朝を淡路町で食べようと、ちょっと寄り道たのしんだ朝。
それにしても御茶ノ水の駅と淡路町の駅の間にグイグイできてる超高層ビル。
下はオフィスで上層階にマンションという、かなり大きなメインビルにオフィス棟やら商業棟が寄り添い合って開発された、まるで小さな六本木ヒルズみたいな施設がそろそろ全容あらわしはじめた。
来年の春が竣工…、だから今が盛りの工事が急ピッチ。
空を見あげればまるで未来な景色が広がり、けれど一転、足元見ればニコライ堂に昭和風情の民家が並ぶ…、これも今の東京の景色のひとつと、良しとする。
近江屋っていう、ケーキ屋さんにやってきます。
フルーツたっぷり。
バタークリームがおいしい昭和なケーキと調理パン。
すべて自家製、出来立てのどこにでもありそうで、でも独特のものがたくさん。
奥に深いシューボックスのような店。
入り口近くにパンの売り場。
奥が喫茶室のようになってる。
喫茶室には氷に入ったピッチャーにジュースがいつも6種類ほど。
コーヒー、紅茶にボルシチがセルフサービスではあるけれど食べ放題で飲み放題。
500円を払うとそれが利用でき、売り場で買ったケーキやパンを楽しむコトができるという、なんともうれしい趣向であります。
パンは何にしましょうか…、と売り場を見てたら可愛いパンを一個発見。
食パンの耳の部分に小さく刻んだベーコンをカリカリに焼きタイルのように並べて飾る。
真ん中には目玉焼き。
このパン自体もまるでスペインタイルのように、キレイでとってもうつくしい。
やってきたのが開店と同時の時間。
カウンターのところでは、パンの仕込みやケーキのデコレーションが続いててその手作業の入念で、繊細なコトにウットリします。
甘めに焼けてる食パンに、ベーコンの脂の風味と塩の味わいが混じってうま味が膨らむ。
生地が詰まってて、しかもこんがり焼けていてガッシリ硬い。
顎においしく、味わい深い。
カプリと玉子の部分を齧る。
プルンと白身がスベスベしていて、玉子の下にはマヨネーズ。
プチュンと歯切れて、トロンと酸味がやってくる。
玉子の黄身がツヤツヤしてて、まるで生の玉子のように見えるのですね。
だからおそるおそる、カプッと噛むと、中は程よい半熟卵。
玉子の上に艶出しの、ゼラチン塗って仕上げてたのね。
こういうところはケーキの技法。
玉子の形を崩さずに、味わいそこなうことなくおいしく見せる…、ステキだなぁって思って食べる、あっという間にお腹の中に収まった。
ココのボルシチのサービス精神旺盛なコト。
牛すじ肉をぶつ切りにしてジャガイモ、ニンジン、玉ねぎとただただ煮込んでやわらかくした…、他に余分の味をつけずに自然なうま味をひきだしている。
塩と胡椒で自分好みに味をととのえハフハフ食べる。
それからジュース…、どれもフレッシュ、しぼりたて。
ピンクグレープフルーツや、ハニーデューメロンやイチゴ。
野菜不足をおぎなうようにと、ほうれん草とリンゴのジュースが用意されてて、それをメインにゴクリゴクリと食物繊維をお腹に入れる。
ハニーデューのコトを「羽十」と書いた札が立ってるところが、青果市場にきたような気持ちがします…、オモシロイ。
関連ランキング:ケーキ | 淡路町駅、小川町駅、新御茶ノ水駅
[4回]
PR