昼を東京駅の「きじ」に来ました。
東京駅を出発の出張があり、それのついでに。
昨年の末からずっと気になっていた店。
大阪にあるお好み焼きの名店で、その暖簾分け。
若いスタッフを店長にするのではなく、東京で商売をはじめる主人になってこい!と。
背中を押してお店を分けた。
だから気合が入ってて、開店当初からずっと人気のお店になった。
東京ビルヂングという三菱系のオフィスビルの地下一階の食堂フロア。
大阪出身のお店を多く集めて出店。
ここの他にはつるとんたんとか、インデアンカレーがお店をずっとやってる。
どこも東京の他のお店にはない味を求めてやってくる人たちでにぎわっていて、中でもココの賑わいはなかなかのモノ。
ランチタイムの終わり時にて、待たずに座れはしたけれどお店の中はついさっきまで、忙しかったであろう空気がビンビン伝わる。
先週末からお腹の調子がずっと悪くて、けれど今朝。
ソース味のモノがどうにも食べたくなって、こりゃ回復の良き兆しなりとそれでイソイソやってきたわけ…、「すじ焼きモダン」なるココの名物、たのんで食べる。
牛すじ焼きっていう料理…、トロトロに煮込んだ牛すじを具材にしタップリのネギ、軽めの生地でフックラまとめるようにやき、醤油ベースのタレで食べるという料理。
関西のお好み焼き屋さんには必ずあるそれで、焼きそばを包み込んでどうぞというオリジナルにて、これがおいしい。
そばをラード混じりの油でこんがりやきあげて、それを若干短めに切る。
一旦ボールの中にそれを移して、そこでソースとタレをやさしく注ぎつつフックラ空気をふくませるようにして味をまんべんなくまとわせる。
牛すじ炒めて、一緒にネギをしんなりさせて、薄めの生地でそれをまとめて、ほぐした玉子をトロンと注ぐ。
ほどよき半熟状態になったところで、味を含ませたシットリそばを再びジューッと鉄板に押し付け焼いて、生地にポッテリのせて仕上げる。
コテでザクッと一口大に切り分け、口に運ぶとシットリ、生地が舌でとろける。
麺がバッサリ。
次の瞬間、一気にほぐれて口の中に散らばっていく。
噛むとネギがシャキシャキ、歯ざわりたのしくて、ムッチリとした牛すじ煮込みが奥歯に当たる。
あたってすぐさまクシュッと潰れる。
肉のうま味と油の風味が口いっぱいに広がるわけです。
オモシロイのが、まるで山芋とろろをまとわせてるの?って思うほどにトロトロなめらか。
半熟卵と中華麺のそもそももっているスベスベ感がまじりあり、スベスベ舌を滑るような食感を生んでいるのでしょうね。
食べはじめると、もうウットリとコテがとまらぬオゴチソウ。
お店の正面、ボクが座った目の前に大きな鉄板がドンッと置かれて、そこで次々、お好み焼きが焼かれて仕上がる。
そのダイナミックな景色がなによりよきアペタイザー…、かなりの量の物体がお腹の中に全ておさまりしかも最後の最後までおいしく感じるこのアリガタサ。
さて東京を出発です。
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