夜、肉をぼうぼう…、西武新宿駅の近くにある「幸永」にくる。
昨日の午後から今朝にかけJR中央線が一部運休。
いつもはそれにのってやってくる友人が、今日は西武新宿線で帰るのだという。
ならば夜の食事はココがいいんじゃないかと思って。
予約をしました。
ココはTwitterのフォロアーになると、定期的にお得情報をツイートする。
そのツイートに書かれた合言葉を言うとココの名物料理を一品サービス。
それで一日。
お得なつぶやきがあるかと思っていたのだけれど、結局、なかった。
予約で一杯になっているからお得情報は今日はなしに違いない…、って思っていったら確かに一杯。
7時ちょっと過ぎという時間なのに、お店の外には待ちの行列。
予約していてよかったネ…、って案内されたテーブルは、板間の座敷、「オーマイガッ!」。
お座敷苦手なふっくらさんばかりの集いで、でもしょうがない。
マーメード座りで乾杯…、さて、食べよ。
今日のお薦めは「極み三点盛り」ってモノで、たのんでみると「ハラミ・ホルモン・上ミノ」を辛味噌だれで揉んで仕込んだモノがどっさり。
それをメインにまずはタン塩、豚トロなんかをたのんで焼きます。
七輪、炭にそして網…、椅子に座って焼くテーブル席では焼き網と目の位置がちょうど良くって、自然と上から肉を見下ろすようになる。
ところが座敷…、網が高いところにあるように感じられ肉の焼き加減をシッカリみようと思うと正座をしなくちゃいけない…、背筋伸ばして正座して肉を焼かせていただく感じ!
網の位置を加減しながら、すべての肉に正しく熱が入るよう丁寧に焼く。
肉が汗かき、脂がしたたりそれが炭に垂れ下がり、ジュワッと煙が上がって肉を燻していくとおいしい香りがボクの体と網にのっかる肉に移ってもうたまらない。
ハラミを焼いてホルモンを焼き、そして上ミノ…、内臓モノに独特のネットリとした粘り気のある食感、肉の旨味に風味を味わい、今日のメインの厚切りカルビ。
カルビの切り身を切りわけたあと、薄切りするには小さい塊。
それをタレに漬け込んだモノ…、赤唐辛子とニンニクをタップリ含んだ色も真っ赤なタレでツヤツヤ、肉の表面輝いている。
それを網の上にのっけてユックリ、時間をかけて焼いてく。
肉の塊は全部で3つ…、それらを離さずくっつけて肉と肉とをよりそわせつつ焼きあげていくと脂や肉汁を無駄に流さずおいしく焼ける。
直方体の肉の断面は全部で6面、その全部の断面をこんがりもれなくキレイに焼いてく。
まずは大きな2面をこんがり。
焼いて固めて壁を作って、立ててやる。
肉の表面がこんがり、徐々に焦げてきて、真っ赤だったタレにまみれた色が徐々に落ち着いていく。
一面、一面。
肉を転がすようにして、ジックリやいてトングでさわって肉全体が揺れなくなるとほぼ出来上がり。
ハサミがついてて、それでジョキッと切り分ける。
切った断面の肉の色。
キレイなレア色、バラの色。
箸でつまんでパクリとやると、焦げた表面は焼肉の味。
ところが中のレア色部分は、赤身のスキッと酸味を帯びた味がする。
歯ごたえ頑丈、噛んで味わう顎においしい分厚い肉をがっつりたのしむ…、オゴチソウ。
サイドの料理をチヂミにしました。
ここのチヂミは激辛チヂミ。
薄く四角く焼きあがる、チヂミの生地の中から青い野菜が見える。
ネギやニラかと思うとこれが、青唐辛子であるという、一口ごとに青唐辛子のビリッと鋭い辛みが舌に残ってヒリリ。
肉の甘味が際立つたのしい組み合わせ。
冷麺だとかビビンパだとかの〆のメニューは我慢して、肉でほどよくお腹を満たす、土曜の夜がニッコリ元気にくれてゆく。
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