どうにもこうにも食べたいものがあって、大久保にくる。
家から歩くと30分ほど。
地下鉄を新宿三丁目で乗り換えてくると乗り換え時間にあれこれ手間取り20分ほどかかる場所。
それでテクリと歩いてきます。
散歩するのが気持ちいい朝、ゴキゲンに。
明洞のり巻きにやってきました。
食べたかったものはキンパ。
韓国風ののり巻きで、先日、韓国料理を食べた日記を話題にやり取りしてたら、どうにもこうにも食べたくなってそして今朝。
24時間営業の店。
しかも年中無休という働きもののお店であります。
歌舞伎町のすぐ裏っかわ。
だからいろんな時間にいろんなニーズがあるのでしょうネ…、夕方くると韓国クラブの黒服さんが女の子たちの晩ご飯の足しにとテイクアウトで10本単位で買って帰ってく。
夜中、明け方にものり巻きをとりに来る人がかならずいて、今朝は騒ぎ疲れた韓国女子が朝ご飯を食べていた。
ココのキンパは何しろ旨い。
パクリと一口で口の中に放り込めるほどよき太さ。
しかも薄切り。
日本ののり巻きの2まわりほど小さくて、半分ほどの薄さというのが特徴的で、食べやすい。
具材はタップリ。
薄揚げにした練り物「おでん」に卵焼き。
細切りにしたスパムにタクワン。
カニのかまぼこ。
ニンジン、小松菜のナムルが盛りだくさんでそれに比べてご飯は少々。
お酢を使わず、塩と胡麻油で味を整えたご飯とグルンと韓国海苔でくるんでる。
かなり強めにギッシリ巻いてて、サイズに比べて重たく感じる。
そのズッシリがまずオゴチソウ。
口に入れるとパラリとほぐれて、多彩な具材がちらかっていく。
ナムルや卵焼きがみずみずしくて、口の中にジュワリとうま味が広がっていく。
それからタクワン…、キンパ用につけられたカリッと歯ごたえ痛快で、スッキリとした酸味を持ったタクワンがこののり巻きを酢飯じゃないのに寿司を食べてるような気持ちにしてくれる。
そのタクワンを薄切りにして2枚ペロンと添えられている…、それだけ齧ると、これまたジュワッとみずみずしくて、朝の口が食べてたちまちにぎやかになる。
端っこが当然2つついてくる…、一本丸ごと食べたんだという証の端っこ。
具材がまるで植木のように突き出している、そのにぎやかさがたのしくて端を食べるとご飯の存在わすれてしまう…、手づかみできる韓国サラダのような感じがオモシロイ。
つい最近まで、キンパをたのむとキムチやカクテキがおかずでついてきてたんだけど、今日はそれがテンジャンスープにかわってた。
発酵臭がほのかに漂う韓国味噌を使ったスープで、これがおいしい。
キンパをパクリ、テンジャンスープをコクリと飲んで朝のお腹をたのしく満たす…、朝のゴチソウ、オキニイリ。
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ところで今日は「八十八夜」…、立春から数えて88日、春も盛りで間もなく夏に向かう気配の良き日であります。
「夏も近づく八十八夜♪」、茶摘の歌の音源を貼っておきます。
それにしても杉並児童合唱団のこの歌声の心あらわれるコト…、今日の東京はこの歌がピタッとハマる、夏も近づく春真っ盛りの青い空。
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