今日はいささかせわしない…、ちょっと遠出の移動の前に新宿駅のディーンアンドデルーカでお腹を満たす。
アメリカンクラブハウスサンドイッチを贅沢に。
何かをしながら片手でつまめる英国風のサンドイッチの真逆に位置する、
「両手でワシッとつかんでひたすら食べる」コトを強いるアメリカ的なるサンドイッチの代表のコレ。
かつてはホテルのコーヒーショップの花形だった。
けれど手間がかかるからなんでしょう…少なくなった。
ローストチキンにグリルドベーコン、レタスにトマトにトーストブレッドといろんな具材をいろんな調理方法を駆使して作るこの面倒が、作り置きとは言え街角で普通に手にはいるというシアワセにウットリしながら、さて移動。
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昼を取って返して新宿西口、メトロ街。
気軽な飲食店が建ち並ぶ、古くさいけどシットリとした食堂街。
ちょっと独特でオモシロイのが何軒かの店が気軽な立ち食いコーナーを持っているとこ。
天ぷらの店は天丼コーナー。
万世グリルにはカレーコーナー。
そして蕎麦の老舗の永坂更科布屋太兵衛は立ち食い蕎麦のカウンター。
どこの立ち食いコーナーも、料理が作られるのはメインのレストランの厨房で、だから本格的な料理を気軽に食べられるという特徴がある。
で永坂更科布屋太兵衛の立ち食いコーナー。
食堂の厨房の裏に立ち食いコーナーのカウンターがある。
注文すると麺がレストランの厨房で茹で上げられる。
それを丼に入れて「はいよ」と立ち食いコーナーのおばさんスタッフに手渡され、天ぷらのっけて出汁をザザッとかけて出来上がり。
当然、作業の後半は割烹前掛けに三角巾のおばさんスタッフがしてくれる。
蕎麦は正真正銘、永坂更科布屋太兵衛の蕎麦であります。
更科系の細くてけれど風味豊かな江戸の蕎麦。
出汁は鰹節の風味がスキッとした上等な味。
一口目には少々、物足りなく感じるけれど飲めば飲むほどおいしくなって、最後の一滴までをゴクゴク飲み干して、あぁ、うまかったと言える味。
由緒正しきそば屋の蕎麦の味がいたします…、オゴチソウ。
天ぷらに特徴あります。
イカ天だとか竹輪天だとかもありはするけど、売り物は肉天、それから春菊天。
厚切りにした豚バラ肉を刻んだモノをかき揚げ状にしたのが肉天。
味をつけないチャーシューを食べてるみたいな、脂の甘みと肉の食感たのしい天ぷらで、それもおいしい。
でもボクのオキニイリは春菊天。
名前の通り、春菊をお好み焼きのような形に揚げたかき揚げ。
分厚く、衣がポッテリしてて出汁を吸うと衣のところがやさしくほぐれる。
すると中から春菊が、出汁を飲み込み花ひらくように膨らんでくる、まるでハーブを食べてるみたいな香りと味わいたのしい天ぷら。
しかも中にエビがゴロゴロ入ってる。
春菊自体もかなりの分量で、食べる配分間違うと最後に天ぷらばかりを食べなきゃいけなくなるほどのサービス精神。
立ち食いコーナーというのに一品、600円越えという値段設定がかなり強気で、けれどそれだけの価値がある…、お腹も膨れる、オゴチソウ。
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