新橋経由の移動の仕事…、よっしゃ、あそこで早めの昼を食べておこうとニュー新橋ビルの一階にくる。
「むさしや」っていう店。
キッチンまわりのカウンターだけ。
全部で10席ちょっとしかない、まるで立ち食いそばとかスタンダカレーのお店のように見えるんだけど、しっかりとした洋食を作ってくれるお店であります。
昼は長い行列ができ、待たなきゃいけない繁盛店。
けれどさすがに早めの時間で、並ばずスルンとお店に入る。
売り物料理はナポリタンとオムライス。
どうしようかなぁ…、と思っていたら「オムドラ」ありますって強烈プッシュする貼り紙発見。
みればドライカレーを玉子でくるんだ料理だという。
サイドにナポリタンもつくといい、しかも小さなハンバーグを追加でたのむこともできるというのでそれ。
オムドラにミニハンバーグをのせてくださいと注文をしてできてきたコレ。
あぁ、うつくしい。
なんと凛々しくつやっぽく、しかもサービス精神旺盛なることウットリします。
色も玉子の黄色にトマトの赤色、デミグラスソースの濃い茶色と彩り豊かでまさに洋食屋さんの色合い…、お腹がグーッと痛快になる。
オムドラ部分。
クローズアップしてみると、薄焼き卵を作ってくるんでいるのでなくて、フライパンに流した玉子が固まる寸前、ドライカレーを入れて焦がして形をまとめる。
だから玉子を押し出すようにご飯の粒が姿を見せて、玉子とご飯が渾然一体。
ちょっとかつ丼の上具のような姿形に気持ちがグワッと盛り上がる。
割ると中からカレーの香り。
口に含むと、ラードの風味が口いっぱいに広がって、カレーのビリッと辛さをやさしくなだめて甘い。
具材は玉ねぎ、それからハムにひき肉とホツホツ、ご飯と混じってたのしい。
玉子がそれらをそっとまとめて、けれどあまり主張をしない。
オムライスの中がドライカレーというよりドライカレーを玉子で閉じた、新たな料理っていう感じ。
ハンバーグはフックラタイプ。
焼きたてじゃなく、コンガリ焼いたのをソースの中にしばらく漬け込んで、ソースと一緒にさぁ、どうぞって感じのつまり煮込みハンバーグ。
細かなメッシュのひき肉が、ホロホロ口でほぐれる食感。
中までしっかりソースが染みて、肉のうま味を引き立てる。
サイドについた付け合せのスパゲティーは、ケチャップソースで炒めたつまり具なしナポリタンのような味わい…、一皿でココの名物料理のほとんど全部をたのしみ味わえる。
なんてステキと思う今日。
千切りキャベツにウスターソース。
その傍らにはきゅうりのキューちゃん…、スープじゃなくてワカメを具材の味噌汁がついてくるのが微笑ましくて、お店の料理と言うよりもご家庭料理を食べてるみたいなほのぼの感に襲われる。
とは言え、料理は本格的で自分で作れぬ誇張の効いたパンチがあるのがオモシロイ。
食べ進むうちに、ドライカレーにハンバーグソースのデミグラスであるとか、ナポリタンのケチャップだとかが混じりあい、不思議な味になっていく。
何味だろう?って考えながら食べてても、答えがなかなか見つからず、馬鹿らしいからただただ味わい、楽しむことに集中します…、オキニイリ。
関連ランキング:洋食 | 新橋駅、汐留駅、内幸町駅
お腹に炭水化物をタップリ押し込んで、さてお仕事にと移動の前に、そうだ体の中をキレイにしておきましょう…、と。
それでジュースを飲むことにした。
同じニュー新橋ビルの中にある店。
それもおんなじ1階部分。
同じ通路の反対側の端にある店。
「ベジタリアン」。
フレッシュジュースの店であります。
果物や野菜系のジュースに混じって、野菜やハーブのジュースがいくつか。
セロリやキャベツ。
ヤーコン、ピーマン。
どれも体のどこかに効きそうな特徴のあるレシピばかり。
中でも異色で、オキニイリなのが「パセリのジュース」。
それでそれ。
たのむとミキサーにグレープフルーツとリンゴ、それからパセリをタップリ。
茎ごとドサッと放り込み、ジャジャっと回してそれを氷を入れたカップに受け止める。
氷と一緒にかき混ぜちゃうとジュースが薄くなっちゃうからでありましょう…、瞬間的に冷やしたジュースをカップに入れてさぁ、どうぞ。
飲むと苦くて、でもその苦味はパセリじゃなくてグレープフルーツの苦味でござる…、パセリの香りは後からやさしくおいかけてきてお腹の中がキレイになったような気がする。
体をスッキリ、リフレッシュして、さてさて仕事に向かいます。
関連ランキング:ジュースバー | 新橋駅、内幸町駅、汐留駅
[2回]
PR