週間、料理が割引になるってサービス。
もしも近所に住んでたら、買ってしばらく通うのにって思ったりする。
ムッチリとした歯ざわりたのしい五穀米。
イリコの出汁がしっかりきいてる、飲むと田舎のことをじんわり思い出すあおさの味噌汁もまたおいしくて、お腹を満たす楽しみがある。
食事を終えて、お茶のお替りお願いすると、チュンチュン湯気を立てて湧いてるやかんからお湯を注いで、さぁ、どうぞ。
いろんなコトがやさしくて、いろんなところが気になるお店…、またまいりましょう、オキニイリ。
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