東京駅からスタートする朝…、寿司清にくる。
なんだか昨日から酸っぱいご飯が無性に食べたい。
夜中に回転寿司まで走ろうか…、って思ったほどの衝動だった。
別に妊娠したわけじゃない(笑)。
お腹は妊娠5ヶ月位に膨らんではいるけど、つわりが来るようなこともなし。
ただただどうにもこうにも酢っぱいご飯が食べたいのです。
それから魚。
ちょうど今日は横浜にむけて移動をする日。
それじゃぁ、東京駅を経由で寿司清にきて漬け丼食べればいいじゃない…、と。
それでいそいそ。
電車をおりたら、階段おりてまっしぐら。
それにしても中央線の駅から眺める東京駅の駅舎のまるで玩具のごとくキレイで浮世離れしていることにはウットリ。
ディズニーランドのメインゲートのようないささかの嘘っぽさすら感じるドリーミー。
こんな駅舎ができたとき、当時の人は旅に対して夢をもっていたんでしょうなぁ…。
中央線の駅のホームは3階建てのビルの屋上に立ってるような高さにあって、ドームの屋根が間近に迫る。
当時の人も眺めることができなかった、こんな景色をみながら出勤…、ちょっとステキと思う朝。
そして寿司清。
マグロ丼ととん汁のセットをたのんで、夢にまで見た酸っぱいご飯に舌づつみ。
鼈甲色に染まった赤身。
マグロの赤身はもともとひんやり、冷たく感じる。
それがネットリ。
ピトッと舌に貼り付くような粘り気のある食感になる。
それをタップリ。
ご飯の上にキレイに並べて、海苔を散らしてつけものあしらう。
普通、朝には食べぬゴチソウ。
築地場外あたりのお店でならば、朝から売ってそうな気もする。
築地寿司清っていうのが正式名称で、築地出身…、東京駅が築地にススッと近づくような気持ちがします。
丼だから酢飯じゃない。
けれどマグロの漬けがキリッと酸っぱく、ご飯と一緒に口に運ぶとマグロの握りを食べてるみたいな気持ちがしてくる。
付け合せにした大根の醤油漬けも酸っぱくてどこを食べても酢飯を食べてるみたいな感じ…、オモシロイ。
冷たいマグロにホカホカご飯。
マグロとご飯が温度をわけあいほどよい熱さになるのです。
ぬるいのでなく、ほの温かい。
寿司もそうした料理のひとつで、冷たすぎたり熱すぎたりと温度を過ぎると味がわからず食べにくい、だからほのかに温かい食べ心地の良い料理にしましょという配慮…、イタリアのカプチーノなんかもそうした飲み物、フウフウセずともたのしく飲める、おいしい文化を感じます。
それからとん汁…、セットについてる朝のゴチソウ。
しっかりとした出汁のうま味に、コッテリとした味噌の風味がなんともおいしく、しかも野菜に具材がタップリ。
大根、ニンジン、ごぼうに里芋。
ひらひらとした豚ばら肉が入ってて、それはそれでプルンとおいしい。
けれど豚肉の代わりに魚を使ってあら汁なんていうのもいいなぁ…、そっちのほうがずっと築地風なのにって思ってしまう、夢見る今日の朝のコト。
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