朝、自宅でちょっと仕事があって、それでフクヤベーカリーにてパンを買う…、ちょっと珍し、カレーパン。
ココのカレーパン…、パンの生地がとても薄くてなのにポッテリ、膨れて揚がる。
しかもズッシリ重たくて、つまり中にはギッシリ、カレーが詰まっているのであります。
パンを食べてるってよりもカレーを手でつかめるように工夫しましたっていう感じ。
カレーは辛口、スキッと大人な味わいで食べはじめると止まらぬおいしさ。
あっという間に1個がお腹におさまって、次の仕事をがんばりなさいと背中を押されるような気持ちになってくる。
午前中の仕事を終えて、次の仕事に向かう途中にテキパキランチ、四谷三丁目の「ティンフック」にくる。
ゴキゲンなベトナム料理のお店であります。
特にランチはお手頃価格でおいしい料理をたのしめる…、それでかなりいつも混雑。
今日は普通の会社のランチタイムはとっくに終わった時間帯にて、お店の中ものんびりしてて女主人と女性スタッフが入口近くのテーブルで夜の仕込みをニコニコしてた。
生春巻きと、揚げ春巻きを次々クルンで山積みにする。
和気藹々とおしゃべりしながら、手を止めること無く「いらっしゃいませ!」って元気にいってニッコリするのがいとおしくってウットリします。
名物料理は鳥カレー。
鶏をグツグツ煮込んで作ったサラサラカレーで、だからお店の中にはおいしいカレーの匂いが漂っている。
それにしようかとも思ったのだけど、なんだか焼き飯食べたくなった。
焼き飯とスープヌードルのセットをたのむ。
炒飯じゃなくて、焼いたご飯。
ココの料理は基本的に家庭料理。
だから少々素人臭く、けれどとても丁寧に作られている普段着料理がとてもウレシイ。
焼いたご飯も自分で作る焼き飯みたいな感じでたのしい。
パラパラご飯。
固めに炊けたジャスミンライスと日本のお米をブレンドしたもの。
具材はニンジン、玉ねぎにネギ。
それに刻んだチャーシューというシンプルさにて、卵と一緒にパラパラになるまでシッカリ炒める。
お米の芯まで熱が入ると、余分な水気を外に吐き出す。
代わりに調味料のうま味をゴクゴク、飲んで中からおいしくなっていくのであります。
パラパラ、カラカラ。
ご飯をすくいあげたスプーンをちょっと斜めに傾けるだけで、サラサラお皿に戻ってく。
口に入れるとそこでもパラパラ。
舌の上をカラコロ転がり、塩と具材と油が香る。
千切りキャベツにスイートチリのドレッシングかけ、シャクシャク食べると口の中が潤って、パラパラご飯の乾いたうま味を引き立てる。
鶏をまるごと煮込んで作るスープがココの命のスープ。
さしづめ日本料理における鰹節をタップリ使った命の出汁のような存在。
スープが旨いからカレーもおいしい。
当然、スープをそのまま使った麺もおいしい。
お湯じゃないの?って思ってしまうほどに透明で、けれど香りはおいしいチキンスープの匂い。
すするとやさしい味わいで、鶏のうま味と塩の味わい。
中華料理だとそこに生姜やスパイスをくわえて鶏の臭みを消すに違いないけど、ココのスープは他の香りに頼らず雑な匂いを全部取り去りスッキリ仕上げる。
麺は丸いベトナムソーメン。
歯ごたえほとんど無くてスルンと、喉を滑り落ちるなめらか。
おいしいスープを存分に口の中へとたぐりよせてくれる、まるでそのまま食べられるストローみたいな存在が、なんともたのしい。
生のモヤシに炒めた玉ねぎ。
茹でたエビにチャーシューと具材もふんだん…、辛味のタレを溶かしつつ食べ味わうと味に深みがやってくるのがオモシロクッてクセになる。
ほどよくお腹を満たして「どうも、ありがとう」…、「今度は夜に来てくださいね」と言葉をかわして、さよぉなら。
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