びっくりドンキー…、ちょっと気になる料理があって。
新宿の東京大飯店のビルの中…、ずっとモダンチャイニーズのダイニングレストランが営業していた場所が去年、びっくりドンキーに代わったときにはビックリしました。
かつて新宿のような家賃の高い街にこうしたファミリータイプのお店はできないと言われてて、にもかかわらず並びにガストやサイゼリヤ。
家賃が下がったということもあり、一方、どこにでもあるチェーンストアに安心を覚える人が増えたからというコトもあるに違いない…、今日は勉強。
大きな観音開きのメニューとにらめっこして、まずはサラダと飲み物たのむ。
ディッシュサラダという名前にして、なのにディッシュじゃなくてボウルに入った千切り大根、ドレッシング和え。
ディッシュ料理というココの創業当初からある料理に必ずついてるサラダ。
だからディッシュサラダというのでしょう。
ヨーグルトドリンクのヨーグルンは、デザートとしても十分役目を果たすであろう、ポッテリ、コッテリ。
栄養豊富。
「大きく育てよ!」って大陸的なるおおらか感じる。
そして今日の目的料理。
冬季限定の鍋焼きハンバーグというコレがくる。
テレビでCMをしきりにやってて、コレはないだろうと思いつつ食べてみねばと食べてみる。
陶器の薄鍋。
クリアな出汁にハンバーグ。
うどんに野菜、目玉焼き。
ハンバーグの上には大根おろしがタップリのってて、これは和食か?
それとも洋食?
日本の料理世界の自由なるコト、ココに極まれり!って感じの料理で笑っちゃう。
でも、ハンバーグをつくねに見立てれば鍋の具材として成立するから、これはこれでいいんじゃないか…、と思って食べると。
これが「大あり!」でありました。
しかも「洋風つくね鍋」じゃなくて「ハンバーグと鍋焼きうどんの華麗なる融合」だったというびっくり料理。
もともとココのハンバーグは、豚肉多めのフックラタイプで肉汁あれども脂は少なめという独特にしてやさしい味わい。
それが出汁に浸かって煮こまれ、シットリふわふわに仕上がっている。
ハンバーグ自体の味や風味はそのまま…、とても上等な和風ハンバーグを食べているような味に食感でそこだけ食べるとこれが出汁に浸かっているとは思えぬ味わい。
うどんはそのまま鍋焼きうどん。
天かすがついてくるんだけれど、ハンバーグの油がにじんでそんなの必要ないだろうと最初は思った。
ところが驚く程に油っこくなく、だから結局、天かすつかって油の風味を足したほど。
ハンバーグの焦げた風味がうどんに移り風味豊かになるのがたのしい。
薬味がつかないのがちょっと残念。
柚子胡椒なんてあうだろうなぁ…。
一味や七味もピリッと味をひきしめるだろう。
体を温めるために生姜もオモシロイ。
…、って、そう考えていくとコレはハンバーグというよりやっぱり鍋焼きうどん。
味の方向性はそっちの方に違いない。
黄身がほぼ生だった目玉焼き。
やってきた直後にクルンと裏返し出汁につけておいたらほどよい半熟状態になり、スープと一緒に御飯にのっける。
出汁をタップリ吸い込んだ天かすも一緒にたっぷり…、ご飯をザブザブかきこむと雑炊みたいな味になるのもまたオモシロく、ちょっとハマった、オキニイリ。
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