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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    神保町と九段の間、専修大学の近所で朝。

    638ac55f.jpeg実は今朝。
    九段下にある「ロイヤルホストグリル」で朝にしようと思った。
    ご飯にスパムに目玉焼き。
    ハワイアンブレックファストを久々、食べてハワイな気分に浸ろうと思って曙橋から九段の駅へ。
    たどり着いたらなんとお休み。
    震災のため、物流が滞ってて必要な食材を手に入れられない。
    だからしばらく営業時間を短縮しますと。

    なるほど、と思いはするけど冷静になって考えてみれば不思議な話で、朝ご飯の食材なんて近所のスーパーに行けば普通に手に入る。
    パンケーキなんて今みたいなときには、一番つぶしのきく商品のはずでなのに朝を休業。
    夜はしっかりと営業をするというのであります。
    食材が手に入らないというコトを言い訳にした時間短縮。
    かなりガッカリしてそれで、ブラブラ散歩をしながら朝をたのしむお店を探した。

    マクドナルドはほとんどすべてが凍っているから大丈夫。
    喫茶店が何軒かありはするけど、どこも朝は営業してない。
    しばらく歩いてやっと見つけた「キャンパス」という店。
    表からみるとやっているのかわからぬほどに薄暗く、けれどお店の外には営業中の看板がある。
    中に入るとやっぱり全部、照明が切れていて時節柄、節電中なんだろうなぁ…、って。
    けれど大きな窓から光が入ってくるので決して、暗いとは感じぬ程よさ。

    0cdfefe6.jpeg実はあとで会った仲間の一人が、この店のことを昔から知っていて、彼曰く。
    あそこは昔から省エネモード。
    昼間はほとんど照明使わず営業してるよ…、って言っていた。
    時代先取り!
    変なコトに感心しちゃう。

    朝はコーヒーとアイスコーヒーのモーニングがあり、どちらもトーストに玉子がつく。
    この組み合わせならゆで卵だろうって思ってたのんで、やってきたのがお皿にトースト。
    それから目玉焼きだった。
    しかも色白。
    ほとんど焦げ目がついていず、こりゃ、かなりの半熟だろうって身構える。
    まぁ、しょうがない。
    次にもし来ることがあったら、良く焼き玉子でとお願いすればいいんだから…、ってまずはトースト。

    6枚切りかな?
    ほどよき厚さのパンをかなり強めに焼いてる。
    しかもそこにタップリバター。
    パンが濡れてしまうほど、のっけて伸ばして容赦なくバターが滲み込むバタートースト。
    こりゃ、おいしい。
    食べてるうちに唇がひやっと濡れてしまうほど。
    このトーストだけでも今朝は価値があったかも…、ってウットリしながらおそるおそる、玉子にフォークを当てて押す。

    fbf7deb2.jpegそしたらなんと、これがしっかり黄身まで熱が入ってる。
    油少々のフライパンに、玉子を落として蓋して蒸して仕上げたんでしょう。
    白身はプルンとみずみずしくて、黄身はしっとり。
    浅い黄色から濃いオレンジ色へと、目に美しいグラデーション。
    味はほとんど入っておらず、塩をチャチャッと振って食べると、玉子の風味が口にやさしく広がっていく。
    塩を入れたプラスティックの容器の中に生のお米が入ってて、それがカシャカシャ、容器をふるたび乾いた音をたてるのが、あぁ、喫茶店だ…、って思ったりする。
    これにサラダが添えられてたら、ほぼ完璧なモーニングセットになるのになぁ…、って思いもしました、オキニイリ。

    アイスコーヒーが入ってやってきたのが真鍮製の脚高カップ。

    130dd33e.jpegかなり使い込まれているのか、形はいびつ。
    色はかなり渋めで、圧倒的な存在感。
    かつて喫茶店で真鍮製のマグやカップでアイスコーヒーを出すことが流行った頃に、おそらく特注品で作ったモノでありましょう。
    どこのモノにも似ていない。
    飲み口のとこはかなり薄くて、ただでさえ熱伝導率が高い真鍮。
    手に持ち、直接、口を付けるとひやっと冷たい。
    中の飲み物の冷たさがそのまま唇に伝わってくる。
    唇つけたままぼんやりしてると、唇がピトッとくっついてしまいそうなそんな冷たさがとてもおいしく、酸味を含んだ苦めのコーヒーをキリッと味わい鮮やかにする。
    氷がカップに当たる音も、シャリンと軽くてまるで口元で風鈴がなるような感覚。
    なかなかにいい。

    喫茶店が夢と憧れに溢れていた時代。
    その時代に作ったさまざま。
    例えばこの特注カップや、明らかに一点物に見えるスタンド。
    ミッドセンチュリー風の椅子やテーブル。
    それから造り付けのブース席やらベンチチェアーやらと、今なら絶対つくらぬであろう「この店スペシャル」なあれやこれやがいまだに贅沢。
    なんだかいいモノ見せてもらった…、会社の近所でもあるこんなステキなお店、また参りましょう、ノンビリと。

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    朝のバター
    バターのたっぷり塗ってあるトーストは、疲れているけれどしっかり働きたい日のいい相棒ですね。
    全てのバランスを完璧にとってくれる秘書さんではなくて、とにかく私に任せておきなさいよって走ってくれる女子マネージャーみたいな可愛い存在に思えます。食べちゃうけど(笑。
    牡蠣羊羹さん / 2011/03/31(Thu) /
    危険な安心
    > 牡蠣羊羹さん
    あぁ、こりゃ、やばいかもしんないなぁ…、って思いながらも食べちゃう。
    すると安心できるんですよね…、バターまみれのトースト。
    今日は一日、これでがんばれました!
    サカキシンイチロウさん / 2011/03/31(Thu) /
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