水道橋のラインで朝をスタートできる、ひさびさ月曜。
ここしばらく月曜のたびに移動で横浜に行っていたので水道橋の朝はとてもひさしぶり。
水道橋の西と東の改札口をつなぐように伸びたひょろっと長い裏路地…、そこにひっそり看板置いて早い時間から笑顔でお客様を待っている。
おはようございます…、ってお店に入って、いつもの笑顔に「おはようございます」ってされると気持ちがパッと明るくなります。
いつものセット。
ハムトーストがメインの朝食セットをもらって、セットドリンクをアイスコーヒー。
厨房の中で商品が出来上がっていく気配がしてきてウットリ。
パンがやけてく匂いがする。
甘くてホワンと切ない香り。
チーンってトースターのタイマーが切れる音がしたら、ザザッとトーストにバターを塗る音。
あぁ、パンの表面にナイフがあたって、細かなパンの破片が宙を今まさにふわふわ舞っているんだろうなぁ…、なんて思って、なおさらウットリ。
それからザクッとサンドイッチを切り分ける音。
おまたせしました…、って料理がサッとやってくる。
レタスとキュウリを千切りにして、塩でグイグイ揉み込んで野菜の水気と塩と、それから少々のうま味調味料で仕上げたココの朝のサラダ。
油を使わず、だからサッパリ。
おひたしみたいなやさしさで、そこにタバスコタップリかけて、辛みと酸味で朝のお腹にビリッと刺激をくれてやる。
まずは野菜をシャキシャキ食べて、それからサンドイッチをぱくりと食べる。
表面カサカサ、中はシットリ。
バターの香りがフワッと漂いキュウリが吐き出す青い水気で口が潤う。
ハムはむっちり、うま味をにじませなによりパンがサクッと旨い。
パンと具材のバランスはまごうことなき喫茶店的サンドイッチで、ボクが自分じゃ作らない。
ボクが作ると具材を味わうための料理になっちゃう。
けれどココのはパンを味わうために生まれたサンドイッチ。
山高形イギリスパン。
焼き型の底の部分はむっちり、生地が詰まって味わい濃密で、噛むとトロンととろける食感、ところが山の部分は軽くて、空気をタップリ含んでる。
だからサクサク。
同じパンから生まれたサンドイッチと思えぬ印象の違うところにビックリします。
特に耳の部分の食感。
重たかったり軽やかだったり、まるでサクサク、ラスクのように感じたりとひとつのパンでこんなにたのしくいろんな味をたのしめるってなんだか得した感じがしちゃう。
サイドについた茹でた玉子が今日は茹でたて。
だからホカホカ、熱いくらいで手で軽くお手玉しながらペロンと殻を剥き食べる。
キレイに皮がツルンとむけて、中からスベスベ白身が飛び出し、プチュンとかじると黄身はボクの好みの状態…、塩をパラッとかけて味わう。
アイスコーヒーにミルクを少々。
ガムシロ足して、甘くして、夏の体を甘やかす…、そして仕事へレッツラゴ。
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