夜を友人と新宿で、天狗で一杯…、新宿駅の南口に古くからある小さな店でココが結構好きだったりする。
天狗という居酒屋の全盛期からある店で、店作りにも気合が入ってる。
レンガづくりの重厚な壁、ほどよく暗くムードがあって、けれど厨房まわりは明るく清潔感を忘れない…、大きなカウンター状のテーブルを中心にした、お店の中の人たちがみんな友達みたいになってワイワイ騒げるお店。
今の若い人たちは個室の中でチマチマと仲間内だけでたのしむコトを好むけど、酒を飲むというコトは見知らぬ人と元気を分け合う行為だろうと思うですネ。
だからこういうお店が好き。
平日の夜。
まだ週末には一日ある木曜日にして、それでもお店はにぎやかで、いいなと思う。
まずや焼鳥。
いろんな串が一本ずつやってくるのが気軽でたのむ。
タレで焼いてね!ってお願いしたら、砂肝までもがタレ焼きでくる。
たしかにタレ焼きでってお願いしたのはボクだけど、タレで焼かれた砂肝ってはじめてみました。
なんだか不思議な存在感(笑)。
メニューが春の新メニューになってます。
もう4月。
牛もつ鉄板焼きっていうのが新商品であってたのんだ。
キャベツにモヤシを山盛りにして、そこに牛の丸腸がのり蒸気をジュージュー噴き出しながらやってくる。
音もおいしげ、匂いも旨い。
ボクらの前のおじさんたちが、お店の人を呼んで「あれを」と注文してた。
味もなかなか。
野菜が熱くて、冷たい料理が多くなっちゃう和風居酒屋でこういうアチチはとてもうれしい。
甘いタレが独特で、北海道のジンギスカンのタレに似ていてホルモンの脂をおいしくしてくれる…、白いごはんが欲しくなるような味ににっこり…、酒進む。
ホッケの焼いたの…、これも脂がおいしい料理。
チキン南蛮風の料理がこれまた新商品でありまして、今年は絶対、このチキン南蛮のブームが来るよなぁ…、って思いながらたのんで試す。
パリパリに焼いたバンバンジーの揚げ鶏みたいな唐揚げを、甘酢をくぐらせタルタルソースをあしらっている。
確かにチキン南蛮風ではあるけれど、もっと酸っぱく、もっと甘くて、もっとタップリタルタルソースが欲しかった…、ってちょっと思った。
体のコトを考えるなら、このくらいの方がいいかもって思ってグビリ。
夜のお腹をほどよく満たして、ヨドバシカメラをぶらりと歩く…、ちょっと気になるモノがあり、カタログもらって、さて〆とする。
西新宿のハシヤに来ました…、野村ビルの地下の店。
季節のスパゲティーはアサリとキャベツの醤油バター炒めというモノ。
シャキシャキとしたキャベツが甘くて、キュッキュっと前歯がくすぐったくなるような食感…、バターにアサリの甘みが混じって醤油が焦げて香ばしい。
それからココで一番オキニイリのタラコにウニにイカのスパゲティー。
ネットリとしたタラコとウニのペーストが歯ごたえガッシリ丈夫なパスタにからんで、口にふくむとスパゲティーを超えた食感。
美味しすぎてごめんなさい…、って口の中でひと噛みごとに麺が頭をさげながら喉の奥へと消えていくような背徳的なる夜のゴチソウ…、明日は歩いて出勤しよう(笑)。
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